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2008.2.15

相次ぎ「企業採用説明会」


学生、院生らも真剣な面持ち
津田沼校舎で開かれた企業採用説明会
津田沼校舎で開かれた企業採用説明会
 本格的な就職活動を次年度に控えた学部3年生、大学院修士1年を対象にした個別の「企業採用説明会」が1月8日(火)〜11日(金)、23日(水)〜26日(土)、29日(火)、2月8日(金)、企業50社が参加して、津田沼校舎で開かれた。
 本学就職委員会(委員長・梅村茂・機械サイエンス学科教授)とキャリアセンターが主催したもので、学校推薦の説明会も兼ねている企業も参加しており、期間中、延べ1987人の学生、院生らが会場を訪れた。これまで、企業説明会は毎年2月上旬、「学内企業説明会」の名称で開かれてきたが、今回から「企業採用説明会」に変え、開催時期も1月からに早めた。説明会参加は事前予約制。本学の就職システムを利用して、自宅パソコンからも参加予約が可能となり、参加者増につながった。
 リクルートスーツ姿で参加した学生らは、各企業担当者の説明にメモを取るなど、いずれも真剣な面持ち。学生らは「就職活動を本格化する良いきっかけになった」「ネットや本からは分からない企業の雰囲気や、その企業が力を入れていることが分かった」などと話していた。
 個別説明会に続き、2月12日(火)、13日(水)には津田沼校舎7号館で、企業99社が参加し合同の説明会も開かれ、延べ503人の学生らが会場を訪れた。

本学5教員が研究紹介


産官学連携フォーラム開催
上野准教授 産官学連携フォーラム参加者
上野准教授 産官学連携フォーラム参加者
 本学産官学融合センター、同技術・情報振興会主催の07年度第2回「産官学連携フォーラム―オープンラボ4(研究室紹介)―」が1月23日、津田沼校舎7号館で開かれた。
 このフォーラムは、産業界および地域社会の要請に応え、産官学連携を推進し、産業界に工学的側面から貢献するのが目的。今回は5人の教員の研究紹介で、会員企業や地元住民など約60人が参加、最後まで熱心に聴講した。フォーラム後、参加者たちは各発表者の研究室を訪れ、実験装置を見たり、担当教員の説明を聞いた。
 フォーラムは上野義雪デザイン科学科准教授の司会で、各発表者20分の持ち時間で行われた。
 最初に宮本博幸情報工学科教授が「人のしぐさと感情」をテーマに、「人のしぐさから感情を読み取ることが出来るのか。ロボットに感情を込めた動きを作り出すことが出来るのか」などと、研究成果を例に説明した。
 続いて須田宇宙情報ネットワーク学科准教授が「シミュレータ教材を使用した高等教育」のテーマで発表。本学で行った実験・実習環境をコンピュータ上に取り込んだシミュレータベースの教材群を分かりやすい「楽器音の構成要素について」を例に説明した。
 山口佳和経営情報科学科教授は「イノベーションのための技術経営、産学連携、科学技術政策分野の研究の推進」がテーマ。「イノベーションを効果的、効率的に創出、実現する仕組み」について、研究成果を発表した。
 森雅俊プロジェクトマネジメント学科教授のテーマは「情報システムは、作る時代から借りる時代へ」。「チーム編成で学生にプロジェクトの経験を積ませ、プロジェクトベースでソフトウエア開発管理に取り組む」教育内容と「SaaSによる新しい情報システム提供の仕組」を紹介した。
 最後に尾上薫生命環境科学科教授が「微細気泡の魅力と応用技術」のテーマで、「気泡の微細化により特異な現象が進行する泡(マイクロバブル)の魅力と、さまざまな応用技術」について説明した。

本学・堀口君の作品 「椅子塾展」で展示


―デザイン科学科1年―
堀口君の作品 堀口君(手前)と井上氏
堀口君の作品 堀口君(手前)と井上氏
 ユニークなデザインの椅子、使いやすい椅子――昨年11月29日から12月4日まで東京・西新宿の新宿パークタワーで開かれた第9回「椅子塾展」で、本学デザイン科学科1年・堀口善太郎君の作品が40点の中に展示された。
 「椅子のデザインを学ぶため千葉工大に入学した」という堀口君。少子高齢化社会をにらみつつユニバーサルデザインを追求する上野義雪准教授の下で学びながら、南青山にある椅子デザインのプロスクール「椅子塾」でも勉強してきた。
 椅子塾は、ライフワークとして椅子に取り組むデザイナー・井上昇氏が1999年に始めた。いろいろなジャンルから集まった「塾生」が1クラス5人、週1回3カ月で椅子の人間工学や歴史を学び、図面を手描きして自分のデザインした椅子を自ら(またはプロの職人に依頼)作り上げる。作品の意匠登録も自分で行うという。
 すでに修了生は200人を超え、本学の学生も旧工業デザイン学科時代から5人ほどがこの塾で学んだ。1月に50期生を迎えたのを機に、8月に椅子塾10年の総集展を計画している。
新任紹介(敬称略)

