領域間の空白から
新たな未来をつくる
『ビット』というデジタル情報の概念(単位)が生まれてから70年あまり。
研究分野としては比較的まだ歴史の浅い情報・社会科学という学問において、千葉工業大学はいち早く今後のその可能性と重要性に着目し、
1997年には日本初の情報ネットワーク分野における学科を開設しました。今では車や冷蔵庫、掃除機までもがインターネットに接続でき、
スマートフォン1つですべてを動かせる時代。しかし、こうした多機能化や高機能化は、利便性における欲求を麻痺させるものでもあります。
利便性だけで人が動く時代は終わりを迎えようとしているのです。
これからの情報・社会科学は、法的・技術的・経済的・文化的な変容を調整、統合する反領域の開発が必要となります。
つまり、“領域間の空白”が新たな未来の社会システムを創り出すのです。
どちらか一方だけではない、情報科学と社会科学の融合的思考の必要性から、千葉工業大学では新たな2学部が誕生します。
なぜいまIT技術者が必要なのか?
変革センター(CRT)との連携
IT人材育成の遅れという社会的背景はもちろん、科学技術の進歩と共に、学術、ビジネス、官公、文化など、社会システムの連動性はますます複雑化を増しています。今回、日本初のアンチディシプリナリー(脱専門性)研究施設である千葉工業大学「変革センター(The Center for Radical Transformation: CRT)」と連携し、単なるIT技術者ではない、社会をより良くしていくための新しい技術的プラットフォームや文化的なアウトプットの創造・設計・構築をすることのできる人材を育成するために、新学部を開設します。
CITが考える“変革”の未来
技術と知識に“感性”を
IT分野における知識や技術は、さまざまなアプリケーションや情報伝達媒体の開発など、社会的利便性の向上・発展に寄与してきました。2つの新学部では、知識と技術を持つだけのIT技術者育成ではなく、さまざまな学問領域や社会構造・事物への強い興味・関心を持つことを重視し、“好奇心からのINPUT”こそが知識と技術という手段に“感性”を与え、社会を変革させるに足る技術者(人材)を育成できると考えます。パソコンを操るだけでなく、多様なことへの強い好奇心を持って臨んでください。
「好奇心の強さ」が「変革の原動力」
待っていても、
きっと、誰かが世界を変えてくれる。
でもCITは違う。
データは“情報化”されて
初めて社会を
変えることができる。
今こそ、未来の世界を情報で
リードするために。
Point 1データサイエンスはあたりまえ。
新設学部・学科では全学生に数理・データサイエンス・AIプログラムを実施します。
Point 2課題は自ら考え、解決する。
「自ら学び」「自ら発信する」を育む教育プログラムを実施します。
Point 3実践を繰り返し、社会と繋げる。
実践的研究や資格取得を就職力に繋げる教育プログラムを実施します。
最先端のサイバー×フィジカル社会を支える、情報工学の基盤技術や応用技術について、ハードウェアとソフトウェアの両面からアプローチし、変化の激しい世界でのICT(情報通信技術)を設計・開発できる人材を育成します。
情報工学科
ハードとソフトの両面に
精通した情報科学の総合力を養成
最先端のサイバー×フィジカル社会の基盤を支える様々な情報通信技術に関心をもち、ハードウェアとそれを駆動制御するソフトウェアを含んだシステムをバランスよく学び、人間とコンピュータを結びつけるシステムや手法(フィジカルコンピューティング)、メディア処理、ソフトウェア工学について総合的に学修します。
KEYWORDS
養成する人材像
高度情報通信ネットワーク社会を支えるハードウェアとソフトウェアの両面に関する基礎および専門知識を有し、それらの知識を応用して技術の変革に適応でき、情報工学的な視点から課題を自ら見出して解決できる技術者を養成します。
コンピュータ工学、マルチメディア信号処理、応用情報工学などのハードウェアとソフトウェアの両面に関する基礎および専門知識を修得させるとともに、技術の変革に適応する思考力や情報工学分野の課題に対する解決能力を修得します。
主な卒業後の進路は、本学科で修得したハードウェアとソフトウェアの両面に関する基礎および専門知識、技術を活用して、ソフトウェア産業分野やネットワーク産業分野で設計者・開発者として活躍することを想定しています。
CERTIFICATION
認知情報科学科
人が使いやすいICTを実現させる
ものづくりやサービス開発の能力を高める
デジタル技術を通じてヒト・モノ・サービスが有機的に結び付いたサイバー×フィジカル社会の実現に向けて、情報科学と認知科学の両面からコンピュータの仕組み(ソフトウェア/AI/メディア/Web)と人間の仕組み(知能/感性/心理)、またそれらの関わり(エンジニアリング/プロジェクト/学習・教育/デザイン)について網羅的に学修します。
