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2016.7.15

地区懇へ参加呼びかけ


28年度PPA総会 新会長に室川氏

 平成28年度PPA総会が6月25日、習志野文化ホールで開かれ=写真、27年度の事業・決算・監査報告と28年度事業計画・予算、役員を承認。新会長に室川和也氏(未来ロボティクス学科3年の保護者)を選任した。学生の父母など676人が出席した。
 冒頭、矢代照代会長が「PPAの地区懇談会には同窓会会員も出席するので、保護者の皆さんが地元の大先輩との接点を作り、子女の就職の相談にも乗っていただける機会になる」と、地区懇談会への積極参加を呼びかけた。
 次いで小宮一仁学長が「私は4年前のPPA総会の前日に学長に就任し、《学生の身になり、学生の目線に立ったきめ細かい教育》を重点目標に掲げて、全学を挙げて教学の改革に取り組んできました。その結果、昨年度の退学率は理系大学の全国平均を下回るまでに改善されました。6月29日からの新たな任期でも引き続き教学の舵取りを任せていただくことになったので、ご協力を賜りたい」と決意を表明した。
 また瀬戸熊修理事長は今年度から5学部17学科体制がスタートしたこと、この春の一般入試では志願者数が全国の国公私立779大学の中で第9位に入り、志願者増加数では堂々の全国第1位になったことを報告。
 「これは本学が時代の流れや要請に応えられる大学として、学生の満足度の高い教育改革を推し進めるために、全教職員が一丸となって人類社会の役に立つ、夢のある研究や技術開発に努め、グローバルに発信している成果だと考えます」とアピールした。
 総会で承認された役員は次の通り。
 ▽会長 室川和也▽副会長 白川恒平(生命環境科学科2年の保護者)▽同 橋本和明(応用化学科教授)▽監事 岡部みどり(生命環境科学科3年の保護者)▽同 村上利幸(経営情報科学科准教授)

 総会後は津田沼校舎で恒例の学科懇談会と個別面談が行われ、父母たちは学科の取り組みについて説明を受けたり、子の成績などについて報告を受けるなど、教員らと交流が続いた。

平成28年度 PPA地区懇談会会場

長尾研 台湾で展示交流


デザイン展でデジタル作品発表
 台湾の若手デザイナーたちが作品を競う第35回新一代設計展(YODEX〈ヤングデザイナーズエキスポ〉2016=5月13〜16日、台北市の世界貿易センターで開催)に、デザイン科学科・長尾徹教授の研究室が作品を出展。同じ志を持つ現地の学生たちと交流した=写真下
 長尾研は台湾デザインセンターの招聘を受け2012年にも参加。今回は本学と交流協定を結んだ台湾東海大の展示ブースに、共同展示という形で発表した。
 展示したのは「KOMADO(小窓)」と題するデジタル作品。千葉工大のオープンキャンパス来場者用に、ありのままの学内を表現して親近感を持ってもらおうと制作した。視差を利用し臨場感が得られるよう工夫されている。今回はこれを小型化して持参した。
 説明用パンフレットは長尾研の学生たちが中国語、英語、日本語の3カ国語でデザイン。4年生・大学院生に哈爾濱工業大の交換留学生も加わり総勢17人で台北入りした。
 プロジェクトリーダーを務めた神村理芽さん(4年)は「現地の学生たちの意気込みが私たち日本人とはるかに違った。自作への思い入れが大変強く、質問すれば熱心に答えてくれたことが、とても印象的でした」。
 引率した長尾教授は「昨年本学に来校した国立台北科技大生たちも混じって、展示時間外にも盛んに交流しました。近くデザイン科学科主催で開催予定のグローバルデザインワークショップに、台湾東海大生たちも参加予定で、双方向の交流が可能な環境が整ったのは非常にうれしい」と語っている。