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2010.10.15

「科学っておもしろい!」
―ひらめき☆ときめきサイエンス―


坂本准教授らが高校生講座
高校生たちに実験を披露
高校生たちに実験を披露
 日本学術振興会のプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI(科学研究費補助金)」として「夏休みの高校生向け実験講座」が8月3日、津田沼キャンパス7号館で開催された。
 大学の最先端研究成果の一端を実際に見、聞き、触れることで高校生に学術と日常生活との関わり、科学の持つ意味を理解してもらおうという狙い。講師は生命環境科学科・坂本泰一准教授と河合剛太教授で、学生たちが助手として協力した。
 参加した国公私立の高校生ら17人は、タンパク質の立体構造と機能について講義を受けたあと、コンピューター演習室でコンピューターグラフィクスによってその立体構造を観察。
 最後に実験室で、下村脩・ボストン大学名誉教授がオワンクラゲから発見して2008年ノーベル化学賞受賞につながった緑色蛍光タンパク質を、リボソームを使って合成する実験に取り組んだ。
 講座後のアンケートでは、高校生全員が、「参加してとてもおもしろかった」、「科学に興味がわいた」と答えた。特に実験での光ったタンパク質に強い印象と感動を覚えたようだった。

迫力!本学「よさこい風神」
鎌ヶ谷で2度目の優秀賞


富士通社員イベントでも披露
鎌ヶ谷で踊る「風神」メンバー
鎌ヶ谷で踊る「風神」メンバー
 9月11日は鎌ヶ谷市商工会が主催する「YOSAKOIかまがや祭2010」。祭は今年で5回目。昨年の雨模様とはうって代わってすっきり快晴、真夏日になった。
 本学の「よさこいソーラン風神」は、この日がオリジナル曲デビュー。真夏の日差しを浴びての熱演と観客の大声援。今年入部の1年生も大いに楽しみ、08年に続く2回目の優秀賞となった。
 次の目標は11月28日の「ちばYOSAKOI2010」に出場し、ファイナルステージで演舞すること。そのための猛練習が続いている。
 また「風神」は8月3日、富士通株式会社の社員交流イベント(同社幕張事業所、所属社員2千人)で演舞を披露した。
 同事業所では毎年2回社員交流イベントを開催し、講演などさまざまな企画に取り組んでいる。7回目の今回はインターネットの動画で演舞を観た同社イベント担当の岩本さんから「よさこい風神」に「ぜひ出演を」と依頼があった。
 約40人の部員が3曲を披露、社員の皆さんとも一緒に踊った。主将の森修太郎君(建築都市環境学科3年)の元に「迫力があった。千葉工大生のフレッシュなエネルギーに感動しました」と感謝の言葉が届いた。

新メンバーで全日本へ
1年生ら「来年」に燃える


学生フォーミュラ大会
全日本学生フォーミュラの本学チーム
全日本学生フォーミュラの本学チーム
 第8回全日本学生フォーミュラ大会(社団法人自動車振興会主催)が9月7日〜11日、静岡県小笠山総合運動公園(エコパ)で開かれ、本学学生フォーミュラプロジェクトチーム(リーダー・大沼弘治君・機械サイエンス学科3年)が前年に続き参加した。
 競技は車検と審査(静的競技と動的競技)で行われ、車検で指摘されたレギュレーション違反の修正と4輪ロックのブレーキテスト合格に手間取り、審査8項目のうち競技時間に間に合った静的競技の「プレゼンテーション」と「デザイン」だけが審査対象となった。
 参加75チームのうち、審査に進んだ70チーム中63位の成績だった。同チームは、前年度プロジェクト経験者から知識とノウハウをうまく引き継げなかった経験不足と未熟さを反省している。
 しかし、プラクティス(練習)走行ながら実際に自分たちのマシンを走らせる楽しさと喜びを実感したこと、今大会にチーム初の学部1年生3人が参加できたことを糧に来年度大会へのチャレンジに燃えている。
OPEN CAMPUS
第61回 津田沼祭
PPA

PPA

経営情報科学科 村上 利幸

 この夏の一大イベントであったサッカーワールドカップも、無事終了した。決勝戦は、スペインとオランダのヨーロッパ勢同士の対戦となり、スペインが勝利した。両国とも日本との関係も長く、なじみ深かったということもあって、興味深い対戦であった。
 それに加えて、両国の経済状態が対照的な状況に置かれているということも、何か因縁めいたものを感じさせた。ユーロ圏では、オランダの失業率(3・5%)は最も低く、スペインの失業率(18%)は最も高い水準である。この差は、産業構造の違いなど多くの原因によってもたらされる。
 その中でも、オランダでは、ワーク・シェアリングが進んでいることが失業率の低さの大きな要因になっている。ワーク・シェアリングが機能するためには、雇用制度、教育制度、社会保障制度などが整備されている必要がある。
 ワールドカップ決勝戦は、サッカーのシステムではスペインが勝っていたが、社会システムの面ではオランダの方が優れているといったことを思う興味深い対戦であった。

四季雑感

四季雑感

デザイン科学科 城戸 太司

 すっかり秋も深まり、連日うだるような暑さが続いていた今年の夏を、今となっては少し懐かしく感じているのは私だけだろうか。
 私事で恐縮だが、助手として任用されてから1年が経過した。時間の早さに焦りを感じながら、時間の大切さを改めて感じている今日この頃である。
 さて私にとって、秋は「スポーツの秋」だ。人によっては「食欲の秋」かもしれないが、私にとって食欲は「年中無休」だから、「秋だけ特別」ということはない。もちろん、節制しつつ、各時期の旬をありがたく頂くのが、私の元気の源である。
 「スポーツの秋」といっても、今では「やる」より「見る」が多くなってきている。野球で育ってきた私にとって、秋は頂点が決まるという興奮と、シーズンが終わるという寂しさが共存する季節である。
 今年も日米でたくさんの記録が達成された。その選手たちに感動をくれたことへの感謝をするとともに、新記録を打ち立てる新しい選手が出てくることを楽しみに待ちたいと思う。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 なぜそこまで「転倒」するのか・・・昨年編集だよりで子供の運動会における父母の様子を綴ってからもう1年。今年も運動会シーズンがやってきた。
 同僚は「聞いて〜!うちの子リレーのアンカーに選ばれたの〜」と喜びを隠せない。我が家の息子は肥満気味ゆえに、運動会での活躍は期待するものではないのだが、せめて、楽しんでいる姿を見逃すまいと両親ともに内心ソワソワ。息子に至ってはお弁当を食べられるという理由だけで2〜3日前からかなり興奮気味だった。
 かけっこや団体競技、表現(踊り?)と、今年は写真を撮りまくった。ここで気づいたことが一つ。息子は終始笑顔ということ。無表情でダンスをする女の子の脇で、やたらニコニコ笑顔でポーズを決める姿は見ている側の笑いを誘う。
 近々、同僚の結婚式で余興をすることになっている。子供の笑顔とおばちゃんの笑顔では雲泥の差ほどあるかもしれないが、笑顔で行こうと心に決めた出来事だ。