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2018.4.15

星々を眺め“宇宙旅行”も


天文研「星空教室」 習志野ドーム館に親子100人
 プラネタリウムや天体観測を楽しむ「星空教室」=文化会天文研究部(藤原克昭部長、機械電子創成工学科3年)主催=が3月17日(土)午後3時から、習志野市総合教育センタードーム館(旧プラネタリウム館=東習志野3丁目)で開かれた。
 東習志野小学校の児童・保護者約100人が参加。部員たちの自己紹介の後、前半は星座にまつわる歴史を勉強した後、みんなで星座早見盤を作った。
 後半はプラネタリウムを上映。季節の美しい星々が大天井に映し出された。今回は仮想宇宙空間ソフトのMITAKAを使ってバーチャル体験。しばし宇宙旅行気分も味わった。
 最後は、戸外で天体観測。望遠鏡で金星、火星などの惑星を見た子どもたちは大はしゃぎで、スマホで月を撮る子も。保護者たちも一緒に望遠鏡をのぞいた。
 藤原部長は「戸惑うことも多かったけど、先輩方や部員の協力で無事に終了できました。移動時の誘導など、リハーサルの重要さを認識しました。内容は皆さんから好評を得たので、次回につなげたい」と話していた。
星座を学び早見盤作り 戸外で天体観測
星座を学び早見盤作り 戸外で天体観測

本学に“電子黒板”寄贈


千葉銀・武蔵野銀 寄付型私募債で
 資本・業務提携している千葉銀行と武蔵野銀行が取り扱う寄付型私募債の仕組みを使って購入したデジタルホワイトボード(電子黒板)が3月14日、本学に寄贈された。
 寄付型私募債は、起債する企業の社会的責任を具体的な形にして地域社会にアピールするのが狙い。千葉銀は「みらいはぐくみ債」、武蔵野銀は「みらいのちから」の商品名でそれぞれ取り扱っており、銀行が受け取る発行手数料の一部で、発行企業が指定する学校などに寄贈している。
 本学を寄贈先に選んだのは、マンションなどの大規模修繕・改修工事業のヤマギシリフォーム工業(本社・東京都品川区、資本金1億円)。同社には現在、2人の本学卒業生が在籍して活躍している。また「みらいはぐくみ債」と「みらいのちから」を併せて利用していることから、初の2行共同での寄贈となった。
 津田沼1号館2階役員応接室で行われた贈呈式には、本学から瀬戸熊修理事長=写真右、小宮一仁学長らのほか、ヤマギシリフォーム工業の山岸大輔社長=同左=と両行関係者が出席。
 小宮学長が「いただいたデジタルホワイトボードは、平成30年度から試行開始する津田沼・新習志野キャンパス間での遠隔授業にぜひ活用したい」。また山岸社長は「千葉工大にはこれからも優秀な人材を建設業界に送っていただきたい」とあいさつした。
 本学は昨年6月にも千葉銀「みらいはぐくみ債」からプロジェクター2台を寄贈されている。

