2面 |
小宮学長も再任
理事会が実績評価
小宮 一仁 学長 |
小宮一仁学長(54)の任期が今年6月28日に満了を迎えることから、本学は2月8日に開いた理事会で次期学長の選出について審議し、小宮学長の再任を全会一致で決定した。任期は平成28年6月29日〜平成32年6月28日。
今回の学長選出は、昨年10月8日に制定された「千葉工業大学学長選出規程」によって初めて行われた。
同規程第4条の2は「理事長は、学長の任期満了120日前まで又は学長が欠けたとき、遅滞なく学長候補者選考委員会を設置する」と定めている。また第3条で「学長の任期が満了するとき」「理事会が学長の再任を決議した場合はこの限りでない」として、学長候補者選考委員会の設置を必要としないとしている。今回の理事会決定はこの第3条の定めに従って行われた。
今回の学長選出に先立って理事会は「次期学長に求める理事会の方針」として、「求める資質・能力」と「達成すべきミッション」を示した。
「資質・能力」は「理事会の一員としての自覚と責任感を有し、全学的な教学マネジメントを適切に対応し遂行する能力を有すること」など5項目、「ミッション」は建学の精神に基づいた多様な教育・研究活動教育研究の質的転換と向上国際社会で活躍できるグローバル人材の育成地域社会と連携した知の拠点づくり等のための人材の育成――が掲げられている。
理事会は小宮学長のこれまでの大学・教育改革などの実績を高く評価し、理事会の方針にも合致するとして再任を決めた。
今回の学長選出は、昨年10月8日に制定された「千葉工業大学学長選出規程」によって初めて行われた。
同規程第4条の2は「理事長は、学長の任期満了120日前まで又は学長が欠けたとき、遅滞なく学長候補者選考委員会を設置する」と定めている。また第3条で「学長の任期が満了するとき」「理事会が学長の再任を決議した場合はこの限りでない」として、学長候補者選考委員会の設置を必要としないとしている。今回の理事会決定はこの第3条の定めに従って行われた。
今回の学長選出に先立って理事会は「次期学長に求める理事会の方針」として、「求める資質・能力」と「達成すべきミッション」を示した。
「資質・能力」は「理事会の一員としての自覚と責任感を有し、全学的な教学マネジメントを適切に対応し遂行する能力を有すること」など5項目、「ミッション」は建学の精神に基づいた多様な教育・研究活動教育研究の質的転換と向上国際社会で活躍できるグローバル人材の育成地域社会と連携した知の拠点づくり等のための人材の育成――が掲げられている。
理事会は小宮学長のこれまでの大学・教育改革などの実績を高く評価し、理事会の方針にも合致するとして再任を決めた。
より高みへ努力 ご支援ご協力を
小宮学長
この度、理事会の全会一致をもって学長に再任され、身の引き締まる思いとともに、これまで改革の推進にご指導ご支援を賜った瀬戸熊修理事長はじめ理事の皆様、ご理解とご協力を賜った教職員の皆様に深く感謝申し上げます。
千葉工大の現状を一言で表現すれば「非常に良い状態」にあると思います。私が学長就任以来、重要課題として掲げてきた退学者・留年者の問題も、教職協働の取り組みの結果、大幅に改善されました。FD(ファカルティ・ディベロップメント)やSD(スタッフ・ディベロップメント)によって教育力が向上し、教員の意識も変わってきました。そして次第に大学内が明るくなり、積極的な雰囲気に満ちてきたことを何より喜ばしいと思います。
入学志願者数の増加も著しく、この春の一般入学試験志願者は過去最高の7万6495人となり、全国ベスト9位に入りました。理事長が推進されているブランド戦略の成功によって「千葉工大」の知名度が全国的にアップしてきたことが大きな原動力になっています。
平成26年7月に公表した「千葉工業大学のグローバル化ビジョン(国際化の方針)」に示した留学経験学生割合や海外交流協定締結校数などの数値目標も順調に達成されつつあります。海外トップクラスの協定校からの留学生も増え、キャンパスが国際色豊かになってきました。引き続き日本を知り世界を知るための学生の海外留学機会の増加や、発展途上国の将来のリーダーを育てる留学生教育や研究者交流等を推進します。
4月から5学部17学科の新体制がスタートします。今後は情報科学部と社会システム科学部の改編を含む教育課程の見直し、大学院改革に着手し、日本の大学入学者数が大きく減り始める「2018年問題」や「高大接続」といった難題にも万全を期して対応致します。また「研究推進」「地方貢献」にも力を入れてまいります。
再任に当たり理事会から頂いた「学長に求める方針」を重く受け止め、これを達成するために、建学の精神を堅持し、これまでの教学マネジメントと教育研究改革の成果を踏まえつつ一層の改革・改善を進めて、千葉工大をより高みに引き上げる努力を不退転の決意で続けていく所存です。引き続き皆さまのご支援とご協力を賜りますようお願い致します。
千葉工大の現状を一言で表現すれば「非常に良い状態」にあると思います。私が学長就任以来、重要課題として掲げてきた退学者・留年者の問題も、教職協働の取り組みの結果、大幅に改善されました。FD(ファカルティ・ディベロップメント)やSD(スタッフ・ディベロップメント)によって教育力が向上し、教員の意識も変わってきました。そして次第に大学内が明るくなり、積極的な雰囲気に満ちてきたことを何より喜ばしいと思います。
入学志願者数の増加も著しく、この春の一般入学試験志願者は過去最高の7万6495人となり、全国ベスト9位に入りました。理事長が推進されているブランド戦略の成功によって「千葉工大」の知名度が全国的にアップしてきたことが大きな原動力になっています。
