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2008.2.15

理事長賞に岡本君 学長賞には厳君


千種寮寮生表彰に13人
13人が受賞した千種寮寮生表彰式 祝辞を述べる本岡学長
13人が受賞した千種寮寮生表彰式 祝辞を述べる本岡学長
 寮生活で功績のあった4年生を対象にした平成19年度の千種寮寮生表彰式が1月15日(火)、寮の食堂で行われ、13人が受賞した。
 この表彰は、大学及び寮生活で寮の運営やクラブ活動に功績のあった学業成績優秀者を讃える制度。今年度の理事長賞には岡本博光君、学長賞には中国からの留学生、厳煉達君が選ばれた。
 式は校歌斉唱に始まり芳賀裕学寮委員長(電気電子情報工学科教授)のあいさつに続き、本岡誠一学長が岡本君と厳君に表彰状と記念品を贈った。その後、芳賀委員長から学寮委員長賞(5人)、功労賞(6人)が表彰された。
 本岡学長は祝辞で「世の中、一人ではモノづくりや大きな計画を動かすことはできない。諸君は寮生活を通じ協調性、主体性、柔軟性を培った。これらを生かし社会で活躍されることを願う」と述べた。また、芳賀学寮委員長は「寮生活を通して得た良き友や先輩・後輩は生涯の財産。経験を生かし活躍を」とエールを送った。
 受賞者を代表して岡本君が謝辞(別項)を述べ伝統の「逍遥歌」を斉唱して式を終了した。

仲間たちと出会え感動


―岡本君が謝辞―
学長賞の厳君 理事長賞の岡本君
学長賞の厳君 理事長賞の岡本君
 千種寮に入寮して4年の歳月が流れました。入寮の日、未熟者であった我々を温かく迎えてくれた先輩方の姿に不安は吹き飛びました。
 集団生活を通して日々自らの限界に挑戦し、千種寮でしか学ぶことのできない価値ある経験をしてきました。
 寮生活で一番印象に残るのは、3年生で執行委員を任されたことです。自らの行動が大きな組織を動かす力となることを実感し、その面白さと大変さ、なにより仲間と協力することの大切さを学び、人間として成長できたと考えます。
 さらに、コミュニケーションや礼儀作法を学び仲間とともに成長しました。その仲間たちと出会えたことに感動しています。この4年間を一生の財産にし、それを糧として困難を乗り切り、さらに成長していきます。
 栄誉ある賞を受賞できたことは、教職員の方々、素晴らしい仲間のおかげです。大学生活を支えてくださった両親に感謝し、謝辞とします。
(抜粋)
寮生表彰受賞者(敬称略)

千種寮理事長賞
 岡本 博光(3棟・電気電子情報工学科)
千種寮学長賞
 厳  煉達(3棟・情報ネットワーク学科)
学寮委員長賞
 大野 貴之(4棟・電気電子情報工学科)
 高見澤真弥(1棟・機械サイエンス学科)
 竹内 大迪(2棟・生命環境科学科)
 田崎 浩之(3棟・機械サイエンス学科)
 森下 晋帆(1棟・経営情報科学科)
功労賞
 石栗 義男(4棟・建築都市環境学科)
 上田 祐人(1棟・デザイン科学科)
 河ア  翔(1棟・機械サイエンス学科)
 佐藤 紘一(1棟・機械サイエンス学科)
 鈴木 大輔(1棟・建築都市環境学科)
 松田 勝幸(2棟・建築都市環境学科)

[出版]


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編 著 小峯 裕己
発 行 井上書院
定 価 2500円
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小峯教授
小峯教授

経験者が留学のすすめ


大学院生対象に説明会開催
津田沼校舎で開催された交換留学生説明会
津田沼校舎で開催された交換留学生説明会
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