千葉工業大学を軸に産業界・地域社会の人たちに情報交換の場を提供しようと、産官学連携に関わる事例を取り上げた「平成17年度第1回産官学連携フォーラム―知的財産権と産学連携3―」が、千葉工業大学技術・情報振興会(会長・豊田耕作理事長)主催、習志野商工会議所共催で9月21日(水)午後2時30分から本学津田沼校舎5号館6階会議室で開かれた。同フォーラムには、企業7社10人、7団体10人、本学教職員・学生25人が参加した。
開催に先立ち千葉工業大学技術・情報センター(所長・本岡誠一学長)運営委員会委員長の南和一郎教授(機械サイエンス学科)より「産学連携開催の目的と必要性」について述べ、今回のフォーラムの狙いなどを語った。
続いて基調講演に移り、千葉県知的所有権センター特許情報活用支援アドバイザーの坂元祥郎氏が「『特許電子図書館』による特許情報等の検索」のテーマで講演。特許情報の活用・調査などについて説明した。本学からも特許関連シーズ3件が発表された。はじめにデザイン科学科高橋靖教授が「ユーザーインタフェースデザインと携帯型操作入力装置について」、次に機械サイエンス学科の茂木徹一教授が「マグネシウム合金のセミソリッド鋳造法」を、そして同学科の坂本幸弘助教授から「ヨウ素含有炭素摺動皮膜について」の説明があった。
このあと企業関係者を対象に相談会も設けられ、技術に関する質問やその技術が生かせそうな製品作りに向けた相談が持ち掛けられていた。 |
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フォーラムの目的を説明する
南和一郎教授
▲産官学連携フォーラム会場 |