平成26年7月に公表した「千葉工業大学のグローバル化ビジョン(国際化の方針)」に示した留学経験学生割合や海外交流協定締結校数などの数値目標も順調に達成されつつあります。海外トップクラスの協定校からの留学生も増え、キャンパスが国際色豊かになってきました。引き続き日本を知り世界を知るための学生の海外留学機会の増加や、発展途上国の将来のリーダーを育てる留学生教育や研究者交流等を推進します。
4月から5学部17学科の新体制がスタートします。今後は情報科学部と社会システム科学部の改編を含む教育課程の見直し、大学院改革に着手し、日本の大学入学者数が大きく減り始める「2018年問題」や「高大接続」といった難題にも万全を期して対応致します。また「研究推進」「地方貢献」にも力を入れてまいります。
再任に当たり理事会から頂いた「学長に求める方針」を重く受け止め、これを達成するために、建学の精神を堅持し、これまでの教学マネジメントと教育研究改革の成果を踏まえつつ一層の改革・改善を進めて、千葉工大をより高みに引き上げる努力を不退転の決意で続けていく所存です。引き続き皆さまのご支援とご協力を賜りますようお願い致します。
悩み、挑んだ集大成
デザイン科学科 卒展開く
来場者に丁寧に対応する学生スタッフ(手前) | 津田沼校舎7号館で開かれた卒業研究・制作展 |
デザイン科学科で学んだ成果を発表する「卒業研究・制作展」が2月5、6日の2日間、津田沼校舎7号館で開催された。
夢を現実の形にしようと挑んだアイデア満載の作品が並ぶので、学内外の人々が毎年楽しみに待つ行事のひとつ。会場には多数の市民や学生・教職員らが訪れ、学生たちの集大成を丁寧に見て回った。
夢を現実の形にしようと挑んだアイデア満載の作品が並ぶので、学内外の人々が毎年楽しみに待つ行事のひとつ。会場には多数の市民や学生・教職員らが訪れ、学生たちの集大成を丁寧に見て回った。
天吊りを加えるなどレイアウトを工夫 |
みせるキセキ… 秋葉原で学外展
こだわりのリーフレット |
2月20、21日には「デザイン科学科活動報告展(学外展)」が秋葉原UDXギャラリーで開かれた。同会場での開催は3回目。卒業制作の中から選りすぐられた作品と、演習授業、産学協同プロジェクトの成果が展示された。
テーマは「みせるキセキ つながるミライ」。展示を通じて活動の「軌跡・奇跡」を示す一方、出展者と来場者が「未来」へ向けて、ゆるやかに連係できる場を作りたいとの思いが込められた。
コンセプトに沿って1〜3年生の有志スタッフが会場設営。昨年の経験者もいてグラフィック班、レイアウト班に分かれ、展示方法では天吊りに挑戦したり、パネルやアンケートを製作したりと、前例のない企画を取り入れ、昨年とは一味違った会場となった。
レイアウト担当の1人・石井麻以さん(同学科2年)は「昨年の経験を生かし積極的に取り組むことができた。技術や事務的な作業が学べた。何より“思いやり”の心を大切にできたのが収穫」。
また、グラフィック担当・山口翔人君(同)は「新しいことへの挑戦は大変だったが、さまざまな困難をチーム全員で乗り越えることで、スタッフの絆が深くなった。今年のリーフレットは紙質にもこだわり、お土産としても自慢の品。貴重な経験ができました」と展示会を振り返った。
テーマは「みせるキセキ つながるミライ」。展示を通じて活動の「軌跡・奇跡」を示す一方、出展者と来場者が「未来」へ向けて、ゆるやかに連係できる場を作りたいとの思いが込められた。
コンセプトに沿って1〜3年生の有志スタッフが会場設営。昨年の経験者もいてグラフィック班、レイアウト班に分かれ、展示方法では天吊りに挑戦したり、パネルやアンケートを製作したりと、前例のない企画を取り入れ、昨年とは一味違った会場となった。
レイアウト担当の1人・石井麻以さん(同学科2年)は「昨年の経験を生かし積極的に取り組むことができた。技術や事務的な作業が学べた。何より“思いやり”の心を大切にできたのが収穫」。
また、グラフィック担当・山口翔人君(同)は「新しいことへの挑戦は大変だったが、さまざまな困難をチーム全員で乗り越えることで、スタッフの絆が深くなった。今年のリーフレットは紙質にもこだわり、お土産としても自慢の品。貴重な経験ができました」と展示会を振り返った。
学外展最終日、みんなで記念に1枚 |
本学志願7万8192人
28年度入試 8年連続増
B日程入学試験が2月17、18日の2日間、また、大学入試センター利用入学試験(中期=本学試験なし)、3月5日午前にC日程入学試験、同日午後に大学入試センター利用入学試験(後期)が行われ、本学の平成28年度入学試験が全て終了した。
B日程入試の志願者は1万5860人(昨年度より6606人増)。大学入試センター利用入試(中期)には2247人(昨年より159人減)、C日程入試には4453人(昨年度より669人増)、センター利用入試(後期)には1629人(昨年度より138人増)が志願した。
平成28年度の本学総志願者数は7万8192人(昨年度より2万5592人増)で、過去最多を記録するとともに、8年連続で志願者数が増加した。
B日程入試の志願者は1万5860人(昨年度より6606人増)。大学入試センター利用入試(中期)には2247人(昨年より159人減)、C日程入試には4453人(昨年度より669人増)、センター利用入試(後期)には1629人(昨年度より138人増)が志願した。
平成28年度の本学総志願者数は7万8192人(昨年度より2万5592人増)で、過去最多を記録するとともに、8年連続で志願者数が増加した。