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2022.7.15

新実験棟が落成


津田沼 3階建て、土木建築の機器充実
津田沼キャンパスに、都市環境工学科、建築学科などの実験室機能を移設し集約した新実験棟=写真=の建物が完成し、7月4日、瀬戸熊修理事長、松井孝典学長ら関係者約60人が出席して竣工式が行われた。
 津田沼キャンパスに、都市環境工学科、建築学科などの実験室機能を移設し集約した新実験棟=写真=の建物が完成し、
7月4日、瀬戸熊修理事長、松井孝典学長ら関係者約60人が出席して竣工式が行われた。
 竣工式に続き、直会の席で、瀬戸熊理事長は「また一つ、学生のための教育環境が整い、喜ばしい限りです。事故などなく無事に竣工できたことに感謝いたします」と、関係者一同にお礼の言葉を述べて、竣工を祝った。
 新実験棟は鉄骨造り3階建てで、延べ床面積2287平方b、高さ約17b。これまでキャンパスの東側にあって老朽化していた土木・建築関係の実験室・研究室を移設し、新たに構造材料実験室、水理実験室、土質実験室などとして配置される。
 新実験棟北側のファサードは、外壁が木調ルーバー(平行に並べた細長い羽板)の曲面で柔らかく包まれたシンボリックなデザイン。機能上、固くなりがちなイメージを覆す建物で、緑に包まれたキャンパスに溶け込んでいる。
 「自由でやわらかい発想を刺激し、未来に向けた新しい発見をもたらす研究が行える環境を」と設計されたという。
構造材料実験室 7月4日に行われた竣工式
構造材料実験室 7月4日に行われた竣工式
9月から供用開始
 内部の新設備は、さまざまな実験へ対応の幅が広がった。南側外部には設備シャフトが設けられ、将来の設備拡張に対応できるフレキシブルな構造になっている。
 直会の締めくくりで、竹田康宏常務理事(建築56年卒)は42年前、当時の土木建築実験室で研究に励んだ思い出を語り、新装なった実験室で教育研究や卒論、修論に成果を出してほしいと望んだ。
 新実験棟は今しばらく、機器搬入や移転作業が続き、その後、9号館として9月から供用開始される予定。
開放的なロビー、談話コーナーも
開放的なロビー、談話コーナーも

CIT Brains 世界連覇


ロボカップ'22バンコク大会
 自律型ロボットの世界競技「ロボカップ2022」は7月11〜16日、タイ・バンコクの国際展示センターに45カ国400チームが参加して競技や展示会が行われ、サッカーヒューマノイドリーグ・キッドサイズ部門で千葉工大「CIT Brains」チームが優勝=写真。バーチャル大会で1位に輝いた昨年に続き、実機戦が復活した今年も連覇を飾った。混合競技のドロップイン部門でも1位、性能を競うテクニカルチャレンジでは3位に入賞した。(詳報は8・9合併号に)