KEYWORDS
養成する人材像
IoT、VR技術、AR技術などを社会に実装するための基礎および専門知識を有し、それらの知識を応用して技術の変革に適応でき、情報工学的な観点から課題を自ら見出して解決できる技術者(人材)を養成します。
認知科学やコミュニケーション工学、ヒューマンインターフェースに関する基礎および専門知識を修得するとともに、技術の変革に適応する思考力や情報工学分野の課題に対する解決能力を修得します。
主な卒業後の進路は、本学科で修得した認知科学やコミュニケーション工学、ヒューマンインターフェースに関する基礎および専門知識、技術を活用して、旅行・観光業界、マスコミ・広告関連、情報通信サービスなど幅広い業種で開発・設計者として活躍することを想定しています。
CERTIFICATION
高度応用情報科学科
情報科学の可能性を開き
次世代のICTを創造・実現する
現実世界と仮想世界を縦横無尽に行き来し、我々の生活を抜本的に変えてしまうような、サイバー×フィジカル社会の創造を目指して、最先端のICT(情報通信技術)を幅広く学修します。
KEYWORDS
養成する人材像
ブロックチェーン技術、メタバースなどの中核となる次世代のICT(情報通信技術)全般における基礎および専門知識を有し、それらの知識を応用して技術の変革に適応でき、情報工学的な観点から課題を自ら見出して解決できる技術者(人材)を養成します。
情報通信技術に関連する情報ネットワーク、移動体通信機器、サイバーセキュリティ、リスク管理の基礎および専門知識を修得させるとともに、技術の変革に適応する思考力や情報工学分野の課題に対する解決能力を修得します。
主な卒業後の進路は、本学科で習得した情報ネットワーク、移動体通信機器、サイバーセキュリティ、リスク管理に関する基礎および専門知識、技術を活用して、情報通信業や製造業などでの開発・設計者として活躍することを想定しています。
CERTIFICATION
複雑な数理的思考やデータサイエンスのスキルが求められる、経営工学や社会デザインの分野において、いまや不可欠となった情報処理のテクノロジーを有機的に活用し、DX化の推進など実践力と即戦力を持った人材を育成します。
デジタル変革科学科
デジタルデータを最大活用し
革新的なビジネスを創造する力を養成
見たこともない未来の物事を現実化し、従来の枠にとらわれない柔軟な思考力・応用力を発揮し、新たな時代の社会変革をリードするために、最先端のデジタル技術やマネジメント技法を学びます。
KEYWORDS
養成する人材像
最先端のデジタル技術とそれらを駆使したマネジメント技法の両面に関する基礎および専門知識を有し、それらを応用して社会の変革に適応でき、社会デザイン的な視点から課題を自ら見出して解決できる技術者(人材)を養成します。
DX、AIなどの最先端デジタル技術と、データサイエンス、プロジェクトマネジメントなどのマネジメント技法の両面に関する基礎および専門知識を修得させるとともに、社会の変革に適応する思考力や社会デザイン分野の課題に対する解決方法を修得します。
主な卒業後の進路は、本学科で修得した最先端デジタル技術とそれらを駆使したマネジメント技法の両面に関する基礎および専門知識、技術を活用して、製造、流通、医療・健康、モビリティ、インフラ、行政など幅広い分野の設計・IT技術者として活躍することを想定しています。
CERTIFICATION
経営デザイン科学科
サイバーと現実世界が繋がる時代に
経済価値と社会価値を両立させる経営を考える
ICT(情報通信技術)とビジネスの視点を身に付け、現実世界と仮想世界のさまざまなデータを相互連携し(CPS)、魅力的なビジネス・価値を創造するための高度なデザイン&マネジメント手法を学びます。
KEYWORDS
養成する人材像
サイバーフィジカルシステムと新たなビジネス・価値を創造する経営の仕組み作りに関する基礎および専門知識を有し、それらを応用して社会の変革に適応でき、経営工学的な視点から課題を自ら見出して解決できる技術者(人材)を養成します。
ICT(情報通信技術)とビジネスの視点を融合させ付加価値を創造できる経営工学の基礎および専門知識を修得するとともに、社会の変革に適応する思考力や経営工学分野の課題に対する解決能力を修得します。
主な卒業後の進路は、本学科で修得したICTとビジネスの視点を融合させた経営工学に関する基礎および専門知識、技術を活用して、メーカー、経営コンサルタント、金融、商社などの一般企業や官公庁など幅広い分野の経営管理・生産管理者として活躍することを想定しています。
CERTIFICATION
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