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2022.6.15

学内・商店街でごみ拾い


■ 自治会クリーンデー成果
 毎月第2水曜をクリーンデーとしている自治会(学友会、文化会、体育会、寮友会)は5月は11日、6月は8日に学内外で清掃活動を展開した。
 自治会、学生委員会の呼びかけで集まった学生・教職員の有志たちは午後1時に津田沼校舎に集合。説明を受けた後、正門向かいのショッピングモール「モリシア津田沼」周辺を中心に丁寧にごみ拾いをした=写真
 身近な環境で、ごみのポイ捨てなどをなくす大切さを実感した自治会では、学生一人ひとりの美化意識を高め、足元から清潔で美しいキャンパスとまちづくりを進めよう、と力を入れている。
 心地よい生活空間をデザイン科学科で追究する学生委員会委員の大嶋辰夫准教授もごみ拾いに参加し、「キャンパス内に投げ捨てなどのごみは見当たらなくなりました。皆さんの心掛けは、人の気持ちまで美しくしているんだろうなとうれしく思います」と、話していた。

“虫の音(ね)”にはリラックス効果


■ 関教授ら 産学連携で検証
 建設コンサルタントの日本工営(株)(本社・東京都千代田区)と本学プロジェクトマネジメント学科の関研一教授=写真、東邦大、国立環境研究所の産学連携チームは「多様な虫の鳴き声が人にリラックス効果をもたらす」とする研究成果を6月17日、記者発表した。公園や緑地の整備に生かされることが期待される。
 成果は都市緑化の国際学術誌アーバン・フォレストリー・アンド・アーバン・グリーニングに掲載された。
 日本では古来から虫の鳴き声を楽しむ文化がある。身近な虫の鳴き声が人の心理に好影響を及ぼすのではないかと、4者合同で検証した。
 昆虫の種類が豊かな千葉県白井市の草原でバッタの仲間4種(エンマコオロギ、カンタン、キンヒバリ、スズムシ)を選定。4種の鳴き声を組み合わせたサンプル15種を用意し、実験室で学生65人にランダムで7通りずつ聞かせた。
 心理学の測定法セマンティック・ディファレンシャル法で、各音源の印象を回答してもらい、因子分析や音響物理解析を用いて、種や種数によって鳴き声に対する好みの程度に違いがあるかどうかを検証した。
 鳴く虫の種数が増えると好ましいイメージが向上。因子分析すると、4つの因子(穏やかさ、華やかさ、音楽性、深み)が向上しており、特に「華やかさ」と「音楽性」の得点が増えた。4種の音響スペクトル分析でも聴感上の調和が裏付けられたという。
 今回は比較的均質な学生集団を対象としたので、文化や年齢を考慮した分析は今後という。
 関教授は慶応大からソニー(株)に在籍後、本学で製品開発プロセスマネジメントや音響振動設計を研究。人脈を生かしての産学連携研究となった。

寮運動会再開


■ コロナ禍緩和 150人参加
 学生寮の大運動会が6月11の日曜日、新習志野キャンパス野球グランドで3年ぶりに開催され、青空の下、寮生、教職員ら約150人が体を思いきり動かした。
 企画委員長・野中一桜さん=プロジェクトマネジメント学科4年=や寮長の樋田海都さん=情報通信システム工学科4年=らが考えた種目は、玉入れ▽障害物競争▽借り人競走▽長縄▽しっぽとり▽フロア対抗リレー――など。花形の騎馬戦や2人3脚はコロナ対策で中止された。
 代わりに盛り上がったのは障害物競走。縄跳びやじゃんけん、麻袋ジャンプなど複数の障害物に懸命に取り組む姿に、声援や拍手が送られた。
 応援席のテントは多めに設置して密を避け、感染予防に配慮した。
 寮運動会は、異なる学年が連携し寮内の団結意識と交流を促すもの。寮生らは階ごとに団結して応援。初参加の1年生は「運動会なんて久しぶり!子供の頃を思い出して楽しんだ」。教員も「見ていてすがすがしかった」と感想を語った。
寮長・樋田さんの話
 3年ぶりで運営経験者0人。頑張って企画・実施しましたが天気予報に翻弄され、前日の晴天予報は頑張りが天に届いた気分。けが人もなく、盛り上がってよかったです。
盛り上がった麻袋ジャンプ 樋田寮長
盛り上がった麻袋ジャンプ 樋田寮長
大縄跳び リレーで熱戦は最高潮に
大縄跳び リレーで熱戦は最高潮に
大会の運営委員たち
大会の運営委員たち
同窓会

