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学内・商店街でごみ拾い
自治会、学生委員会の呼びかけで集まった学生・教職員の有志たちは午後1時に津田沼校舎に集合。説明を受けた後、正門向かいのショッピングモール「モリシア津田沼」周辺を中心に丁寧にごみ拾いをした=写真。
身近な環境で、ごみのポイ捨てなどをなくす大切さを実感した自治会では、学生一人ひとりの美化意識を高め、足元から清潔で美しいキャンパスとまちづくりを進めよう、と力を入れている。
心地よい生活空間をデザイン科学科で追究する学生委員会委員の大嶋辰夫准教授もごみ拾いに参加し、「キャンパス内に投げ捨てなどのごみは見当たらなくなりました。皆さんの心掛けは、人の気持ちまで美しくしているんだろうなとうれしく思います」と、話していた。
“虫の音(ね)”にはリラックス効果
成果は都市緑化の国際学術誌アーバン・フォレストリー・アンド・アーバン・グリーニングに掲載された。
日本では古来から虫の鳴き声を楽しむ文化がある。身近な虫の鳴き声が人の心理に好影響を及ぼすのではないかと、4者合同で検証した。
昆虫の種類が豊かな千葉県白井市の草原でバッタの仲間4種(エンマコオロギ、カンタン、キンヒバリ、スズムシ)を選定。4種の鳴き声を組み合わせたサンプル15種を用意し、実験室で学生65人にランダムで7通りずつ聞かせた。
心理学の測定法セマンティック・ディファレンシャル法で、各音源の印象を回答してもらい、因子分析や音響物理解析を用いて、種や種数によって鳴き声に対する好みの程度に違いがあるかどうかを検証した。
鳴く虫の種数が増えると好ましいイメージが向上。因子分析すると、4つの因子(穏やかさ、華やかさ、音楽性、深み)が向上しており、特に「華やかさ」と「音楽性」の得点が増えた。4種の音響スペクトル分析でも聴感上の調和が裏付けられたという。
今回は比較的均質な学生集団を対象としたので、文化や年齢を考慮した分析は今後という。
関教授は慶応大からソニー(株)に在籍後、本学で製品開発プロセスマネジメントや音響振動設計を研究。人脈を生かしての産学連携研究となった。
寮運動会再開
企画委員長・野中一桜さん=プロジェクトマネジメント学科4年=や寮長の樋田海都さん=情報通信システム工学科4年=らが考えた種目は、玉入れ▽障害物競争▽借り人競走▽長縄▽しっぽとり▽フロア対抗リレー――など。花形の騎馬戦や2人3脚はコロナ対策で中止された。
代わりに盛り上がったのは障害物競走。縄跳びやじゃんけん、麻袋ジャンプなど複数の障害物に懸命に取り組む姿に、声援や拍手が送られた。
応援席のテントは多めに設置して密を避け、感染予防に配慮した。
寮運動会は、異なる学年が連携し寮内の団結意識と交流を促すもの。寮生らは階ごとに団結して応援。初参加の1年生は「運動会なんて久しぶり!子供の頃を思い出して楽しんだ」。教員も「見ていてすがすがしかった」と感想を語った。
盛り上がった麻袋ジャンプ | 樋田寮長 |
大縄跳び | リレーで熱戦は最高潮に |
大会の運営委員たち |
同窓会 |
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本来なら大学は、自由に学び交流を通じてコミュニケーション能力を高め、友達を増やすと共に、社会に順応する力をつけていくべきところですが、コロナ禍が続いており、なかなか思うようになりません。それでも母校のコロナ対応は、対面授業を優先したので、他校の学生よりは恵まれているかもしれません。 |
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四季雑感 |
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先日、2015年にグアム語学研修の引率をした時の卒業生達と会う機会があった。慣れない土地で1カ月間寝食を共にし、様々な困難を乗り越えた経験値は、つい数カ月前に出会ったとは思えないほど深い絆となり、その関係は帰国後も続いた。 |
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編集だより |
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豪雨が何日も続いたかと思ったら、思いもかけず、ぴたっと夏の日差しになった。 |
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