大竹 充芳(おおたけ みつよし)
大竹 充芳(おおたけ みつよし)
芝園学生課(事務職員)
 職場の印象は皆が助け合い、雰囲気も良く、非常に働きやすい環境。性格はかなりの負けず嫌いで、ジャンケンでも負けたくないほど(笑)。また、腕相撲が好きで腕っぷしのいい人を見ると挑戦したくなる。
 趣味のスキーは元フリースタイルスキー・アクロの全日本チャンピオンの腕前を持つスポーツマンだ。「体力には自信あり! 学生課という職場柄、積極的に学生と接し、学生に活気を与え、大学全体の向上につなげていけたらと思う!」順天堂大学卒業。
同窓会

同窓会

プロジェクトマネジメント学科  堀内 俊幸

 同窓会誌「校友タイムス」No127では、同窓会創立60周年記念の特別講演や卒業後10、11年、25年以上の方を対象にして行われたホームカミングデイの様子が紹介されている。参加者は少し年齢層が高いOBが多いようだ。5月に開催される総会でも同様で、卒業年次の浅いOBの参加が少ないと感じる。
 大学入学の目的の一つとして友達のネットワークを作ることがあげられよう。日経新聞「交遊抄」では多くの方が大学時代のゼミやクラブ活動などを通じて得られた友人と現在も交流があることを紹介している。今春卒業予定の学生から卒業アルバムを購入しないという声が漏れ聞こえてくる。購入するか否かは本人次第であるが、何か貴重なものをなくしているような気がしてならない。
 年齢を超えたネットワークをつくることは若いOBにとって貴重な財産ではないだろうか。母校に思いを巡らし、同窓会に参加されてはいかがか。そのためには、同窓会も新たな仕組みを作る必要があるが。

四季雑感

四季雑感

監査室  野ア 善夫

 今年の節分の日は、私にとって忘れられない日となった。季節の分かれ目に一年の無事を祈って行われる。白い裃の肩衣をつけ、本殿での祭事の後、社務所の2階の縁側に立ち「福は内、鬼は外」と声を張り上げ、子供たちに向けて五円玉入りの豆などの入った袋をまいた。あの大雪の中でも子供たちは大喜びであった。
 よく目にする光景であるが、我が地域の氏神様の小さな神社が新しく迎えた宮司の発案で初めて行う神事であった。町内の自治会の肝煎りと元気な宮司によって、都内最大といわれる年2回の茅の輪くぐり夏越のいと大晦日の大いなど四季折々の行事が行われ、町を盛り上げ、下町のよさを醸し出している。かつての町工場街がマンションの林立する地域に変貌しつつあり、子供が参加する行事の中に地域が一つになる姿が見える。
 そんな中の一員として、地元に根を下ろすことを決め、昨年リフォームを完成させたところである。清々しい神事のもと、還暦を迎える感謝の気持ちを捧げ、今後の元気をいただいた豆まきであった。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 久々スキーにはまっている。泊まりで家族スキーに行った時は、息子のスキーの面倒を見たり、娘をおぶって滑ったりと、いろいろ制約があるなかでそこそこ楽しんだのだが、先日、家族には内緒で同僚と日帰りスキーに出かけてきた。
 朝の暗闇の中、自分が遊びに行くために駅へ向かうなんて、何年ぶりだろうか? 久しぶりに味わうワクワク感はなんだかくすぐったい気がした。また、当日のメンバーが実は異色(多彩?)で、同僚と同僚の母上様の3人。どんなスキーツアーになることやら。
 天気は快晴! 風もなく雪質も良好。9時前からリフトが止まる時間まで寒さも疲れも空腹さえも忘れて滑り続けた1日だったが、最後まで音をあげずひたすら直線のシュプールを描き続け私達について来た同僚の母上には感服した。帰りの新幹線で、わいわいキャッキャとガールズ?トークまで楽しみ、「また行きましょうね!!」と次回の計画も話していたほど。
 いつまでも、ビュンビュン走って行こう。いくつになっても、その時の自分が一番輝いていたいな……と心から思った。