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ホーム > 挨拶集 > 2018年度 > 平成30年度千葉工業大学産学懇談会挨拶

挨拶集


平成30年度千葉工業大学産学懇談会挨拶


学長の小宮でございます。
 本日は御多用の中、千葉工業大学産学懇談会に御出席賜り、誠にありがとうございます。今年は、これまでで最も多い633社の企業の皆様の御参加を賜りました。ここに厚く御礼を申し上げます。
 まだ2カ月を残しておりますが、今年は、といいますか、今年も日本は多くの自然災害に見舞われました。この夏には、平成30年7月豪雨そして北海道胆振東部地震が発生し多くの方々が被災されました。改めて犠牲者並びにご遺族の皆様に対して哀悼の意を表するとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。千葉工業大学では、これらの災害で被災した本学平成31年度入学試験志願者に対し、入学試験の検定料を免除する特別措置を既に実施しています。
 自然災害、環境破壊、地球温暖化などの問題は一国だけで解決できるものではありません。これらの解決のためには、地球規模での持続可能性を視野に、旧来の垣根を超えた協調と連携により全人類が協力して取り組まなければなりません。本学の未来ロボット技術研究センターが開発したロボットが、地震で大きな被害を受けた福島第一原子力発電所や熊本県宇土市庁舎の被害状況の調査に導入される等、従来千葉工業大学は防災・減災のための技術の提供を行ってまいりましたが、「世界文化に技術で貢献する」という建学の精神のもと、地球規模の視点で合理的に問題の解決策を導き出せる技術者の育成、そして大学の特徴を生かした高度な教育・研究や技術開発を通じて更に貢献していきたいと思っております。
 さて、千葉工業大学は今春の入学試験において8万人を超える志願者を集め、一般試験の志願者数の多さでは3年連続で日本の大学779校のベスト10に入りました。毎年全国の多くの高校生に千葉工業大学が注目されていると思うと、入学した学生に対して更によい教育とより高度な研究指導を提供しなければならないと身が引き締まる思いでございます。
 大学での教育が高等学校までの教育と異なる点は、大学教育では学生に対して知識や解き方=解法を教えるだけではなく、教員が研究を行うことによって身に付けた独創性を持ってものを考えるという姿勢を直に学生に伝えることにより、学生に創作意欲や主体的に問題を解決する力を身に付けさせる教育や研究指導を行っていることです。この大学教育の特徴を活かすために、教育・研究の活性化、学生の目線に立ち、学生の身になり、学生に必要な力を伸ばすための教育力・研究力の増進を目指して、様々な改革を学長就任以来、全学をあげて実行してまいりました。教員と職員が協働してこれらに取り組んできた結果、退学者数は半減し、留年を経験することなく入学後4年間で卒業する学生の割合も6割から8割になりました。本学が他大学に先駆けて制度化した学生による授業評価の結果を見ましても、全授業の総合評価の平均値が4年連続で5点満点の4点を超えていることから、学生が授業に興味をもって臨み力を付けてつけているものと考えます。
 また、学内の教育研究経費と附属研究所の助成金の配分にメリハリを付けて重点配分とした結果、国の大型補助金である科学研究費補助金基盤研究(A)に最近4年間に3件が新規採択される等、教員の大型外部研究資金の獲得数も増加しました。本学の大学院生が開発した光コネクタを使い、光ファイバによる伝送容量の世界記録が達成される等、研究力の増進は、より高度な教育、世界的な成果を生む人材の育成に結びついています。そして、英国の著名な高等教育雑誌である「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」の世界大学ランキングには4年連続で掲載され、教育・研究の質の向上のための改革の成果が海外でも評価されるようになりました。しかし、これらの結果に甘えることなく、更に充実した教育・研究を提供し、建学の精神が謳う人材の育成のために引き続き改革に力を入れてまいります。
 本学は、本日御参加の企業の皆様から多大なる御理解と御援助を頂いてまいりました。ここに厚く御礼を申し上げますと共に、採用等におかれましては引き続き本学の学生をどうぞ宜しくお願いいたします。今年も第一部の講演会の後には情報交換会がございます。情報交換会には多くの教員が参加しておりますので、親交を深めて頂くと共に、皆さまから御指導そして忌憚のない御意見を賜りますことをお願い申し上げ御挨拶とさせて頂きます。
 本日は御出席を賜り誠にありがとうございます。

平成30年11月2日
於 ホテルニューオータニ幕張
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