同窓会

同窓会前会長 池永 憲明

 本来なら大学は、自由に学び交流を通じてコミュニケーション能力を高め、友達を増やすと共に、社会に順応する力をつけていくべきところですが、コロナ禍が続いており、なかなか思うようになりません。それでも母校のコロナ対応は、対面授業を優先したので、他校の学生よりは恵まれているかもしれません。
 3月の終わりに蔓延防止の対策が解除されてから、感染者数も徐々に減少し、特に重症者数が大きく減った事もあり、人々の行動が、感染予防を行いながらも徐々に活発になって参りました。様々な会合を対面で行うようになり、食事会も増えて参りました。コロナ禍はいつ収束するのか解りませんが、すでに変わってしまった今の習慣は有る部分残り、上手く折り合いをつけていかなければと思います。
 私事ですが、5月の同窓会総会にて会長を退任いたしました。在任中は皆様に、大変お世話になりました。おかげで曲がりなりにも職を全うすることができました。心から御礼申し上げます。この後は新会長岩舘和已さん電子S51卒によろしくご支援をお願いします。

四季雑感

四季雑感

教学センター津田沼教務担当 小野田 貴之

 先日、2015年にグアム語学研修の引率をした時の卒業生達と会う機会があった。慣れない土地で1カ月間寝食を共にし、様々な困難を乗り越えた経験値は、つい数カ月前に出会ったとは思えないほど深い絆となり、その関係は帰国後も続いた。
 そんな彼らが卒業して早5年、久々に会う表情はすっかり社会人になっていた。既婚者もいれば、この研修がきっかけでTOEICの勉強を続け、外資系IT企業に引き抜かれた者もいた。話題の中心は“女”や“ゲーム”から“銭”や“ビジネス”に変わり、一丁前に今後の日本や世界を語る姿はとても勇ましかった。そして会話の中で幾度となく聞こえてくる「あの時は本当にお世話になったんで」「俺らもう立派な社会人っすよ」の発言。これは卒業まで彼らにしてきた“投資”がいよいよ返ってくる時がきたかと胸を躍らせて迎えたお会計。彼らは口を揃えて言った。「ご馳走様です!」あの時と何ら変わらないこのスタイルが私は大好きだ。兎にも角にも、1日も早くこのような研修が復活することを心から願っている。

編集だより

編集だより

入試広報部 大橋 慶子

 豪雨が何日も続いたかと思ったら、思いもかけず、ぴたっと夏の日差しになった。
 とんでもない猛暑。強すぎる日差しと、モワッツとした熱気。朝、仕事に出かけただけなのに……。コンビニにアイスを買いに行っただけなのに……。まるで運動会のあとのように汗だくになり体がヘトヘト、ぐったりしてしまう。
 梅雨に気をとられていたら夏バテの心配がやってくるとは、まだ6月なのに唐突すぎるでしょ?と、文句も言いたくなる。しかし暑さのピンチはひんやりした食べ物に勤しむチャンスと心機一転。コンビニに並ぶ夏バテ知らずの冷たい食べ物を日々買いあさっては子供たちと食べ比べに夢中だ。冷やし中華、とろろ蕎麦、生ハムとチーズとトマトの冷製パスタ、デザートのカットフルーツや洒落たデザート。禍を転じて福と為すとはこのようなことかっ(笑)。
 そろそろ、学食メニューも夏仕様に切り替わる頃。ひんやりメニューの登場を心待ちにしている今日この頃だ。