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2012.12.15

就職情報を企業と交換


産学懇談会 397社参加

 

はやぶさ2へ 竝木副所長が講演
 本学が企業と親睦を深め、学生の就職情報を交換する「産学懇談会」(平成24年度)が11月2日、ホテルニューオータニ幕張で開かれた=写真。
 採用環境は昨年度よりやや上向いたものの依然厳しい中、懇談会には397社の人事担当者412人が出席した。
 第一部では、就任後初の産学懇に臨む小宮一仁学長が自己紹介し、協力企業にお礼を述べた。
 続いて、惑星探査研究センター(PERC)の竝木則行副所長が「『はやぶさ』から『はやぶさ2』へ〜挑戦のエンブレム〜」と題し講演した。
 画像表示の際、プロジェクターの起動に少々時間がかかったが竝木副所長は「トラブルは、はやぶさの代名詞でもありました!」と会場を沸かせた。
 はやぶさの小惑星イトカワへの到着は、日本からサンパウロのハエを撃ち落とすような精度、と紹介。イオンエンジンの不調やリアクションホイールの不具合など次々に起きたトラブルを披露した。イトカワは地球に衝突する?――などクイズ形式も交え、はやぶさ2までの苦労を語り、聴衆らは、宇宙で起きたストーリーに引き込まれた。
 この後、来春初めて卒業生を送り出す金融・経営リスク科学科の学科長・徐春暉教授が同学科を紹介し、企業に協力を依頼。企業運営のエキスパートになるべき学生たちへの教育を語った。
 第二部では、瀬戸熊修理事長があいさつ。70周年を迎えたことについて「皆さんの御支援の賜物です」と感謝の言葉を述べ「社会が求める人材を育成することが使命と考えています」と語った。
 続いて凸版印刷株式会社人事部採用チーム部長の熊耳尚己氏が「ものづくりの精神を大切に、優秀な卒業生を送り続けてほしい」と乾杯を発声、懇談に入った。
 会場では、各学科のブースに学科長や就職担当教員が詰め、企業の担当者たちと、就職の現況や可能性について1時間半近く懇談。求められる人材像や、企業の採用活動解禁が12月へ後ろ倒しになった影響などについて情報交換した。
 最後に宮川博光常務理事の発声で閉会した。

ロボ11体 市民と交流


習志野「まちづくり」フェア
好奇心旺盛な子どもたちの質問攻めにあう学生たち
好奇心旺盛な子どもたちの質問攻めにあう学生たち
 習志野市民活動フェア「第9回みんなでまちづくり」が11月3、4日の土・日曜日、京成津田沼駅ビル内サンロード津田沼(5・6階)で開かれ、未来ロボティクス学科・富山健研究室の菅野翔平君(4年)ら6人が「ロボットふれあい体験」コーナーを開設して、地域の人々に本学のロボットを楽しんでもらった。
 フェアでは、市内でさまざまな活動をしている41団体が、紙芝居の実演や骨密度測定、手づくり本製作体験――などを企画した。
 菅野君らは、今年は人々にロボットと触れ合ってもらおうと、同学科の王志東研究室、菊池耕生研究室、太田祐介研究室、青木岳史研究室に協力を依頼。富山研究室を含め5研究室と未来ロボット技術研究センター(fuRo)から“触れても壊れないロボット”“壊れてもすぐ直せるロボット”11点を集めて並べた。
 子どもたちに人気だったのは、近づくと逃げるロボット(fuRo)や玉入れロボット(太田研)。恐る恐る触ろうとしたり、玉を投げて喜んだり。ロボットが自分で考え動く姿を不思議がっていた。また、ロボットの一部が壊れ、子どもたちと一緒に直す場面もあった。
 大人向けにはfuRoからクインスの映像を借りて活動ぶりを上映。高齢者には、楽しさや安らぎを提供するメンタルコミットロボ(愛玩ロボ)やコミュニケーションロボが注目された。
 来場者で昔、ロボット設計やロボット関係の仕事に携わっていた人とも交流。最終日には子どもたちと記念撮影も。
 それでも、本学が誇るロボット研究拠点の認知度はまだ高いとはいえず、年配女性がfuRoをフロ(風呂)と読み違え「いつでもお風呂に入れていいわね」にはビックリ。
 菅野君は「未来ロボティクス学科と千葉工大を知ってもらう上で、今回のイベントは役立ったと思います。ロボットの魅力や面白さが伝えられ、大人にはロボティクス技術のすごさや可能性、奥深さを感じ取っていただけたのではないかと思います。今後は、より使う人を考慮したロボットづくりができそうです」と語った。

