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情報科学研究科


「イミテーションゲーム」という映画があります。主人公は、アラン・チューリング。今のコンピュータの理論的基礎をつくった人として、その功績は燦然と歴史に輝いています。しかし、コンピュータはチューリング一人でできたわけではありません。多くの人がそれぞれの工夫と努力を積み重ねて技術を発展させ、その結果、情報化社会と言われる今の世の中になっている訳です。情報科学研究科では、情報技術の発展に取り組む意欲のある人を求めています。私たちと一緒に頑張ってみませんか?情報科学研究科長 富井規雄教授
情報科学研究科 専攻一覧 募集定員
情報科学専攻(修士課程) 70名
情報科学専攻(博士後期課程) 4名

[情報科学専攻]
幅広い分野における成果を、外部研究機関にも積極的に発信
 本専攻では、情報工学科と情報ネットワーク学科で取り扱う分野を基盤としながら、さまざまな技術や応用分野の教育と研究を行います。その内容は多岐にわたり、計算機アーキテクチャ、ソフトウェア、コンピュータネットワークなどの基礎や理論にとどまらず、現実的問題を解くための音響情報処理、画像処理、並列処理、ディジタル通信、データベース、人工知能、ロボット工学、分散処理、移動体通信、高度交通情報システム、メディア情報処理、音声言語処理、教育支援システムなどを含みます。修士課程では各分野の高度技術者、博士後期課程ではより新しい技術・学問を創造できる人材の育成を目指します。また、他大学、研究所、企業や外国との先端技術に関する共同研究に参加して、成果の発表を行っていることも特色です。
修業年限(修士課程) 2年
修業年限(博士後期課程) 3年


ディプロマ・ポリシー

修士課程

情報科学専攻(修士課程)は,情報科学領域に関するより高度な専門知識を修得すると共に,課題探求と問題解決能力を身に付けた人材を養成することにより,情報科学技術を通じて産業界の進展に寄与することを目指している。情報化社会の幅広い分野において,
(1)知能情報工学,情報システム工学,情報ネットワーク工学,メディア情報科学の各分野における高度な専門知識を修得し,かつ専門的な観点からその応用技術が展望できるようになること,
(2)専門的な観点からチャレンジ性の高い研究課題を自ら設定し,その課題解決に向けて,体系的な調査・分析を行うための高い協働性・完遂力を持ち合わせていること,
(3)専門分野における自らの思考プロセスを説明するためのコミュニケーション及びプレゼンテーションを行うことができること,
を満たす,創造性豊かな優れた研究開発能力を身に付けた技術者,研究者として活躍することのできうる人材に修士(工学)の学位を授与する。

博士後期課程

情報科学専攻(博士後期課程)は,情報科学分野に関する先駆的・独創的な学術研究を通じて,情報科学に関する先端的な知見と豊かな学識を備え,
(1)知能情報工学,情報システム工学,情報ネットワーク工学,メディア情報科学の各分野における極めて高い専門知識を駆使して、産業界の諸問題の本質を正しく理解し,その課題解決に向けて、体系的な研究調査・分析を行うための能力を持ち合わせていること,
(2)専門分野における自らの思考プロセスを国内外の専門家や産業界とのディスカッションを通じて社会に還元する力を持ち合わせること,
を満たす,極めて高度な専門的業務に従事できる職業人,あるいは先駆的な学術研究を推進し情報科学に関する多様な分野で主導的役割を果たしうる研究者として活躍することのできうる人材に博士(工学)の学位を授与する。

カリキュラム・ポリシー

修士課程

学部における教養教育および専門教育を基礎として,日々進化し多様化する情報技術に対応できる高度な研究開発能力を養うとともに,広い視野を持ち,より精深な学識を修めることができるようカリキュラムとして以下の科目を配置する。
(1)知能情報工学,情報システム工学,情報ネットワーク工学,メディア情報科学に特化した分野専門科目とともに,複数の分野にまたがる共通技術の科目を配置し,専門知識とその応用技術を修得する。
(2)専門分野において,課題発掘・研究遂行能力を養うための修士特別研究科目を配置するとともに,社会的な課題を俯瞰できるよう特別実習科目を配置する。
(3)大学院修了者としてふさわしい基礎的素養を涵養するために,情報科学演習・特別講義・論文作成法を修得する科目を配置し,自らの考えを伝え,かつ議論する能力を修得する。

博士後期課程

博士後期課程では,修士課程で培った高度な専門性を要する研究開発能力に加え,グローバリゼーションと情報化に適応したコミュニケーション能力を涵養するとともに,情報科学の発展のために自立して研究を遂行する能力を養うため,博士特別研究科目を配置する。本科目では、高度に専門的な業務に従事するために必要な自立した研究能力の養成と,情報化社会においてリーダシップを発揮するためのグローバルなコミュニケーション能力を修得する。

学位論文に係る評価にあたっての基準

修士課程

千葉工業大学大学院情報科学研究科修士課程における学位論文は,ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)に基づき,以下の基準で審査され,その成績は総合的に判断される。
1.学位申請者が取り組んだ研究又は特定の課題をまとめたものであること。
2.研究又は特定の課題の学術的背景と社会的な意義を有していること。
3.論文の構成,論旨,参考文献,引用資料などが的確であること。
4.明確な問題意識と分析に基づいて適切に研究を実施し,その成果を踏まえた結論を導いていること。
5.研究又は特定の課題の成果は,新規性,独創性,有効性及び倫理性等を含んでいること。
6.学位論文審査委員会における修士の学位論文等の発表と質疑に対する応答が,論理的且つ明確に行われていること。

博士後期課程

千葉工業大学大学院情報科学研究科博士後期課程における学位論文は,ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)に基づき,以下の基準で審査され,その成績は総合的に判断される。
1.学位申請者が取り組んだ研究又は特定の課題をまとめたものであること。
2.研究又は特定の課題の学術的背景と社会的な意義を有していること。
3.論文の構成,論旨,参考文献,引用資料などが的確であること。
4.明確な問題意識と分析に基づいて適切に研究を実施し,その成果を踏まえた結論を導いていること。
5.研究又は特定の課題の成果は,新規性,独創性,有効性及び倫理性等を含んでおり,当該分野における学術的発展に貢献できる内容であること。
6.学位論文審査委員会における博士の学位論文の発表と質疑に対する応答が,論理的且つ明確に行われており,最終試験により当該分野における高度な学識と外国語の能力を有していると認められること。

修士課程指導教員一覧

※ 指導教員については、大学院入学試験募集要項で確認してください。

博士後期課程

  • 知能情報工学
  • 情報システム工学
  • 情報ネットワーク工学
  • メディア情報科学

博士後期課程指導教員一覧

※ 指導教員については、大学院入学試験募集要項で確認してください。