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2013.7.15

“ロボット教授”コース


小・中学生に英才授業
fuRoが9月に開講
塾と共同で
記者会見で、教材のオムニホイールロボットを前に記者の質問に答える古田所長
記者会見で、教材のオムニホイールロボットを前に
記者の質問に答える古田所長
 未来ロボット技術研究センター(fuRo)は9月、塾経営のヒューマンエヌディー(本社・東京都新宿区)と共同で小・中学生を対象とした「将来のロボット博士」養成を目指す新たな教育プログラムを開講する。
 今年、開設10周年を迎えたfuR0の古田貴之所長は近年、ロボット教育の啓蒙活動にも熱心に取り組んでいる。一方、ヒューマンエヌディーが《子どもたちを理科好きに!》をコンセプトに、小学生向けに全国展開している「ロボット教室」では約4000人が学習している。
 「ロボティクス プロフェッサー コース」と名づけられた新しいプログラムは「ロボット教室」の上に位置し、将来のロボット研究者やエンジニアを夢見る小・中学生に英才教育を実施する。
 使われる教材の企画・開発やテキストの製作、授業内容の立案はすべてfuRoと古田所長が監修。これによって講座は1専門家レベルのロボット技術が学べる2数学・理科が好きになる3高校受験対策にも役に立つ――ように組み立てられている。
 7月8日にヒューマンエヌディーの山本昌人社長と共同で記者会見した古田所長は、「この講座では、本格的なロボットを設計して、組み立て、コンピュータープログラムをつくるなど、私たちが開発したロボットを動かすための知識と技術を子どもたちに与えます。そこで彼らはロボットのパワーアップを楽しみながら、数学や物理を身につけていきます。これによって、子どもたちの理科離れを食い止め、ひいては日本の産業を底上げする起爆剤の一つになってくれればと思っています」と語った。

第18回 文化の祭典


市民2700人、チバニーも活躍
音楽サークルの演奏
音楽サークルの演奏
 第18回文化の祭典(実行委員長・南部広樹君=電気電子情報工学科4年)が6月9日(日)、津田沼キャンパスでにぎやかに開催された。
 今年度のキャッチコピーは「みんなで飾る、文化の華」。祭典を来場者と一緒に楽しむことで初めて文化の華が咲くと訴え、文化会の全てを披露しようと、活動や作品、技術を公開した。
 工学分野、文芸、音楽、アニメなど各サークルが、展示や演奏、特設ステージでの発表、目玉企画などでイベントを盛り上げ、訪れた市民約2700人とともに祭典を楽しんだ。
 4月に誕生したマスコットキャラクター「チバニ―」が応援に駆け付けると、子どもたちや学生が取り巻き一緒に写真撮影していた。
 実行委員長の南部君は「文化会サークルの活動を知ってもらえるチャンスで、同時に文化会の活性化を図るよい機会だったと思います。今後も意味のある開催にしていきたい」と語った。
市民も学生も祭典を楽しむ
市民も学生も祭典を楽しむ
チバニーは祭典盛り上げに一役 お父さんが操縦に夢中 学内列車が運行!
チバニーは祭典盛り上げに一役 お父さんが操縦に夢中 学内列車が運行!

ラムサール条約登録20周年
「谷津干潟」保全しよう


村上研が研究成果出展
「谷津干潟」保全
 東京湾の最奥部に残り、本学キャンパスからも近い「谷津干潟」(約40ヘクタール)がラムサール条約に登録されて20年。今年の「谷津干潟の日」(習志野市主催、環境省・千葉県後援)は20周年記念として6月1、2日と8、9日の土日曜日に、谷津干潟自然観察センター(習志野市秋津)を中心に開かれ、展示会場で生命環境科学科生物圏環境研究室(村上和仁教授)の杉田智美さんら6人が、卒業研究の一環として水環境健全性指標調査とアンケートを行った。
 村上研はバイオ・エコエンジニアリング、微生物生態学の立場から水環境の保全研究に取り組んでいる。
 会場には生物指標による県内各地の水環境評価パネルを並べ、谷津干潟が三枚洲(葛西海浜公園)などと比較すると、水質が良く、生物多様性に富み、水鳥の餌が豊富なことを示した。また、環境省の水環境健全性指標を村上研で独自にアレンジした“干潟版健全性指標”を用いて、来場した市民に谷津干潟の健全性評価を試してもらった。
 ブースには多くの子どもたちら見学者が来場=写真。学生たちは質問に答えたり、アドバイスを受け、また、県内の環境団体と交流した。
 谷津干潟はシベリアと東南アジア・豪州などを行き来する渡り鳥の重要な中継地。野鳥110種が観察され、このうち水辺の鳥は約70種確認されている。1993年6月10日に、水鳥の重要な湿地環境を国際的に保全するラムサール条約に登録され、以後、毎年6月に「谷津干潟の日」を設け、保全行事を展開している。
 今年は20周年記念式典やシンポジウム、市民クリーン作戦、展示会、体験教室、上映会、模擬店など多彩な催しが開かれた。展示会には市民・教育機関・行政が3者協働でブース出展し活動や研究60件余りを紹介、谷津干潟の保全を呼び掛けた。

「千葉工大図鑑」
リニューアル


「千葉工大図鑑」リニューアル
 本学ホームページ上の高校生・受験生応援サイト「千葉工大図鑑」がリニューアルされた=写真。
 新マスコットの受験生応援大使「チバニー」をメーンキャラクターに、千葉工業大学の魅力や学びの特徴を高校生にわかりやすく紹介する。
 入試情報はもちろん、オープンキャンパスの詳細、学科・研究室クイックナビゲーター、キャンパスフォトマップのほか、画面上に隠れているチバニーをクリックすると千葉工大のヒミツを教えてくれる「チバニ―を探せ!」など、お楽しみ企画が盛りだくさん。受験生必読のサイトに仕上がった。

「大学院案内」が完成


大学院案内
 千葉工業大学大学院を目指す学生たちのナビゲーターブック「大学院案内」2014年版=写真=が完成した。
 専攻ごとの授業科目や、指導教員の専門分野・研究テーマなどの情報が網羅されている。
 募集要項と併せて入試広報課で無料配布している。