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2015.4.15

青空にロケット届いた!


■伊豆大島で高校生13人

ロケットガール&ボーイ養成講座

発射台に備え付け作業
発射台に備え付け作業
 伊豆大島で高校生がロケットの打ち上げを目指してきた「2014年首都圏版ロケットガール&ボーイ養成講座」(12月20日〜3月22日=本学主催)は3月21、22日、伊豆大島三原山実験フィールド(本学管理地)でロケットを打ち上げ=写真=無事終了した。
 参加生徒は関東の13人(男子9人、女子4人)。液体触媒+固体燃料のハイブリッドロケット(全長約2メートル、重さ約10キロ、飛行高度約350メートル)を「チームで、自分たちの力で」設計から打ち上げまでこなそうと、初回ミーティングから2チームに分かれて励んできた。
 本学工作センターなどで、惑星探査研究センター(PERC)の秋山演亮客員上席研究員と学生ティーチングアシスタント(TA)6人が指導して、苦心の末に完成。
 初日は悪天候で打ち上げ延期、翌日は汗ばむくらいの好天に。2チームのロケットが真っ青な空に打ち上げられ、目的の上空に達した瞬間、高校生たちも学生も感動の表情だった。
 22日には地元小学生を集めて小型モデルロケット教室を開き、多数の親子が参加した。自作ロケットを次々に打ち上げると歓声が上がり、子どもたちに夢を与えるイベントとなった。
 TAとして参加した濱田有希さん(未来ロボティクス学科1年・当時)は「(ロケット作りは高校生に任せ)TAは主にスケジュール管理や物品購入を支援し、目上の人へのメールの仕方や部屋の整頓、時間厳守などを積極的に教えます。今回、高校生にどこまで教えてよいのか、線引きが難しかった」と話した。
ロケットを持ち込み記念撮影
ロケットを持ち込み記念撮影

御宿町から天然記念物


■「ミヤコタナゴ」本学研修センター水槽に
元気に泳ぐミヤコタナゴ
元気に泳ぐミヤコタナゴ
 千葉工大と包括的連携協定を締結している千葉県夷隅郡御宿町から、同町で増殖に成功した国の天然記念物「ミヤコタナゴ」が譲渡された。保護活動などの一助にするため飼育を開始。3月24日、飼育の場となる御宿研修センターの水槽に、石田義廣御宿町長と瀬戸熊修理事長の手で移された。
 瀬戸熊理事長は「教育の意味でも、学生・教職員に広く公開し、多くの方々にミヤコタナゴの存在を知ってもらいたい」と話した。
 本学は昨年6月、御宿町と包括的連携協定を締結。小中学生にロボット講座や、スカイツリータウンキャンパス見学会を催すなど、個別に同町と協力事業を行ってきた。
 昨年夏には御宿町での第1回学生交流プログラムを協力支援。メキシコ全土から集まった10人を迎え、御宿研修センターや学生寮に宿泊してもらい、ロボット技術の講義などを通して学生との交流を実現させた。
ミヤコタナゴ
世界でも日本の関東地方にしか生息していないコイ科タナゴ亜科アブラボテ属の魚。近年急激に減少しており、国内希少野生動物種にも指定されている。
御宿研修センターに設けられた水槽
御宿研修センターに設けられた水槽

天体望遠鏡プレゼント


■御宿の田中さんが本学に
天体望遠鏡のドームと田中さん、瀬戸熊理事長
天体望遠鏡のドームと田中さん、瀬戸熊理事長
 御宿町在住で天体観測が趣味の田中節子さんから、本学へ天体望遠鏡とドーム一式が寄贈された。贈られたのはビクセンSX極軸望遠鏡ED103Sレンズ一式とドーム(幅1.35メートル、高さ2メートル)。天の北極に向けて緯度経度を設定すれば方向を自動で保つ。
 田中さんは数年前に天体望遠鏡を購入したが、自身で設定できなかった。御宿研修センターがあることから本学に問い合わせ、天文研究部の寺本英央君(機械サイエンス学科2年・当時)、小田原純君(同)、奥野舜介君(電気電子情報工学科2年・当時)、川治義正君(同)の4人が設定を助けることになった。
 寺本君らは夜通し作業して設定を無事終了。田中さんは学生たちの対応が熱心で丁寧だったと感謝。望遠鏡は天文研究部のものより精度が高く、学生たちも「作業を楽しませていただいた」「また見に来てもいいですか?」と会話が弾み、「大事に、楽しんで使っていただけるなら」と大学への寄贈を決めたという。
 天体望遠鏡はその後、自宅からほど近い御宿研修センターへ移設、高台から海が見下ろせる中庭に設置された。
ドーム内部から
ドーム内部から

購買に新グッズ


サクマドロップス缶やCIT WATER
サクマドロップス缶やCIT WATER
 大学オリジナルグッズの新商品が、4月1日から津田沼、新習志野両キャンパスの購買で販売されている。
 新たに仲間入りしたのは公式キャラクター「チバニー」グッズなどで、いずれもデザイン科学科の学生らがデザインした。まずは購買の工大オリジナルグッズコーナーに足を運んでみよう!(詳しくは(株)シー・アイ・ティ・サービスのホームページhttp://www.cit-s.com/のバナー「工大オリジナルグッズON SALE」をクリック)
●CIT WATER(90円=税込み)
 島根県金城町の自然豊かな採水地でボトリングされたミネラルウオーターが本学プライベートブランド商品として誕生。ボトルラベルに大学から発信される技術や人材が花開く様子が表現され、ミネラルウオーターの透明感とマッチしている。
 デザイン=今井洵君・4年(指導教員・松崎元教授)
●iPadminiオリジナルケース(工大オリジナルマークVer)(2000円=税込み)
 毎年、新入生に配布されるiPadmini。4年間使用するものだからこそ、ケースにはこだわってほしい。そんな思いを込めて商品化。スクールカラー(紫紺)をイメージしたネイビーを配色し、中央には商品限定のオリジナルマークを。
●iPadminiオリジナルケース(チバニーVer)(2000円=税込み)
 チバニーを生かしたシンプルさにこだわったデザイン、チバニーがいつでもあなたのiPadminiを守ってくれます(iPadminiとiPadmini2の兼用ケースです)。
 デザイン=皆川伸吾さん・修士課程2年(指導教員・赤澤智津子教授)
●サクマドロップス×チバニーコラボ缶(270円=税込み)
 昔ながらのおいしさで、幅広く愛されているサクマドロップスとのコラボ商品。チバニーグッズ定番のライトブルーカラ―でさわやかに。かわいいチバニーが果汁入りを教えている。
 デザイン=皆川伸吾さん