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先端材料工学専攻


創造的な「ものづくり」のできる能力を有する技術者・研究者を育成
 本専攻の基礎である先端材料工学科の学部教育は,材料開発と循環型ものづくりの技術で社会に貢献できる人材の育成を目標としている。そのため,材料の構造・特性,材料設計・製造・加工プロセス, 機能材料・環境適合材料の生産,材料リサイクルなどに関する専門科目を修得し,演習・実験を通じて社会的目的を意識した材料の設計・開発・生産および利用についての必要な学問・知識を学ぶ。先端材料工学専攻は,学部教育をさらに深め,より高度で発展性ある専門応用教育を担うものとして設置されたものである。社会のグローバル化とともに国内外の産業構造の変化,技術進歩の著しい今日, より独創的で高付加価値の製品をタイムリーに創生することが可能な創造力,実行力,適応力のある技術者が求められている。この傾向は現在から将来に亘る世界的な流れであると思われる。しかしながら,4 年間の学部教育だけではこれらの社会的要求に応え得る技術者を輩出するのに必ずしも十分とは言えない。本専攻(修士課程)では,遭遇する諸課題に対して,より広い高度な知識をもって洞察し,自分で考え,自分で計画的に行動して解決できる能力,技術交流などを通じ国際的な視野をもって創造的な「ものづくり」のできる能力を有する技術者・研究者を養成することを目的とする。また, 学部からの 6 年間の教育と,指導教員との密な議論やコミュニケーションにより未知の問題に対する解決のトレーニングが可能な本修士課程における研究活動は,高度な基礎および専門知識を有する技術者,研究者を育成する博士後期課程における教育を見据えた役割も担っている。また新たな技術開発に挑む社会人のための先端技術教育および先端技術訓練の場としての要求にも,本課程教育は応えることが可能である。
修業年限 2年


ディプロマ・ポリシー

先端材料工学専攻では,所定の期間に所定の単位を取得し,学位論文審査及び最終試験に合格するとともに,下記の要件を満たす人材に修士(工学)の学位を授与する。
(1) 自然科学に関する基礎学力及び先端材料工学を主とする専門領域の基礎知識と基礎技術に裏付けさ れた高度な専門知識と技術を有し,高度専門技術者及び研究者として必要な教養を身につけている。
(2) 先端材料工学を主とする専門領域で不定解となる社会的課題においても自ら発見する能力を有し,解決に必要となる各種構造材料及び機能材料等に関する高度な専門知識・論理的思考や技術を身につけている。
(3) 各種構造材料及び機能材料等に関する高度な専門知識・技術を応用して,先端材料工学的な観点のみならず,広い視野で柔軟に問題解決する能力や高いものつくりの能力を身につけている。
(4) 自らの思考・判断のプロセスを説明し,具体的な事例や根拠を示しながら伝達する高度なプレゼンテーション能力,コミュニケーション能力を身につけている。
(5) グループでの共同作業・研究活動を適確に実行し,チームビルディングの手法を駆使して,強固な協力関係をつくり上げてゆく能力を身につけている。
(6) 先端材料工学分野の高度専門技術者及び研究者として守るべき倫理や負うべき社会的責任を理解している。

カリキュラム・ポリシー

先端材料工学専攻では,ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を有する人材を育成するために,以下の方針に基づいてカリキュラムを編成している。
(1) 先端材料工学を主とする専門領域において,工学的な理論を応用・展開するうえで基盤となる知識や汎用的な能力を涵養するための科目群を配当するとともに,各種構造材料及び機能材料等における高度な専門知識や技術,幅広い視野で物事を捉える知識を確実に定着させる科目群を配当する。
(2) 各種構造材料及び機能材料等の高度で専門的な知識・技術,汎用的な能力を応用し,幅の広い視野で自ら課題を設定するとともに,行動計画・工程・作業分担の立案,実行,検証,改善を他者と協力しながら実践的に学び,解決を図るための科目群を配当する。
(3) 生命を尊重し,法令を遵守するとともに,データ改ざん,盗用,剽窃行為の禁止など,高度な 技術者又は研究者として守るべき倫理や社会的責任を理解するための科目を配当する。

修士課程指導教員一覧

※ 指導教員については、大学院入学試験募集要項で確認してください。

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