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2013.3.15

定年退職者


 3月に定年を迎えられた教職員の皆様が思い出や学生へのエールなど、温かい言葉を残して下さいました。(敬称略)
教員(9人)
 
為広  博 為広  博
(機械サイエンス学科・教授)
伊藤  武 伊藤  武
(電気電子情報工学科・教授)

 笑顔がさわやかでおおらか。きっちりした性格でメリハリのきいた対応は魔法のように学生のやる気を引き出す。教育熱心。世界中を飛び回り撮影した写真はプロ並。

 誰からも信頼され、親しみやすい人柄。その人に合った的確なアドバイスを誰もが頼りにしていた。お酒の場では和やかな雰囲気を醸し出し、楽しい時間を作ってくれた。

小園  茂 小園  茂
(電気電子情報工学科・教授)
池永 博威 池永 博威
(建築都市環境学科・教授)

 学生に対し、いつも笑顔。授業では、重要な部分を丁寧に順を追って説明し、学生から好評。研究でもあきらめず何度も取り組む姿勢は教員らも一目置いていた。

 曲がったことが大嫌いで、一見近寄りがたいイメージ。されど学生には“合格するまで”が目標のNPO的活動家(?)と拝まれる。アルゼンチンタンゴの腕前は超一流。

畑中 宗憲 畑中 宗憲
(建築都市環境学科・教授)
齋藤 共永 齋藤 共永
(デザイン科学科・教授)

 そのたたずまいから、厳しいオーラを発しているが「その道のプロ」になる自覚を常に求め、学生からの信頼が厚かった。地盤研究の第一人者というのはあまりにも有名。

 長身で大柄、物静かな紳士。物事を的確に判断し、授業では一切手を抜かない。お酒好きの一面も。デザインに重要な造形の発想力、その技術は卓越したものがある。

石井 俊夫 石井 俊夫
(教育センター・教授)
長崎 憲一 長崎 憲一
(教育センター・教授)

 いつもニコニコ、優しくユーモアたっぷり。全ての人に平等に細やかな気配りをする尊敬できる「アニキ・父親」だった。学問に対する真摯で厳しい姿勢は尊敬に値する。

 筋を通す……どんな時でもそれを判断して実行するのは難しいが、経験に基づき常に実行して来た。話題が豊富で先生の周りはいつも明るい雰囲気に満たされていた。

清水 秀治 清水 秀治
(機械サイエンス学科・助手)
   

 「気のいい良い先生」温厚な人柄は、無意識のうちに周りの人たちを魅了し、柔和な気分にさせる魔法の力を潜めている。囲碁の腕前は工大随一! 師匠と呼ぶ人多し。

 
 
職員(2人)
 
藤田 捷美 藤田 捷美
(施設課・用務員)
竹山  博 竹山  博
(千種寮事務課・警備主任)

 熱さ、寒さ、どんな悪条件でもテキパキとひたすら業務にあたり、学内のクリーン化に力を注いだ。千葉工大の数々のイベントでも影の立役者として力を発揮した。

 おおらかで穏やか……安定した感情の持ち主。冷静沈着な人柄で誰からも慕われ、寮生からも相談事が多かった。手先が器用で、竹細工、書道、ギターは一流の腕前。

原勇記元常務理事が逝去


 本学元常務理事(顧問)の原勇記氏が3月3日、逝去された。86歳。
 昭和61年7月に事務局長として本学に就任。翌62年4月に常務理事となった。以来、開学50周年事業企画委員会委員長、小型衛星プロジェクト委員会委員などを歴任。常務理事として大学発展に尽力した。平成21年4月から23年12月まで顧問を務めた。本学機械工学科を昭和23年卒の2期生。
同窓会

同窓会

総務部付 三須 敏行

 卒業以来数十年ぶりというOB達が集う。最初は静かに、そのうち賑やかな声が飛び交う。学内見学ツアーが始まる。古い建物、正門前の開かずの踏切、2・3号館の欅は? 食堂は? 残っているのは正門だけ。
 案内は、図書館・正門・通用門(旧正門)。そして記念写真撮影。新2号棟20階、7号館演習室、学生食堂、fuRoロボット、4号館、新1号棟1階space70D(レスキューロボ、フォーミュラカー他)、20階ラウンジ、2・3号館欅伐採材で作成した椅子。一様に隔世の感。驚嘆の声があちこちから上がる。
 学内での懇親会は学生時代にタイムスリップ。昔話に花が咲き楽しい時を過ごす。
 私は案内が終わると、事務局に戻り写真の整理。記念撮影や集合写真等は早くOBにお渡し出来る様に心がけている。
 今年は同窓会のホームカミングデー、千種寮創設50周年式典等様々な行事が行われる。新学生寮もできる。OBの皆さん同窓会開催しませんか?
 母校回帰の手伝いが少しでもできればと思って、レンズを磨いて待っている。

四季雑感

四季雑感

惑星探査研究センター 和田 浩二

 先日ロシアに落下した隕石は、落下途中でまばゆい閃光とともに粉々に砕けてしまいました。ネットやテレビでその鮮明な画像をご覧になった方も多いでしょう。隕石が大気の圧力に耐え切れずに粉砕されたわけで、地球が分厚い大気で覆われているおかげです。
 もし大気がないか、あったとしても火星のように薄ければ、隕石は破壊されずそのまま地面に衝突し、直径数百mの孔が穿たれ壊滅的被害がもたらされたことでしょう。そうならなかったのは地球に厚い大気があるからこそ。
 ちなみに隕石が当たったら痛い? 隕石は小さなかけらになってしまうと、後は空気抵抗と重力が釣り合う速度で落下するだけです。一〇cm程度の隕石片であればその落下速度はおよそ時速七〇kmであり、プロ野球の投手が投げるスピードより遅くなります。一cm程度であればたった時速二〇km。これぐらいなら当たり所さえ間違わなければ直撃しても怪我で済むのではないでしょうか。うーん、大気があってほんとうに良かった。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 世界最大のソーシャルネットワーキングサービス“フェイスブック”。私もユーザーの一人である。
 登録してから公開交流の場での記録媒体兼日記として役立っている。時には息子の折り紙の作品やダイエットの様子、家族の記念日にここぞとばかりに張り切った料理、何気ない日常を公開することによって、色々な人との交流が発生する。
 “友達”として登録されているのは学生や教職員の皆さんから、最近は家族や旧友、と徐々にその範囲も広がってきた。友達が友達をよび、今まで話したこともない人とネット上で交流することは、意外に人見知り?の私には好都合だ。
 時には同僚が頑張っている姿を見たり、同じ母親としての立場からの考えや意見を聞いたり、学生間の交流を垣間見ることは今の私に少なからず刺激を与えてくれる。
 最近の楽しみは、小宮学長の真夜中のケーキタイム“0時を回ったので一服”。この時間にこのシリーズは目に毒だ。(笑)