「Quince」を常設展示


千葉市科学館 西村研究員がトークイベント
 日常の視点で科学を捉え、子どもから大人まで楽しめる参加体験型の施設として親しまれている千葉市科学館(千葉市中央区、きぼーる内)に3月19日から未来ロボット技術研究センター(fuRo)が開発したレスキューロボット「Quince」が常設展示されている。これに合わせて3月21日に西村健志研究員が「社会に役立つロボットを目指して」と題したトークイベントに出演した。
 「Quince」が展示されているのは、きぼーる9階の同科学館「ロボットと技術コーナー」。
 展示には「Quinceは化学、生物、放射性物質、爆発物に関連した災害が起きたときに、救助隊員の代わりに災害現場に入って、周りを調べるために開発された」と説明が付けられ、福島第1原発内部の調査にも使われていると紹介されている。
 同科学館事業課の野副晋課長は「近ごろの子どもたちにとって、ロボットといえばヒト型で話をする相棒のような存在。でも、いろんな仕事をして人の役に立っているロボットもたくさんあるんだよと伝えるために、Quinceの展示をお願いしました」と話している。
 一方、西村研究員が出演したのは、1年に6回開かれる「千葉キッズサイエンストークイベント」の今年第1回。
 Quinceの後継機「櫻壱號」と天井裏点検ロボットの「CHERI」が運び込まれた会場のプラネタリウムには約180人の親子連れなどが詰めかけ、西村研究員の指導で操縦体験を楽しんだ=写真
 この中で同研究員は、HallucⅫやILY-Aなど他のロボットも映像で紹介しながら、子どもたちと「ロボットとは何か」をやりとり。ロボットとは「感じて、考えて、動く賢い機械」であり、「人がやりたくないこと」「人にはできないこと」もやる「人の役に立つ」多くのロボットが作られていると話しかけた。
 そして、ロボット作りに大切なことは「楽しく作る」「どうして失敗したのかを考える」ことが大切で、「学校の勉強が必ず役に立つ」と結ぶと、子どもたちは納得の表情でうなずいていた。

ジェフと本学が協定


スポーツ活動や地域振興で連携
 本学は3月16日、サッカーJリーグの「ジェフユナイテッド市原・千葉」と、なでしこリーグの同レディース(略称・ジェフL)を運営するジェフユナイテッド(株)と、スポーツ活動や地域活動を通して地域社会の発展と人材育成に寄与することを目的とする包括的連携協定を締結。瀬戸熊修理事長と前田英之代表取締役が協定書を取り交わした=写真
 本学は2016年5月に人工芝敷設が完成した茜浜運動施設のサッカー場を、学生の体育の授業やサッカー部の練習に使うほか、ジェフLの練習場として貸し出し、親密な関係が続いている。
 ジェフユナイテッドの企業としての使命は、プロサッカーチームの運営を通して地域振興に貢献し、有為な若者を育成すること。そのためのサッカー活動の場と環境の確保が常に大きな課題だ。
 前田代表取締役は協定調印式の挨拶で、「千葉工大から茜浜のサッカー場を提供して頂いていることは、私どもにとって大変光栄であり、同時に千葉の地でサッカーを極めようという若者にとって大きな財産です」と感謝の意を表した。
 連携協力の具体的な内容はこれから本学の学生センターとジェフユナイテッドのレディース運営部が窓口となって詰めるが、ジェフの経営陣などマネジメント担当者による学部での特別講義や、ジェフLコーチ陣による本学サッカー部の指導、ジェフLホームゲームのハーフタイムショーなどへの本学学生サークルの出演などが、アイデアとして挙がっている。
瀬戸熊理事長のコメント
 「地域の活性化と貢献を目的として、練習場の提供などジェフユナイテッドへの支援を行ってきましたが、この包括的連携協定締結によってこれまでの支援にとどまらず、スポーツ、文化の振興発展、地域振興を柱として協力を行うこととなりました。両者の協働による活動の中で、多くの学生が関わり学ぶことにより成長することを期待しています」

グッド・レクチャー賞に12教員


29年度後期 「ベスト」は該当者なし

 平成29年度後期グッド・レクチャー賞に教員12人が選ばれ、4月3日の受賞式で小宮一仁学長から表彰された=写真。前後期のグッド・レクチャー賞からさらにベスト・ティーチャー賞を選出しているが、残念ながら今年は該当者なしとなった。
 グッド・レクチャー賞受賞者は次の通り(順不同)。

▽小山和也教授「電気化学」「材料電気化学」
▽石原沙織准教授「建築構造材料」
▽米田完教授「ロボット構造力学」
▽田隈広紀准教授「企業と経営」
▽内海秀幸教授「応用力学」
▽井上泰志教授「表面物性学」
▽鴻巣努教授「コミュニケーションマネジメント」
▽須藤勲准教授「言語と文化2」
▽東山幸司教授「物理学応用」
▽佐藤和准教授「スポーツ科学」
▽木島愛准教授「言語と文化2」
▽畑誠之介准教授「スポーツ科学」