２０２０年オリンピック・パラリンピックの招致成功を目指して、大学も協力・支援しようという東京都・同招致委員会と全国７７大学の連携協定が締結され、５月２３日、本学からは小宮一仁学長が出席して、東京都庁で締結式が行われた。
　協定では人的および教育的分野オリンピック・パラリンピック招致に関わる研究分野オリンピックムーブメントの推進招致に関わる国内ＰＲ活動――の４分野での連携がうたわれている。
　今回の協定締結は今年２月の第１回５校に次いで２回目。合わせて全国１９都府県から８２校が参加している。千葉県からの参加校は本学と国際武道大学の２校。
　締結式で招致委員会の小倉和夫評議会事務総長は「オリンピック・パラリンピックへの全国の若い人の支持を高めるために、各大学の皆さんのご協力をお願いします」とあいさつした。
　本学は今年３月、「体育教育の発展充実に優秀な取り組みをしている」として、全国大学体育連合の平成２４年度「大学体育ＦＤ推進校」に選ばれた。小宮学長は「体育の先生方のご協力と日ごろの教育・研究活動の成果を生かし、大学として招致活動にできる限りの応援をしていきたい。それが『世界文化に技術で貢献する』という建学の精神にも沿うことになる」と話している。

　福井照・文部科学副大臣は５月２０日（月）、東京電力福島第一原発事故に投入された災害対応ロボットの開発現場を視察するため本学を訪れた。
　瀬戸熊修理事長、小宮一仁学長ら本学関係者が出迎え、原子炉建屋の階段を模して新習志野校舎１１号館内に造られた施設や、未来ロボット技術研究センター（ｆｕＲｏ）の研究現場を案内した。
　福井副大臣は「クインス」など原発対応機の概要について説明を聞いた後、災害対応ロボットのコントローラーを手に、階段上り下りの操縦に挑戦した。
　古田貴之所長も「ハルク」「全方位移動型電動車イス」など災害対応機以外の各種ロボットを紹介しデモ操縦。福井副大臣は、最先端技術の今後にさらに期待すると述べるとともに、研究員に激励の言葉をかけた。

　平成２５年度の学友会「キャンパス企画四時間耐久鬼ごっこ」（実行委員長・川堀悠樹君＝機械サイエンス学科２年）が５月２７日（日）、新習志野校舎全域で開催された。今年で７回目。学友会恒例企画で夏の風物詩となっている。
　実行委員らが毎回、ストーリーを練りあげ、単なる追いかけっこにならないよう工夫を凝らす。今年は“構内を清掃する架空システム”がコンピューターウイルスに侵されて暴走、学生たちを新習志野キャンパス内に閉じ込め、追い詰める・・・・・・という展開。
　１９４人が参加し、１２万４千平方メートルもの広大なキャンパス内をひたすら走って、鬼から逃げ回る生き残り戦が繰り広げられた＝写真右下。
　見事、最後の１人となったのは能重勇希君（建築都市環境学科１年＝写真左下中央）。能重君は４時間も耐え続けた様子を「逃げなかったのが逆によかったのかも！隠れつつ、ミッションのみクリアした成果です」と語り、優勝賞品のノートパソコンを手に喜んだ。
　ほかにも、鬼ごっこ中に行われたミニゲームのミッション成功者、吹野修太君（電気電子情報工学科１年）にデジカメ、高澤駿輝君（情報工学科１年）に学生食堂食券１００枚が贈られた。
　参加者たちは口々に「久しぶりに体を思い切り動かし、楽しかった！」。実行委員長の川堀君は「２年生で責任者を務めましたが、成功は友人の協力があってこそ、と感謝しています」と話していた。