話しことばや音楽、さらに人間の心理や感情などの情報を科学的に分析し、その結果をロボティクスに応用することが研究目標です。
それは近い将来、暮らしのなかにロボットが当たり前のように存在するようになったとき、人間とロボットが快適にコミュニケーションを
図ることに役立ちます。コミュニケーションロボティクス、ヒューマンロボットインタフェース、会話ロボット、
音楽を感じて理解するロボット、音環境理解などの研究を進めています。
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Q.研究を始めたきっかけは何ですか?
- 先天的な発声障害があったことで、人間の声に興味を持ったのがきっかけでした。
研究者への道を進んだのは、大学時代の恩師の影響です。
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Q.研究を続けるうえでの「やりがい」とは?
- 研究では人間の行動や心理を取り扱うことがあります。そのため、考え方や方法が実に多様で、答えがひとつではないことが魅力です。
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Q.研究室での具体的な活動について教えてください。
- 「自ら考え実行する研究」を合言葉に、学生自身がテーマを設定して、調査や実験を行い、卒業論文や修士論文の執筆、学会発表などに自発的に取り組んでいます。
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Q.座右の銘を教えてください。
- 「できるのはできると思うからである」
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Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。
- 世の中にはわからないことがまだまだたくさんあります。
学術的にできないことはあっても、考えていけないことは一つもありません。
「ちゃんとできる」よりも「ちゃんとやる」ことが大事です