角谷洋輔君の謝辞(抜粋)
人は一人で生きているのではない!
私がこの「千種寮」に入寮したのは、今から4年前の春でした。少し肌寒かったのですが、私たちの入寮を祝福してくれているような素晴らしい天気であったことを、昨日のように覚えております。
初めて千種の地を訪れた時は、「環境になじめるだろうか」「友だちはできるだろうか」といった不安と、新生活に対し大きな期待で胸がいっぱいでした。千種寮の門を入り車を降りると、そこにはとても親切な先輩方の手厚い歓迎と、窓に書かれた「熱烈迎歓」というちょっとした冗談が私を待っていました。
1年生の時は戸惑いとぎこちなさで体調を崩す日もありました。そんな時も先輩や同輩たちの心遣いに元気をもらいました。2年になり、「書記」として寮友会執行部に入って、多くの経験を積むことができました。
寮長として過ごした3年生。私にとって最も思い出深く、一生忘れることのできない1年間でした。中でも、千種寮創立40周年記念式典と第40回千種寮祭には今までに味わったことのない感動と感激を体感できました。4年生では初めての海外旅行。「訪中団」に参加して、新しい友、異文化、スケールの大きな広大な大地との出会いを体験できました。
千種寮は私にたくさんのことを教えてくれました。中でも、「人は一人で生きているのではない」ことを教わりました。私が最も願っていることはこの「伝統」という流れを後輩たちに引継ぎ次の代へ伝えていくことです。
最後に、私がこの栄誉ある賞を受賞できたのは、教職員の方々をはじめ、先輩、同輩、後輩たちのおかげであると思っております。
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