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2020.10.15

共通テスト 利用入試


本学、検定料を免除
コロナ禍、受験生支援 令和3年度分
 新型コロナウイルス禍で国内外の経済が悪化する中、本学は受験生への支援策として、令和3年度に限り、共通テスト利用入学試験<前期・中期・後期=詳細は下表>の検定料(通常1万5千円)を免除することを決めた。
 新型コロナの景気への影響は続いており、家庭の経済的負担が増している。今年度は入試改革も伴い、受験生は心理的な負担も強いられている。
 本学では、後期授業から全学科の対面授業を開始。安心・安全な学習環境の整備を進めるなど在学生向けの支援を進めている。一方で、受験を迎える生徒のために、今年度だけの特例措置として、共通テスト利用の受験について、入学検定料の免除で支援することにした。
 共通テストは生徒の居住地域で受験できるため、共通テストのみで合否判定する共通テスト利用入試を受験すれば、受験のために長距離を移動せずにすみ、新型コロナの感染リスクを大幅に軽減することができる。また、交通費や宿泊費など、受験に伴う出費も大幅に削減できるので、今回の措置を決めた。
 なお、本学の入試(前期・中期)には出願タイプが2つあり、これらを併願する場合の併願料(5千円)は免除の対象外となる=下の表参照。

▶  令和3年度大学入学共通テストの成績と出身高等学校もしくは中等教育学校等の調査書(出願資格を証明する書類)を総合して合否判定。

▶  タイプⅠとタイプⅡの2種類の採点方式

「タイプⅠ」と「タイプⅡ」を選択して出願することも、「タイプⅠ」と「タイプⅡ」の両方を出願することも可能。「タイプⅠ」と「タイプⅡ」の両方を出願する場合は併願料5,000円が必要。

<中期>

▶  令和3年度大学入学共通テストの成績と出身高等学校もしくは中等教育学校等の調査書(出願資格を証明する書類)を総合して合否判定。

▶  タイプⅠとタイプⅡの2種類の採点方式

「タイプⅠ」と「タイプⅡ」を選択して出願することも、「タイプⅠ」と「タイプⅡ」の両方を出願することも可能。「タイプⅠ」と「タイプⅡ」の両方を出願する場合は併願料5,000円が必要。

<後期>

▶  令和3年度大学入学共通テストの成績と出身高等学校もしくは中等教育学校等の調査書(出願資格を証明する書類)を総合して合否判定。

PCR検査を開始


学生・教職員 約1万人に無料で
後期授業の様子=先端材料工学科のキャリアデザイン2では2教室に分けて実施。座席は半分に間引いて互い違いに座り、マスクとフェイスシールドを付けてグループワークをしている
後期授業の様子=先端材料工学科のキャリアデザイン2では2教室に分けて実施。座席は半分に間引いて互い違いに座り、マスクとフェイスシールドを付けてグループワークをしている

 新型コロナウイルス感染防止対策の一環として本学は、在籍学生約1万人の希望者と教職員に唾液PCR検査(簡易版)を始めた。
 前期はオンライン中心で授業。緊急事態宣言解除後からは一部対面授業を取り入れた。9月28日開始の後期授業では、学生たちが安心して学習できる環境づくりを整えたうえで、全学科で対面授業を再開した。
 しかし、後期は前期よりも格段に授業数が増えるため、いち早く学内での感染拡大を防ごうとPCR検査の導入を決定した。同時に、学生、教職員の早期治療などにつなげることも期待できる。
 検査費は全て大学が負担する。検査をしていなくても対面授業は受けられ、学内での活動は制限されない。
 後期授業開始前、すでに集団生活している寮生約492人に同検査が実施されたが、10月15日現在、陽性者は確認されていない。

 ▼唾液によるPCR検査(遺伝子検査)は、次のキットを使って行われる。

 会社=新型コロナウイルス検査センター(株)(ソフトバンクグループが国立国際医療研究センターの協力で検査を低価格・高頻度で提供するため設立した子会社)▽キット=ウイルス不活化キット(唾液採取)ZEESAN社製▽検査薬=公的医療保険適用対象品 タカラバイオ製