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2008.4.15

希望にあふれ 2654人


平成20年度入学式
希望を胸に入学式に望む新入生たち
希望を胸に入学式に望む新入生たち
 陽春の青空が広がる4月1日午前10時半から、千葉工業大学の平成20年度入学式が幕張メッセ・イベントホール(千葉市美浜区)で挙行された。新築の高層校舎が完成した芝園キャンパスでは桜も花開き、新入生を歓迎した。(2〜4面に関連記事)
 本学は1942年、日本で唯一国策に沿って、優れた工業技術者を養成するために設立された旧制私立工業大学で、その伝統と誇りを受け継ぐ教育を進め、いまでは6万7000余名の卒業生が産業界の第一線で活躍している。本学はまた、「物づくり」において最新鋭の設備を整え、教授陣の指導で、学生たちが参加してロボット工学、未来の自動車開発、情報工学など先進的な研究を進めてきた。
 式典には、3学部の新入生2392人(工学部6学科1725人、情報科学部2学科340人、社会システム科学部2学科327人)と、大学院生262人(修士課程3研究科251人、博士後期課程3研究科11人)の計2654人が出席。本岡誠一学長は式辞で、「建学の精神である『師弟同行』『自学自律』の教育を通して、創造力豊かな人材育成を進めていく」と述べた。また「社会はグローバル化が進み、人間力や対人能力など、ポスト近代型の能力が求められるようになる。本学は激しく変化する社会に対応できる、しっかりした科学技術の基礎学力を養うカリキュラムを組み、諸君が創造力豊かな人間になるよう学習支援を進めるので、安心して学業に励んでほしい」と激励した。
 豊田耕作理事長(代読・宇野英隆理事)は祝辞の中で本学が官立に準じて設立された歴史を紹介し、「現在、本学の多くの先輩が活躍し、彼らの工業技術力が、今日の経済発展を支えてきた」と述べ、また学生が学びやすい教育環境の整備を進めるため、新校舎を建設中であることなどを紹介した。
 新入生を代表して吉村祐美さん(情報科学部情報ネットワーク学科)が「これからの世界を担うものの一人として自覚を持ち、専門的な知識や技術を身につけ、本学で教養と人格を培っていきます」と、力強く宣誓。在学生を代表して朝山鈴子さん(工学部電気電子情報工学科4年)が「本学には、大学生活を支援する施設も数多くあるので安心して勉学に励み、また、さまざまなサークル活動や資格取得にチャレンジして、有意義な学生生活を送ってください」と歓迎のエールを送った。
 最後に吹奏楽部の演奏で、千種寮寮生有志とともに全員で校歌を斉唱、式を終了した。
宣誓する吉村祐美さん エールを送る朝山鈴子さん
宣誓する吉村祐美さん エールを送る朝山鈴子さん
F1マシンも新入生を歓迎
青いF1の車体を中央に据えたFCIT(千葉工業大学学生フォーミュラプロジェクトチーム)のメンバーたち
 芝園キャンパスでは、入学式後の午後2時半から、各学科のガイダンスが一斉に行われた。
 その中でひときわ目立ったのが、青いF1の車体を中央に据えたFCIT(千葉工業大学学生フォーミュラプロジェクトチーム)のメンバーたち=写真。同チームは05年4月に創立され、物づくりを目指す学生が集まりF1の設計から製作まで自分たちで手掛けてきた。
 代表の小山和紀さんは大学院工学研究科機械サイエンス専攻修士課程1年に在籍。プロジェクトチームは16人で構成。メンバーがレーサーになり、06年からは毎年9月に静岡で開催される「全日本学生フォーミュラ大会」に連続出場している。 



世界へ翔ぼう!自らを高めよう!
(今回の参加者募集については、国際情勢、その他諸事情により、日程の
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