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2022.9.15

7月オープンキャンパス


「総合型選抜」情報求め 新習志野で
総合型選抜の説明会(情報通信システム工学科)
総合型選抜の説明会(情報通信システム工学科)
 7月のオープンキャンパスが31日(日)、新習志野キャンパスで開かれた。
 6月オープンキャンパスと同様、新型コロナ対策の消毒や3密回避を徹底したうえ事前予約制とし、多くの希望受験生を受け入れるよう午前、午後の2部制で開催した。
 広い体育館を使って展開する「学び体験」は新習志野ならでは。全学科が一堂に集合するので各魅力を1カ所で体験できる。受験生たちは各学科独自の学びを、目で見、触って楽しんでいた。
 大学側が「求める学生像」に合った人物を選ぶ総合型選抜(旧AO入試=10月に実施)について、情報を得ようと、学科説明会に多くの受験生が参加したほか、個別相談でも熱心に質問する生徒が多かった。
 来場した高校生や保護者たちは、広いキャンパスを効率よく見学しようと、学生が案内するキャンパスツアーを利用。12号館を中心に展開された入試相談や在学生から生の声が聞ける「在学生にきいてみよう」などにも多くが参加した。
 オーキャンでは同伴保護者のための説明会も準備。千葉工大の概要や、さまざまな支援体制、入試情報、最近の話題などのガイダンスを行った。
 ほかにも、図書館の開放、災害対応ロボットのデモンストレーション、教育センター教員による「新習志野からはじめよう」などのイベントが催された。
 受験生たちからは「図書館が広くて驚いた」「他大学も…と迷っていたが、千葉工大が第一希望になった」「大学の雰囲気や学生、先生方の対応がよく、いろいろなことが学べた」――などの意見が寄せられた。
 次回オープンキャンパスは12月11日(日)、津田沼キャンパスで開かれる予定。
金融・経営リスク科学科の「学び体験」 「新習志野からはじめよう」では基礎工学の実験体験
金融・経営リスク科学科の「学び体験」 「新習志野からはじめよう」では基礎工学の実験体験
災害対応ロボットのデモ 「在学生に聞いてみよう」
災害対応ロボットのデモ 「在学生に聞いてみよう」

出版


日常を支える土木への愛
八馬教授
八馬教授
ヨーロッパのドボクを見に行こう(新装版)
著者=
八馬智デザイン科学科教授
発行=
自由国民社
価格=
2640円(税込み)
 景観デザイン・産業観光が専門の八馬教授が、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スイスと回り、印象的な「ドボク」を紹介。定番の観光地に飽きた人にドボク旅行を薦める。
 ドボクとは土木構造物や産業施設、建築物など、社会を成り立たせるインフラストラクチャーのこと。
 治水のための巨大水門▽水位差を解消する運河エレベーター▽高さ世界一の美しい橋▽露天掘り炭鉱と巨大重機――など。ユニークな発想や斬新なデザインに「なんでこうなった!?」と笑ってしまうものもある。
 さらに▽鉄の結晶構造を1650億倍に拡大した万博タワー▽ヘンテコな形の建築物群、と続き、日本では有り得ないスーパースケールに驚かされる。
 オールカラー写真と共に解説し、ドボク巡りのモデルコースも掲載している。
 八馬教授は千葉大で工業意匠を学ぶ過程で土木構造物の魅力に目覚め、建設コンサルタント会社に勤務。その後、デザインの教育研究に方向転換したものの、社会や地域の日常を寡黙に支えている「ドボク」への愛をこじらせプロモーションしているという。
 A4変形判・144ページ。
同窓会

同窓会

総務部 嶋田 彩佳

 涼しい風が吹いて心地よい気候になってきたが、まだまだ日差しは夏を感じる。今年の夏にやり残したことを思い返すと「花火大会」が思い浮かぶ。うだるような暑さの中、屋台のかき氷を食べながら見る打ち上げ花火、この情景こそまさに日本の夏だと思う。
 近年のコロナ禍においては、花火大会を含め人が集まるイベントは軒並み中止となってしまい、夏を感じる機会が失われてしまっていることは、非常に残念でならない。
 我が家の子供たちも、ここ数年は花火大会を経験することなく秋を迎えてしまっている。実家の庭で小さな手持ち花火大会を催すことはあるが、打ち上げ花火の「ドンッ」と体の芯に響く感覚は、普段の生活ではなかなか体験できるものではない。前回の花火大会の際、下の子が「ドンッ」に驚き、目を丸くしていた姿は今でも家族の話のネタになっている。
 先日、実家にいる親から今年は数年ぶりに花火大会が開催されるとの連絡を受けた。成長した子供がどんな顔をするのかに期待をしつつ、少し遅れた夏の終わりを感じたいと思う。

四季雑感

四季雑感

応用化学科 寺本 直純

 この原稿を記載しているのは、まだ昼間は暑いものの、朝夕の時間帯には秋の風を感じられるようになってきており、そして、そろそろ台風がやってくる季節です。
 少し遡りますが、今年の夏はどのように過ごされましたでしょうか。コロナウイルス感染者数は多い夏でしたが、地方への移動に対して、ようやく「自粛」という言葉を耳にすることが減った夏でした。自分はというと、旅に出て、脱コロナへ一歩踏み出しました。2泊3日の信州への旅です。
 八ヶ岳の蓼科山に登り、翌日ビーナスラインをサイクリングし、最終日に上田近辺でもサイクリングしました。と書くと、信州の地理に詳しい方には自転車で茅野から上田に移動したように聞こえますが、実際は、車を拠点に置いて一日サイクリングしては車に戻り、車で次の拠点まで移動、というパターンでした。学生のときだったら、間違いなく自転車でキャンピングしながらの一筆書きだったのですが。
 今回は短期間ながら、かなり久しぶりのアウトドア旅を満喫しました。目指すは百名山、百名峠(自転車)です!

編集だより

編集だより

入試広報部 大橋 慶子

 「緊張」という言葉は、意外や意外、その言葉を口にするだけでもなぜか胸の奥がソワソワする。
 心やからだなどがゆるみなくひきしまること。多く、失敗を恐れたりして心をはりつめ、からだをかたくすることをいうらしいが、納得。
 私自身、昔からピアノの発表会などで、緊張のあまり本番でミスをするタイプ。意外に人見知りであがり症と主張しても、太々しい見た目が邪魔をしてしまうので説得力がないが。
 夏休み中、毎日のようにキャンパス見学会を実施し、多くの学生スタッフがツアーデビューを果たした。数日間かけて、主要メンバーのツアーに同行し、津田沼キャンパスの魅力を自分なりに発信しようと熱心に取り組む姿には感謝の言葉しかない。最初は緊張のあまり笑顔が強張っていた新スタッフも、8月後半にはベテランといった様子。なんとも頼もしい。
 秋には「放課後キャンパス見学会」がスタートする。これまでの経験を生かし、イイ「緊張感!」で臨んでほしい。