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創造工学部


創造工学部は2016年4月に発足しました。建築学科、都市環境工学科、デザイン科学科の3学科があります。手に取れる大きさ、あるいは、もっと小さいものから、宇宙空間からしか見渡すことができないものまで幅広い対象に関わります。手に取れない、触れないものもあります。背景や制約条件が毎回異なる状況で、ものづくり・作品づくりに関わることが多いのが特徴といえるでしょう、結果として自分の持つ技術・知識・経験を基に局面に応じて「創造」することが求められます。個人作業よりもグループワークが優先する場合もあります。様々な場面を切り抜ける力が必要です。創造工学部は、やる気があり努力を惜しまない学生が、高い専門性を持つに留まらず、様々な分野に広く精通し、応用力・適用力が身につくように応援します。創造工学部長 寺木彰浩教授
ディプロマ・ポリシー
創造工学部は,自ら学習を継続する能力・論理的思考力・課題解決力・コミュニケーション力・豊かな人間力・国際感覚と教養を備え,専門技術者として守るべき倫理や負うべき社会的責任を理解し,創造性を要する工学分野およびその学際的領域において世界文化に貢献し得る人材を養成することを目的とする。そのために,以下の6項目の卒業時点で学生が身に付けるべき能力を定める。これらの能力の獲得とカリキュラムで定める所定単位(教養科目36単位以上,専門科目88単位以上または84単位以上,合計124単位以上)の取得をもって人材像の達成とみなし,学士(工学)を授与する。

[創造工学部の学生が卒業時点において身に付けるべき能力]
(1) 人文科学・社会科学・自然科学の主要分野の基盤となる教養を身につけ,それらを創造工学に関する知識・技能に結び付けて考える能力を身につけている。
(2) 課題解決に必要な基礎的な専門知識・技能を修得するため,自ら恒常的に学習する習慣とそのために必要な能力を身につけている。
(3) 技術・計画・設計やデザインの融合による創造工学に関する基礎的な知識・技能と提案力を身につけている。
(4) 自らの思考・判断のプロセスを論理的に説明し,伝達するためのプレゼンテーションの基礎的能力,さらにそれらをグローバルな局面で創造的に活用できる能力を身につけている。
(5) グループでの共同作業を適確に実行し,適切な協力関係をつくり上げてゆくコミュニケーションの基礎的能力を身につけている。
(6) 専門技術者として守るべき倫理と負うべき社会的責任を理解している。

カリキュラム・ポリシー
創造工学部のディプロマ・ポリシーで定めた各能力を修得させるために,以下に示す教育課程編成の基本方針,教育課程編成における6項目の具体的な方針,及び能力到達度の評価方針を定める。

[教育課程編成の基本方針]
厳選した少数の科目による教育課程編成を基本とし,履修科目の違いによらず,ディプロマ・ポリシーで定めた各能力を修得できるよう科目を配置する。また,教養科目群及び学科別専門科目群毎に学修・教育目標を設定し,各目標を達成するうえで必要な科目の体系と順次性をカリキュラムツリー及び科目ナンバリングにより明確化する。

[教育課程編成における具体的方針]
(1) 人文科学・社会科学・自然科学の主要分野の基盤となる教養を身につけ,それらを創造工学に関する知識・技能に結び付けて考える能力を身につけることができるように科目群ごとに学修目標を設定し演習科目を効果的に配置する。
(2) 課題解決に必要な専門知識や技術を恒常的に修得し続けることができるようにする主体的な学びの場を提供し,初年次教育及びキャリアデザイン科目を必修科目に位置付けて主体的に学ぶ手法を修得させ,後続する教養・専門科目群で学習し続ける意欲と態度を習慣とさせる。
(3) 技術・計画・設計やデザインの融合による創造工学に関する基礎的な知識・技能を体得させ,ものづくり・仕組みづくり・空間づくり・都市づくり・国土づくりに活用できるようにするため,工学的な基礎科目群と計画・設計やデザインの専門科目群の下で演習を多用するコアカリキュラムを展開する。また,汎用的技能養成と創造的視点からの提案力強化を主眼として卒業研究または卒業設計・卒業製作を位置づける。
(4) 図的表現と言語表現の双方を用いて専門的な情報を明晰に伝達・説明できるようにし,グローバルな局面でも基本的なコミュニケーションを可能にさせる。そのために,図的表現力を育む科目と論理的思考力・明解な表現力を高める日本語科目,実用的な英語スキルを得る科目を配置する。
(5) 個人の作業のみならず,共同作業と適切な協力関係を通じてグループで創造的な成果を得る経験を積ませる。そのため,低学年に課題探究セミナーを配置し,専門科目の演習科目ではグループ単位に総合的・創造的な課題を課して,テーマやプロセス,成果を共有できるように科目を配置する。
(6) 専門技術者として守るべき倫理や負うべき社会的責任を理解させ,遵守できるようにする。そのため,学内でのモラル教育と各科目でのルールの遵守を徹底し,学修の過程の中で社会的ルールを守ることが習慣化させる。また,技術者倫理に関する科目を配置する。

[能力到達度の評価方針]
ディプロマ・ポリシーで定めた各能力の修得については,以下の共通要件に加え,各学科で具体的に定める要件をもって評価する。
  • 全ての必修科目を修得すること。
  • コミュニケーションスキル分野で6単位以上を取得すること。
  • 国際理解分野の「グローバル時代の法」及び「国際社会論」の中から2単位以上を取得すること。
  • 人間・社会・自然の理解分野の学部指定科目群1から6単位以上,学部指定科目群2から4単位以上を取得すること。
  • 教養特別科目分野から1単位以上を取得すること。
  • 総合分野の「課題探究セミナー」及び「総合学際科目」の中から2単位以上を取得すること。

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20世紀の科学技術の発展と国際化、その恩恵と反省を踏まえて、「大きく変化していく社会を支える建築」を考え、その相応しい姿を構想・設計できる人材の育成を目標とし、高度な知識と最新の技術をもとに「これからの建築」を探求します。


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少子高齢化社会の到来、今後も続く震災復興、2020年に開催予定の東京オリンピックなど、日本が抱える課題を解決する方法を考え、住みよい都市・地域を実現し、美しい国土やまちなみの保全に取り組みます。


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人とモノ、人と人、人と社会をつなぐため、デザインの社会的役割はますます大きくなっています。そこで従来の「モノを中心としたデザイン」から、形に表れないサービスやシステムなどを含めた「人々の生活を豊かにするデザイン」を目指します。