放電学会(会長・柳父悟氏)主催の「2005年度放電学会年次大会」で、本学大学院電気電子情報工学専攻の長谷川晶一さん(博士前期課程2年・関井康雄教授研究室)が、「放電学会優秀ポスター発表賞」を受賞した。授賞式は昨年11月30日に開かれた2005年度放電学会年次総会の懇親会席上で行われた。
長谷川さんの研究内容は「カーボンファイバー植毛面の光反射率と熱放射率の測定」で、15人の発表者の中からただ一人選ばれた。
この研究は、人工衛星に搭載される精密機器や電源部分の表面素材として開発が進められている新素材の研究で、これを用いた場合、熱の制御が容易になり、軽量化が図られるというもの。この研究発表に対して、多くの審査委員から「丁寧な説明で分かりやすかった」という高い評価を受けた。
長谷川さんは、昨年8月に北京(中国)で開催された高電圧国際シンポジウムでもポスター発表しているが、今回の受賞について「こんな大きな賞をいただいて、本当にびっくりしています」と受賞の喜びを語っていた。
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スペースチェンバー(熱放射率の測定に使用)の前に立つ長谷川晶一さん |