2006.09.15
平成18年度カーコンカップ全日本学生ダートトライアル選手権大会(全日本学生自動車連盟主催)が、全国から予選を勝ち抜いた24大学のチームが参加して8月6日(日)広島県安芸高田市のテクニックステージタカタで開かれた。 ダートトライアル競技は、未舗装路に設定されたコースを各チームの選手3人がそれぞれ2回走り、速いほうのタイムで順位を競う競技。 去年の優勝に続いて2連覇を狙う本学チームは、他大学を大きく突き放す走りを見せ、菅原昌志君(機械サイエンス学科3年)が男子個人の部で優勝、主将の高見宣昭君(経営情報科学科4年)が5位入賞、下村紘範君(機械サイエンス学科2年)が6位に入賞し、見事団体で優勝、全国大会2連覇を達成した。
「第一回全日本対抗チーム・マイナス6% エコドライビングコンテスト」が、8月21日(月)鈴鹿サーキットで開かれた。この大会は、地球温暖化防止のための協賛大会で、一般の市販車で国際レーシングコースと同サーキット交通教育センター内を周回し、基準タイムの範囲内で最も速く、かつ最も少ない消費燃料を競う競技。 本学自動車部からは3チームが出場し、プロボックスの部で本学Aチームが優勝した。また、同AチームとBチームは総合でも同率3位に入賞した。
「鈴鹿市長杯第20回全日本学生ジムカーナ選手権大会」が、8月19日と8月20日にかけて鈴鹿サーキット内南コースで開かれた。19日の予選を突破した15チームが20日の決勝戦で戦い、本学(牧野雄太君、下村紘範、菅原昌志君)は男子の部で総合2位と好成績を収めた。また、個人順位でも菅原君が4位に入賞と健闘した。 本年度自動車部はダートトライアルとジムカーナ競技において好成績を残し、今年度初めて行われたエコ・ドライビングコンテストでも成績を残すなどスピード競技だけでなく、総合的な運転技術においてもトップレベルであることを実証した。
本学機械サイエンス学科の茂木徹一教授が、5月20日に大阪産業大学で開かれた社団法人・日本鋳造工学会の第147回全国講演大会総会表彰式席上で「飯高賞」を受賞した。 今回の受賞は、茂木教授の長年にわたるアルミニウム合金およびマグネシウム合金の鋳造・凝固工学に関する研究業績および鋳造技術への波及効果が認められたもの。 飯高賞は、日本鋳造工学会第2代会長の飯高一郎氏の鋳造工学および鋳造技術への多大な貢献を顕彰して設けられた賞で、毎年1名が表彰されている。
本学の・未来ロボット技術研究センター(fuRo)副所長のロボットの研究開発に取り組む姿が、8月3日(木)午後10時から放送のNHK総合テレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」で放映された。
冒頭から『最先端に生きるロボット技術者・』として紹介され、吉田智章fuRo研究員と学生たちとの、レスキューロボット開発に取り組む開発現場の姿が映し出された。 この後、スタジオで障害物や階段を乗り越えていくレスキューロボットのデモンストレーション。 続いてのモノ作り哲学「開発にタブーはない」「恋して泣ける技術者たれ」「使う人のために技術はある」「妥協の余地はない。何か方法があったら絶対にやる。最後まであきらめない」などがインタビューの中で語られる。そして、世界規模のロボコンで次々に優勝した略歴などがナレーションで紹介された。 さらに、新潟中越地震の災害現場にレスキューロボットを入れた時の苦い経験談や東京消防庁でのテロ災害想定訓練の様子が紹介され、最後に、失敗しても常に明るさと自信を持って未知の荒野に挑むロボット技術者・の姿が映し出されてエンディングを迎えた。
国会議員で結成するロボット政策推進議員連盟(代表・小野晋也衆院議員)の議員たちが、7月10日(月)午後12時30分から本学芝園キャンパス11号館実習室を訪れ、未来ロボティクス学科の「ロボット体験実習」授業やレスキューロボット実演などを視察した。午後2時からは、本学の中野榮二・未来ロボティクス学科教授や古田貴之fuRo所長ら関係教職員との意見交換会も行われた。 同議員連盟は、「人間とロボットが共生する『ロボット新大陸社会』を構想し、その実現を図るとともに、2015年までにロボット産業を10兆円産業にまで育成すること」を目的に、今年6月9日に設立したばかり。まず手始めに、今年度新設された本学未来ロボティクス学科のカリキュラムや授業内容を知ろうと視察を決めたという。 視察には同議員連盟の小野代表をはじめ衆院の中野清議員、今井宏議員、参院の清水嘉与子議員、議員ほか経済産業省や文部科学省関係者も参加した。 視察後、参加者からは「授業などを視察させていただき、学生の主体性、意欲の高さには本当に驚かされました」という感想が多く述べられた。