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2016.10.15

能代イベント PERCプロジェクトを紹介


宇宙教育ブース 展開
 秋田県能代市で開催された「第12回能代宇宙イベント」(あきた宇宙コンソーシアム主催、8月18〜25日)の一般公開日に当てられた21日、本学は入試広報部が中心となって会場にPRブースを開設し、宇宙からの流星観測が始まった「メテオ」など惑星探査研究センター(PERC)のプロジェクトを紹介。子ども向けの工作教室を開いたり、来場者にチバニーグッズなどを配布した。
 また、ハイブリッドロケットの製作・打ち上げに挑んでいる学生団体「SPARK」と、人工衛星製作を目的にこの春結成された「凪」のメンバー合わせて8人が参加して、全国から集まった学生などと交流した。
 一般公開日に合わせて行われた開会式では、小宮一仁学長があいさつして、最近の本学の躍進ぶりをアピール。地元紙の北羽新報に紹介された。
 2005年に第1回が開催された能代宇宙イベントに参加する大学生は年々増加し、今回は全国から500人を超える学生たちが自慢のハイブリッドロケットや缶サット(空き缶サイズの模擬衛星)を携えて集まった。
 また、中学生のモデルロケット秋田県大会や高校生のロケット甲子園、小学生以下を対象にモデルロケット体験打ち上げ教室なども開かれた。
 本学は昨年から秋田大や和歌山大などとともにこのイベントを共催しており、今回は機械電子創成工学科の和田豊准教授が副実行委員長、PERCの前田恵介研究員が事務局長を務めた。またPERCの秋山演亮(ひろあき)主席研究員は実質的な“生みの親”として、この催しを“日本最大の宇宙教育イベント”に育て上げた。
 PERCで低融点の熱可塑性樹脂を燃料とする小型観測ロケットの開発に挑んでいる和田准教授は「本学が能代宇宙イベントで中心的な役割を果たすことの意義は大きい。また機械電子創成工学科の演習としてロケットや人工衛星の製作をやりたいと考えており、その実践の場としても利用させてもらいたい」と話している。
多くの参加者でにぎわったイベント会場
多くの参加者でにぎわったイベント会場
ロケットの打ち上げ準備も真剣そのもの
ロケットの打ち上げ準備も真剣そのもの

習志野市民まつり 本学学生らが講座


会場を彩るランタン
手作りのランタン
手作りのランタン
 毎夏に開催される習志野市民まつりの「習志野きらっと2016」(7月27日=市民の実行委主催)で、本学の文化会電気研究部(部長・浅野拓真さん=電気電子情報工学科3年)と一般社団法人文教科学開発機構(講座担当・宇津野仁史さん=電気電子情報工学専攻修士2年)が「ものづくり体験講座・みんなで作るイルミネーションプロジェクト」を開いた。
 文教科学開発機構は、習志野市内を中心に体験教室などを開いてきた本学「理工学教室実行委員会」をより継続的な活動にしようと今年、本学OB・在学生が創設。25年度CITものづくりのテーマの1つ「工作教室」を手始めに活動している。
 講座には幼稚園児から小学生までの親子69組が参加。自分だけの電子ランタンオブジェを作り、会場に灯すという企画で、親子たちはガラス器に思い思いの模様を描き、LEDを仕込んだ。出来たランタンは市役所前の会場に飾り付け、夜7時から点灯。LED1万5千球の仲間入りをして会場に優しい光を放った。ランタンは終了後、記念写真を添えて各親子に手渡された。
 講座を指導した宇津野さんは「自分の作ったもので人々に喜んでもらうという体験をしてもらえた。ものづくりで得られる達成感、想いを少しでも理解してもらえたのでは」と話した。
会場を飾ったイルミネーション
会場を飾ったイルミネーション

新任紹介(敬称略)


教員
枚田 明彦

枚田 明彦
(情報通信システム工学科 教授)

佐藤 和

佐藤 和
(教育センター 准教授)

 とても奇麗で便利な職場です。組織としてのシステムがしっかりしている印象です。1年後の学生配属に向けてしっかり研究室を立ち上げ、活気ある研究室にしていきたいです。
 趣味は登山、マラソン。
 教職員の方々からは優しく、丁寧な印象を受けております。出来るだけ早く職場環境に適応し、さまざまな出会いを楽しみたいと考えております。
 趣味は趣味探し。
       
