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2011.3.15

定年退職者の皆様


 3月に定年を迎えられる教職員の皆様をご紹介します。いろいろな思い出、学生へのエールなど、温かい言葉を残して下さいました。 (敬称略)
教員(10人)
宮崎 俊行  俊行
(機械サイエンス学科・教授)
尼崎  巖 尼崎  巖
(電気電子情報工学科・准教授)

 思いやりにあふれ穏やかな先生。心は強く、リーダーシップを発揮し、多くの先生から信頼された。メンターの学生を卒業まで指導できず残念と最後まで気にかけていた。

 ずばり「温厚」。「ゆっくりと話して聞かせる」先生。学生実験で器具が壊れると、真っ先に分解修理する達人。すべてに公平で偏りのない先生を誰もが尊敬していた。

清水 紀夫 清水 紀夫
(生命環境科学科・教授)
石橋 一彦 石橋 一彦
(建築都市環境学科・教授)

 卒研での面倒見がよく、学生との距離が近い先生。「感情」をあらわにすることはあっても、実は温情的。後輩教員に頼られ、また、不器用な一面が女子学生に人気だ。

 実験の石橋。何千回と実験を重ね、学生はもちろん教員からもこう呼ばれる。強面の印象とは裏腹に、時折見せる笑顔がチャーミング!と、学生達がいつも囲んでいた。

長橋 純男 長橋 純男
(建築都市環境学科・教授)
橋本 篤秀 橋本 篤秀
(建築都市環境学科・教授)

 優しく親しみやすい性格と、礼節を重んじ、善悪をはっきりと主張する先生を誰もが尊敬。学生一人ひとりの理解度に応じて授業を進め、信頼度はナンバー1。

 誠実、温厚で接しやすく親しみ深い人柄であるが、筋の通らないことに対し、常に正論を述べる先生は、誰からも尊敬される存在。常に千葉工大を尊重する長≠セった。

佐野 利男 佐野 利男
(経営情報科学科・教授)
西崎  泰 西  泰
(経営情報科学科・教授)

 人当たりが良く、論理的な思考バランスがとても優れている先生。学生の研究指導には厳しい反面、常に思いやりを忘れない。「スマート!」という言葉がぴったりの紳士。

 山男らしく活動的で、何事も目標が決まるとまっしぐらに突き進む先生。学生との共同作業や先生方とのコミュニケーションを大事にし、自ら積極的に動く行動派。

中田 昌宏 中田 昌宏
(教育センター・教授)
V.J.キャンティ V.J.キャンティ
(教育センター・教授)

 謹厳実直。教育熱心。千葉工大生はもちろん、小・中学校の出前授業にも積極的に貢献した。温厚篤実ながらもその奥に見え隠れする熱い気持ちは誰もが尊敬に値する。

 授業に妥協は許さない。それも全て高邁な理想を掲げ授業に臨んでいるからこそ。先生の正確で美しい英語に毎週直に触れることができた学生はとても幸運だ。

職員(4人)
板倉 輝子 板倉 輝子
(学務部・課長補佐)
加藤 久男 加藤 久男
(千種寮・課長補佐)

 長年千葉工大に務め、年配の方々からなぜか「社長」の愛称に。一つのことに一生懸命に取り組み、時には「母」となり後輩職員の育成に。趣味の押し花はぴか一の腕前。

 豊かな経験を生かし、絶品の腕前をふるう千種寮生の父。穏やかな笑顔で気さくに学生に声をかける姿は傍から見て微笑ましい。寮生に忘れられない味を残していった。

東山 富男 東山 富男
(施設部・用務主任)
村山金三郎 村山金三郎
(千種寮・用務員)

 寡黙で真面目。どんな悪条件の下でも、ひたむきに職務にあたる姿にはただ頭が下がる。多くのイベント成功の裏に、縁の下の力持ち「東山」が存在した。

 千種寮に勤務し、広大な敷地、学生の住む寮に相応しい環境の美化や火災予防に努めた。いつも笑顔で何事もコツコツと。そんな姿に心を打たれた学生も多い。

同窓会

同窓会

機械サイエンス学科 高橋 芳弘

 もうすぐ卒業式。新たな道を歩む若者たちが旅立つ日である。
 2月中旬、卒業論文と修士論文で研究室は大忙しとなる。今までの成果を自信を持って発表する者もいれば、不安そうにしている者もいる。
 発表後、質問に的確に答えられず、翌日発表の審査結果を心配する学生たちが沈痛な面持ちで私の帰りを待っていた。その日は反省会という名の飲み会を行い、研究室の仲間と語り合うと、いつもの研究室の雰囲気に戻った。
 2月下旬、数年前の卒業生たちが来てくれた。毎年、研究室の3年生に会社説明会を行ってくれている。この説明会が縁となり採用される学生もいる。この就職難、来校してくれた卒業生たちに心から感謝する。
 ふと思う。3月に卒業する彼らは5年後、10年後、研究室に来てくれるだろうか? 最近、卒業生の母校に対する思いが希薄なように感じる。
 卒業する皆さんへ。自信をもって新しい道を歩んでほしい。壁もあるだろうが、乗り越えてもらいたい。そして、たまには元気な顔を見せに大学に来てほしいと願う。

四季雑感

四季雑感

入試広報課 上田 容子

 日増しに太陽の暖かさを感じ、希望の春がやって来たとうれしくなります。一方、別れの季節でもあります。3月で卒業する学生を見送るのはさびしいですが、新しい息吹として社会で活躍する姿を想像すると、心からエールを送りたくなります。
 私事で恐縮ですが、3月末で退職致します。工業経営学科で学んだ4年間を併せ、これまでの人生の半分以上にあたる22年間を過ごした千葉工大を去ると思うと、さびしくてたまりません。
 大きな心で見守り育てて下さった上司の方々、一緒に一生懸命頑張り、楽しくお話した先輩や同僚の皆さん、先生方にも大変お世話になりました。また、学生と接し、多くのきらめきに出会い、いっぱいエネルギーをもらいました。本当にかけがえのない貴重な経験をさせて頂き、大切な思い出をたくさん頂きました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。この場を与えてくださったことにも感謝しています。
 本当に有難うございました。
 最後に、千葉工大のますますの発展を心よりお祈り致しております。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 今年度も間もなく終わりを迎える。平成22年度もあっという間の1年だった。
 毎年この季節になると、学位記授与式が楽しみで仕方ない。学生たちの旅立ちの瞬間を目の当たりにし、「千葉工大の学生って、こんなにいい子がいたんだな〜」と、これまで過ごした学生との思い出にひたり、毎回取材で訪れることを幸せに思う。しかし、今年はなんだかちょっと違う。別れが辛い学生が多すぎて、春を迎えるのが憂鬱だ。
 また、随分長いこと千葉工大にお世話になっているせいか、入社当初からご指導いただいた先生方までが卒業(定年)の対象となり、一層寂しい気持ちになる。
 仲の良かった友達や先生と過ごしたかけがえのない思い出のほんの一部に、私も入れてほしいなぁ…と、卒業式の度に思いを馳せていた。でも、この際、思い出にはせず、ずっと、ずっとつながっていようと思う。
 大切な出会いをくれたみんなに感謝!こころから、「出発」をお祝いします。