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2014.11.15

39人、グアムで夏期語学研修


 夏期英語研修(グアム大学)は39人が参加して8月3〜30日、太平洋・グアム島のグアム大学で行われた。青い空、白いビーチが近いキャンパスで、授業では英会話のほか、課題をプレゼンテーションしたり、寸劇をこなしたりと、みっちり学習。週末には買い物やダイビングを楽しんだ。
 参加者のうち2人の体験は――。
迷いから踏み出して  生命環境科学科2年 有田 真由
 これまでの生活が一変する貴重な経験をすることが出来ました。
 約1カ月、私たちはコンドミニアムでルームシェアのように過ごしました。平日はバスでグアム大学へ向かい、午前は英語の授業を。午後はグアム大のボランティア学生と会話やゲーム、スポーツをしてコミュニケーションをとり合いました。
 休日は自由なので、各々海に行ったり、ショッピングをしたり、グアムでしかできない体験をしました。1カ月は長いようで、本当にあっという間。もう少し残りたい気持ちでいっぱいでした。
 初めは英語で現地学生と交流するのが怖く、なかなか自分から話すことができません。しかし彼らは、私たちが話すのをゆっくり待ってくれたり、分からない表現を簡単な表現に言い直してくれたり、と優しく、自然に仲良くなれた気がします。今でもSNSを通して交流は続いています。
 今回のプログラムは、芝浦工業大生と合同でした。一緒に課題をしたり、遊んだり。千葉工大メンバーはもちろん、一緒にいて家族のように安心できる関係を築けたのではないかと思います。
 親元を離れ自分たちで生活するという自立にもつながりました。
 始めは留学に迷いがありました。1カ月も知らない人と異国で楽しく過ごせるのか。英語は好きだけれど、会話が成り立つのだろうか。
 もし私と同じような気持ちの人がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください。経験したことのない、広い世界が広がります。
 自分が変わるきっかけになった経験ができ、行って良かったと心から思います。
グアム大生とスポーツ交流。右はグアム大学 グアム大生とスポーツ交流。右はグアム大学
グアム大生とスポーツ交流。右はグアム大学
現地ボランティアの学生とディスカッション
現地ボランティアの学生とディスカッション
現地学生、親身な世話  電気電子情報工学専攻修士2年 萩原 光
 学部4年時に大学のプログラムで行った海外研修での体験が忘れられなかったことと、大学卒業前に英語圏の国へ行ってみたいと思い、参加を決めました。
 研修先のグアム大は、海沿いに広大なキャンパスをもつ総合大学。私たちは各施設を使うことができ、授業の合間に参考書を図書館で借りたり、PC演習室でリポートを書いたり、と自由に使うことが出来ました。
 平日の午前は英語の授業(プレゼンテーションやエッセー作りなど)で、午後はボランティア学生とのレクリエーション。例えば英語での伝言ゲームや連想ゲーム。時にはバスケットやサッカーの国際親善試合(?)も行いました。
 今回の研修では、食事はすべて自炊。学生たちは週に何度かスーパーへ買い出しに出かけ、毎晩、宿舎で料理を作っていましたが、そこでも日本とのスケールの差を感じました。基本的に量が多くて大きいアメリカ。みんなでシェアしながら使いました。
 一番不安だった授業も、ボランティア学生が各クラスにサポートとしていてくれて、先生の説明を再度ゆっくり話してくれたり、言い直してくれ、スムーズに授業を受けることが出来ました(もちろん英語で、ですよ)。
 週末は、ボランティア学生と食事に行く人や、街に出て買い物をする人、ダイビングなどのアクティビティーをする人もいました。私もボランティアの学生に、観光ガイドには絶対に載っていない絶景“夕日スポット”に連れて行ってもらったりしました。
 1カ月間、海外で暮らし、最も変わったなと感じたのは英語の聞き取りでした。最初は何を言っているのか全く分からなかったのが、少しずつ分かるようになりました。
 英語が分からない、そもそも英語が嫌いだと、思う人こそ、ぜひ参加してみてください。価値観が変わるほどの体験が出来ます。そして意外に単純な英語で、会話を楽しむことも出来ます。
 出発前には1カ月という長期海外生活への不安がありましたが、行ってみると不安はどこへやら(笑)、あっという間に終わってしまいました。
 今、一番の夢は、何年か経ったら、今回お世話になったボランティアの学生たちに会いに、再びグアムへ行くことです。
ヤシの木の下で(左から4人目が有田さん) 週末にダイビング
ヤシの木の下で(左から4人目が有田さん)   週末にダイビング