大貫 俊彦

大貫 俊彦
(教育センター 助教)

 

 

 緑豊かで奇麗なキャンパスと真面目な学生が多い印象があり、とても居心地の良い職場です。今後は工学を志す学生の基礎力となる教養がしっかり身につくように、良い授業を行いたいと思います。
 よろしくお願いします。
 

八幡名誉教授が死去


 教育センターで数学教室教授を務めた八幡誠・名誉教授が9月24日、肺炎のため死去した。73歳。
 八幡氏は昭和42年、本学に助手として就任。平成4年、教授に。学寮委員会や入学試験委員会、学生委員会の委員を歴任し、41年間にわたり大学の発展に貢献した。
PPA

PPA

津田沼教務課 仲村 啓介

 今年度PPA地区懇談会では、広島、福岡の会場幹事を務めさせて頂きました。そして、9月10日の広島会場終了後、それは起こりました。プロ野球で25年ぶりに広島東洋カープがリーグ優勝を飾ったのです。
 街中が異様なまでの熱気に包まれており、巨人ファンの私でさえこの瞬間を共有することができ、嬉しく思いました。
 振り返れば、今回の広島カープは、黒田投手(41)や新井内野手(39)など私(40)と同年代のベテランと言われる選手がプレーで若手を牽引し、培った経験から精神的な支柱となってチームの勢いを後押しした印象があります。
 今の千葉工大は、最先端研究や学部・学科改編などを推進力として、志願者数が全国9位になる等、勢いを感じます。しかし、「勢い」は一瞬の油断で簡単に形勢が変わり、失われる物です。だからこそ、これからの未来に向け、私達「ベテラン」の出番ではないでしょうか。組織の楔くさびや潤滑油となり、これまでの経験を活かした行動力で大学の勢いを更に後押しできれば。そんなことを思う貴重な体験でした。
 そして、今でもあの歓喜の余韻で、背中を押される今日この頃です。

四季雑感

四季雑感

プロジェクトマネジメント学科 下村 道夫

 芸術の秋にちなんで音楽のお話しなど。私には学生時代に友人宅で聞いて以来かれこれ33年間もフリークを続けているミュージシャンがいます。以下、クイズ形式で紹介します。多数の歌手(中山美穂・杏里など)、CMに楽曲を提供する音楽プロデューサーであり、ボーカルに加え、ギター、ピアノを奏でるシンガーソングライターです。楽曲はのりのりのダンスナンバー、情景が浮かぶラブバラード、清涼感たっぷりのインストゥルメンタルなど多岐に渡り、海・夏・女性の気持ちを歌ったものが多くドライブBGMにぴったり。長万部太郎名義でV6に提供した「WAになっておどろう」は長野冬季五輪テーマ曲となり、閉会式での熱唱は全世界に放送されました。スマスマでSMAPと歌の共演をしました。出雲大社や世界遺産平泉といった神聖な場所でコンサートをしました。誰だかさっぱりわからない? 無理もありません。テレビにほぼ出ないため知名度は低いです。正解は『角松敏生』。聞きたい音楽がないとお嘆きの方にお勧めします。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 母が体調を崩したとの知らせを受け、一瞬の里帰りをした。実家で酒屋を営む両親は、大晦日と私達兄妹の結婚式以外で休んでいた記憶がない。そんな母が寝込んでいるとなると、さすがの私も、少し不安になった。
 いつも帰省した際は、母の寝室に私達一家4人分の布団を追加で並べ、昭和の大家族のような風景。寝床に付くと、母はわかりもしないのに私の仕事の話やダンナの仕事が忙しいのか等、矢継ぎ早に質問してきて、正直面倒だ。時折、兄の娘の成績自慢。そっちはどうだ?となかなか寝かせてくれない。
 その日は、だだっ広い部屋に1人で就寝。あまりの静けさに、久しぶりに波の音が聞こえた。当たり前のことが当たり前でなくなると、こうもソワソワするものか。
 秋到来! しんみり、じっくりと色々なことに思いをはせるにはいい季節だ。とり急ぎ、どんな親孝行が出来るか考えてみようと思う。