本学産官学融合センター、現代GP実行委員会(委員長=荻林成章・社会システム科学部経営情報科学科教授)主催の「千葉工業大学現代GPシンポジウム『地域連携と大学教育』」が、3月11日(土)午後1時から本学津田沼校舎4号館431教室で、145人が参加して開かれた。
本学は、文部科学省の平成17年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP)に選定され、今回のシンポジウムでは本学の地域連携や現代GPの取り組みの現状報告、産業界・行政・大学など各界代表のパネルディスカッションが行われた。
まず、本学の中村和彦学長補佐(工学部機械サイエンス学科教授)の開会あいさつで始まり、最初に本学OB・元日野自動車(株)代表取締役社長の湯浅浩氏が「確かな豊かさを求めて」のテーマで基調講演。湯浅氏は「産業の空洞化を止めるには、地域との連携による人材の育成が不可欠です」と述べた。続いて、荻林委員長らが全体的な取組報告を行った。
午後3時からは、「地域との連携による工科系キャリア学習支援」のテーマでパネルディスカッションが開かれた。このディスカッションは、鎌田元弘・本学工学部建築都市環境学科教授が司会をつとめ、パネリストは、基調講演の湯浅氏、県教育庁、習志野市役所、大学関係者、企業代表者など5人が務めた。それぞれの立場から「地域の人材育成」「住民・大学・企業・市民団体による“町づくり”」「付加価値の創出」「産学連携は民の立場の人の参画が必要」など多くの意見が出され、鎌田教授が集約を行った。実施したアンケートから「従来にない新しい大学のあり方が感じられた」「地域連携と人材教育に良いシステムだと思います。ぜひ成功させてほしい」などが得られ、有意義なシンポジウムであった。
文科省主催
現代GPフォーラムにも参加
また、本学は今回のシンポジウムに先立って3月4日、東京ビッグサイトで開かれた文部科学省主催の現代GPフォーラム「ポスターセッション」に参加した。当日は、本学の取組に興味を持った多くの来場者が本学ブースに立ち寄り、説明資料を手に荻林教授や鎌田教授らの説明に耳を傾けた。
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