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2014.6.15

成田山詣を、歩き抜く


夜を徹し400余人
ようやく成田山新勝寺に到着。
ようやく成田山新勝寺に到着。
 第48回成田山詣行脚(体育会本部主催、会長・神山拓哉君=情報工学科4年)が5月10、11日に行われた。
 精神力・体力向上、無病息災を願い、親睦を兼ねて毎年行っている。今年は学生・職員400人以上が参加。10日午後6時半、津田沼キャンパスをスタート。約40キロの道のりを、2度の休憩を入れて、夜通し歩き抜いた。
 翌朝7時に成田山新勝寺に到着。長い道のりを歩き抜いた達成感に、皆、すがすがしい笑顔で「お疲れさま」「頑張ったね!」と声を掛け合った。
 体育会会長の神山君=写真下=は「何カ月も前から準備してきました。今回は参加者が多くて、交通の妨げや迷惑になりかねず、気を遣いました。来年はルート見直しや、参加人数をコントロールするなど対策を考えたい」と振り返った。
みんなで記念撮影
みんなで記念撮影
足にマメ十数時間
学生とともに完歩
入試広報課 海老根 克磨
  40キロを徒歩。初めての経験であったが、なぜか楽しみであった。とはいっても、かなりの疲労が予想されるので一抹の不安もあった。応援団の勇壮な掛け声や校歌の斉唱も終わり津田沼キャンパスを意気揚揚と出発。途中、神田外語大学学生課の方々も参加してくださっていることを知った。私は先輩方や同期と一緒に行動を共にし、成田山を目指した。
 夕方から出発し休憩ポイントまで4時間ほど歩き続けた。まだ体力もあり、ご近所の迷惑にならない程度に和気あいあいと道中を楽しんでいた。
 しかし、2回目の休憩も終わり朝の4〜5時ごろになるとさすがに疲労の色が隠せなくなり、口数も減っていた。私は足にマメができていることを靴と指との感触で察したが、なぜか現実逃避をするために確認はしなかった。
 成田山に近づき、参道を歩いている途中、ふと10時間以上前に出発したことを思い起こし感慨深いものを感じるほど充実した行脚であった。到着したときはすっかり朝になり肌寒いほどであったが、歩き通し火照った体を冷ますにはちょうど良い気温であった。ちなみに帰って確認したところ、足にはばっちりとマメができていた。
 神田外語大学学生課の方々からは「学生が主体となって運営しており、歩行中の態度もよく本当に素晴らしい」とうれしい言葉をいただき、誇らしく思えました。
 確かに、学生スタッフなどの運営側は行脚とは違う苦労や疲れ、眠気がある中、夜通し交通整理や誘導を行ってくれていた。そのため円滑に日程をこなすことができたのだと思う。
 最後に行脚中の安全を確保してくださった学生スタッフ、教職員の皆様、成田山新勝寺で出迎えてくださった同窓会成田支部の方々、教職員の方々の支援に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

若い世代も参加を


同窓会総会で会長呼びかけ
 同窓会の平成26年度通常総会が5月24日、津田沼校舎4号館431教室で開かれた=写真
 任期最終年の3年目を迎えた坂本洋会長(昭和45年土木卒)は冒頭のあいさつで「今年度、同窓会は60支部に7万8235人の会員となったが、そのうちの約4万8000人は平成の卒業生です。明日の同窓会を支えることになる彼らに支部活動への参加を呼び掛けるとともに、在学生に対しても同窓会の意義や卒業後、社会生活を送る上での有用性を引き続き啓蒙していきたい」と、若い世代への働きかけが同窓会活動の大きな柱であることを訴えた。
 続いて小宮一仁学長は「少子高齢化に伴う高校生の減少と大学進学率の頭打ちにどう対応するかが、全国約780の大学すべての喫緊の課題になっている。千葉工大はこれまでの改革が実を結んで、この春の一般入試受験者の増加数が日本一となり、志願者数も6年連続で増加。これに伴い偏差値も河合塾の集計で初めて50を超えた。この学生たちを《世界文化に技術で貢献する》という建学の精神を体して社会に貢献できる人材に育てるために、“日本で有数の強い大学”を目指して今後も改革を進めていきます」とあいさつした。
 25年度事業報告・収支決算、26年度事業計画・収支予算、役員承認、在学中の学生を「準会員」としていたこれまでの定義を「学生会員」と改めるなどの会則改正をそれぞれ全会一致で承認した後、会場を1号館20階ラウンジに移して懇親会が開かれた。
 この席で瀬戸熊修理事長は「2050年には日本の総人口が1億人を切り、18歳から24歳の若者人口は900万人減少すると予測されている。日本が迎えようとしているこの難局に立ち向かって、私は千葉工大創立100年の確固たる礎を築くために頑張っていく所存です」と決意を披瀝した。
 この後、坂本会長、瀬戸熊理事長、小宮学長、南義弘第3代、一瀬英貴第7代会長の5人で鏡開き。恒例の抽選会では企業からの寄付やOBから提供された景品で会場は一気に盛り上がり、当選番号が読み上げられるたびに歓声が上がった。会長賞の有田焼青磁の壺は、岡野宏さん(昭和44年電子卒)が、理事長賞は釧路支部から参加した田巻恒利さん(昭和47年工経卒)が射とめた。
 今回の総会には、学生自治3会の北岡拓記学友会、神山拓哉体育会、吉野宏次郎文化会会長ら役員の在学生も参加した。

4点を変更 27年度入試


 平成27年度入学試験の全日程がこのほど決定した。昨年度との変更点は、次のとおり。
 1AO創造入学試験と自己推薦入学試験において、既卒生の条件などを緩和した。
 2社会システム科学部の3学科を対象に実施している自己推薦入学試験が、第3志望の学科まで出願可能となった。また、書類審査と面接のみで合否判定を行う。試験会場を東京スカイツリータウンキャンパスとする。
 3A日程入学試験、サテライト試験場全13会場に東京スカイツリータウンキャンパスを加え、全14会場に変更。また、B日程入学試験でも同試験場を加え、全6会場となる。
 4A日程入学試験において、情報ネットワーク学科が2教科採点から3教科採点に変更。
平成27年度 千葉工業大学入学試験日程