新習志野キャンパス再開発に伴う新食堂棟と新体育館、新学生寮の建設工事が無事終了し、供用を始めた。４月１日から新入生を迎え、キャンパス環境は一段と充実した。

　新食堂棟＝写真上＝は鉄骨造り4階建て。外周がガラス張りで明るく開放的な空間。1階は食堂とラウンジに計１０３０席が用意された。
　２階の食堂スペースは一変してクラシカルで重厚な雰囲気。温かい質感の椅子・テーブルと同色系の広間が、ゆったりと落ち着きある佇まいを見せる。２階食堂・ラウンジも計６７０席と十分。デッキテラスで購買棟に続き、今後整備される中央広場を囲うように憩いのスペースを創り出す。
　１階は従来の定食を、２階はアラカルト方式も取り入れ、栄養バランスを考えた多品目を提供する。２階食堂では今回、後清算方式を採用。ＩＣチップが食器に組み込まれて代金を自動計算し、現金、プリペイドカードの両方で支払いができる。
　３階は主に多目的スペース。パーテーションで仕切ることが可能で、普段はスペースの一部をラウンジとして利用する。学生・教職員が気軽に集い、語らえる新たな場所となった。テラスの外側にはキャンパスを一望する屋上庭園が広がる。

　新体育館＝写真下＝は鉄骨造り２階建て。設備拡充のため６号館（図書館）の南東に移設された。波型曲線のガラスカーテンウォールが印象的。活動の様子が外からもうかがえる。バスケットコート３面分の広々としたアリーナ＝右下＝に加え、トレーニングルームなども完備。体育授業やクラブ活動の環境が整った。夏季の熱中症対策に、新たに空調設備を導入。アリーナの屋上全面に１２０キロワットの太陽光発電設備を設け＝左下、省エネに配慮した。