就活「マナー・メイク講座」


女子が受講
 12月・就活シーズン入りを前に、女子学生のための「明るく賢く見えるマナー・メイク講座〜第一印象で好感度up〜」が11月10日、津田沼校舎642教室に31人が参加して開かれた。
 講師は(株)エービーシー商会(建築資材商社)で17年間、採用・教育業務に就きキャリアコンサルタント、イメージコンサルタントの資格も持つ山本みどりさん。働くビジョンを具体化しライフワークを見つける支援をしている。
 山本さんは学生の傾向を、自信がなくビジョンを持つ前から逃げ腰、と指摘。▽印象の重要性▽姿勢・表情▽立ち居振る舞い▽身だしなみ=服装・ヘアスタイル・メイクアップ――などで、自己本位から脱け出せば大丈夫、と説明した。
 【印象】では俗に「印象が大切」の根拠とされているメラビアンの法則や、自分が思う自分・他人が思う自分、を理解することからマナーが生まれる、などを説明。【立ち居振る舞い】では「言葉」と「動作」を分ける、全体を見て思い切りよく!【身だしなみ】では、お辞儀して髪が顔にかからないヘアスタイル、リクルートスーツに合うメイクなどを指導=写真。
 山本さんは最後に、目指す自分になっているか、その自分を、好きですか?とチェックを促し「あなたならきっとできる!」と締めくくった。
 参加学生たちは「面接時の姿勢・表情のとりかた」を実習。個性にいっそう磨きをかける方法を学び「女性講師ならではの視点が聴けた」「座り方など、自分が無意識でも、採用側は細かく見ているんだな」「メイクも思っていたのと全然違った」「就活を始める前に身につけたい」――などと話していた。

「女子力アップ」モテる術


講師が伝授
 「女子力アップ」セミナーが10月25日夕、芝園12号館6階会議室に先着50人近くを集め、講師に雑誌「LEON」を創刊して“ちょいワル・オヤジ”ブームの火付け役となった元編集長・岸田一郎さん、2008年ミスコン日本代表の福村あけみさんの2人を招いて開かれた。
 芝園学生センターと就職課が、女子学生に活気を!と今年度から企画。学生のほか女子職員や互いの母親にも交流参加を呼び掛けてきた。年数回を予定しており、今回はその第3弾。
 “モテのカリスマ”かつ今回セミナーのプロデューサーを自認する岸田さんが、どんな人が生き生きと美しく生活している女性か、そしてモテる術をユーモアを交えて語った。
 福村さんは現在、NHKの美しい歩き方講師のほかモデル、ウオーキングトレーナーとして活躍中。気軽にシェイプアップしたり美脚メイクを施す方法を明かし“ちょいモテ女性”になる法則を語った。その後、美しい立ち方、歩き方を実演伝授=写真上。締めくくりに福村さんが“本気のモデル歩き”を披露して終了した。
 参加者たちはメモを取るなど真剣に受講。とくに母親たちが熱心で、質問コーナーで福村さんに質問を浴びせていた。

25年度 AO・推薦入試終了


 平成25年度AO(アドミッションズ・オフィス)・推薦入学試験が、11月18日の指定校制推薦入学試験を最後に、全日程を終了した。
 9月から11月にかけて▽AO創造入学試験▽自己推薦入学試験▽公募制推薦入学試験▽専門高校推薦入学試験▽指定校制推薦入学試験▽特別入学試験(帰国生徒・外国人留学生・社会人)――と、順次行ってきたもので、志願者数の合計は1640人となった。
 また、編入学試験を10月に実施し、今年は7人が志願した。