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2007.8・9合併号

岡田君、大健闘で3位(個人戦男子組手) ― 内閣総理大臣杯 全国空手道選手権大会 ―


個人戦組手の部で第3位となった岡田君(左)
個人戦組手の部で第3位となった岡田君(左)
 本学空手道部(主将=宮本健司君・経営情報科学科4年)の岡田泰典君(機械サイエンス学科3年)は、7月7、8日に日本武道館で開催された「内閣総理大臣杯第50回全国空手道選手権大会」(主催・社団法人日本空手協会)の個人戦男子組手の部で第3位に入賞した。また、団体戦一般組手の部では、本学OBで組織する「習志野会」(会長・澤田忠男氏)が準優勝した。
団体戦一般組手の部 「習志野会」が準優勝
 同大会は、同協会が初めて空手を試合化した歴史ある大会。この伝統ある大会の緊迫した空気の中で試合を続けてきた岡田君は、得意の中段突きで順調に勝ち進んだが、惜しくも準決勝で敗れた。
 岡田君が空手を始めたのは小学1年生からで、柔道がやりたくて近くの道場に行ったら空手道場だったのがきっかけに。普段は茜浜運動場で練習を重ね、自宅ではひたすら筋トレに励んでいるという。
 岡田君は「大会ではいい緊張に包まれ試合に臨めた。闘い終えた充実感はあったが、負けたのは悔しいというのが本音。この結果に満足せず、これからも日々努力し、次回もいい結果が出せるように頑張ります。押忍!」と語っていた。

大野君が準優勝(男子個人) ― 全日本学生ダートトライアル選手権大会 ―


条件不利の中、練習成果実る
ダートトライアルならではの泥を巻き上げた車体。<br />第2走者の出走を待つ 準優勝の賞状と盾を持つ大野君
ダートトライアルならではの泥を巻き上げた車体。
第2走者の出走を待つ
準優勝の賞状と盾を持つ大野君
 平成19年度カーコンカップ全日本学生ダートトライアル選手権大会(全日本学生自動車連盟主催)が、8月5日(日)福岡県大牟田市のモビリティ大牟田で開かれ、本学自動車部(主将=石井良治君・プロジェクトマネジメント学科3年)を含め、全国から地区大会を勝ち抜いた30大学のチームが参加した。
 本学チームは、団体の部では入賞を逃したものの、男子個人の部で大野浩一君(機械サイエンス学科3年)が準優勝を果たした。
 ダートトライアル競技は、未舗装路に設定されたコースを各チームの選手3人がそれぞれ2回走り、速い方のタイムで順位を競うモータースポーツ。コースは大会当日に設定される上、路面の状況が刻一刻と変化するため、運転技術に加え、適切な状況把握力が必要となる。
“最後の大会”に満足感
 大会終了後、大野君は「この大会は私にとって自動車部員として迎えた最後のダートトライアル競技大会でした。開催が九州ということもあって、大会の開かれるコースで事前に練習することができませんでした。それでも個人準優勝という結果を収められたのは、日頃の練習のおかげだと思います」と語った。
 また、石井主将も今大会を振り返って「今回の大会に向けて、自動車部では日頃から練習を重ねてきました。しかし、大会に当たって現地で練習することが出来ず、選手に負担をかける結果となってしまいました。今回の反省を教訓に、問題点を改善し、来年の大会に向けて部員一丸となって活動していきたいと思います」と感想を述べた。

≪日本海水学会 研究技術発表会≫
 矢沢助教がポスター大賞
 和田さんはポスターアート賞


ポスター大賞受賞の矢沢助教 ポスターアート賞の和田さん
ポスター大賞受賞の矢沢助教 ポスターアート賞の和田さん
 日本海水学会の第58年会研究技術発表会で、本学生命環境科学科の矢沢勇樹助教がポスター大賞、同学科尾上研究室(尾上薫教授)の修士課程2年和田善成さんがポスターアート賞を受賞した。
 当学会では、口頭とポスター発表の両者を行うことで討論を深めることを推奨しており、2人とも口頭発表も行っている。最優秀ポスター論文賞であるポスター大賞を受賞した矢沢助教の題目は「房総半島湧出古代海水中の生物および産生有機質資源の役割と可能性」。最も印象度の高いポスター論文賞であるポスターアート賞を受賞した和田さんは「過飽和溶液中のNaCl微結晶の粒径が種晶成長速度に及ぼす影響」について発表した。
 日本海水学会では今年度から若手会が発足し、若手研究者・技術者同士あるいはベテラン研究者・技術者との人的交流、多様な専門分野間の技術的交流、若手研究者・技術者のレベル向上へのサポート、若手研究者・技術者と学会との架け橋となることを目的に日々活動しており、若手研究者の育成にも力を注いでいる。
東京タワー模型製作で高井さんが第2席に ― 学生マグネシウムデザインコンテスト ―

デザインコンテストで第2席になった高井さんと作品
デザインコンテストで第2席になった高井さんと作品
 日本マグネシウム協会(会長・相良達一郎氏)が主催する「第16回学生マグネシウムデザインコンテスト」で、本学工学部機械サイエンス学科高谷研究室(高谷松文教授)の高井学君(同学科修士2年)が第2席に輝いた。
 表彰されたのは「光輝マグネシウム製東京タワー模型の製作」。マグネシウム合金の光輝化学研磨技術を開発し、表面加工と接着接合技術を組み合わせてミニチュアのタワーを作った。マグネシウム特有の金属色と滑らかな接合部の美しさが評価された。
 同協会はマグネシウム産業育成のため官学産共同で活動しており、授賞式は6月8日、東京虎ノ門のホテルで行われた。
 高井君は「作品が徐々に形になり、それが素晴らしい賞をいただくことができてうれしい。協力して下さった高谷教授や研究室の皆さんにお礼を言いたい」と話している。