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2013.3.15

米デポー大生ら来学


未ロボ・電情の研究室訪問
林原研究室でサッカーロボットを見学 開発中のロボットについて王教授の説明を聞く
林原研究室でサッカーロボットを見学 開発中のロボットについて王教授の説明を聞く
 米国デポー大学(DePauw University=ブライアン・ケイシー学長、学部生約2300人、教員約250人)の25人(デイブ・バーク・コンピューター科学科教授ら教員2人・学生23人)が1月15日に来学、未来ロボティクス学科と電気電子情報工学科の研究室を訪問し、教職員・学生たちと交流した。
 富山健・未来ロボティクス学科教授が国際交流でバーク教授らと知り合ったことが縁で、日本のものづくりを探訪するプログラムの一環として千葉工大を訪れた。
 同日午前、宿舎の品川プリンスホテルから、まず電車で東京スカイツリータウンキャンパスへ。未来ロボティクス専攻院生や研究生、未来ロボット技術研究センター(fuRo)スタッフの案内で、アトラクションを楽しんだ。
 午後、津田沼キャンパスに到着し学食で昼食。その後、6号館の教室で、本学側は上條康祐さん(未来ロボティクス専攻修士1年)と奥村悠fuRo主任研究員、デポー側は男女3人の学生が、互いの大学とfuRoを、映像などで紹介し合った。この紹介セミナーには未来ロボティクス学科の学生に留まらず、他学科から多くの学生も参加した。中でも、奥村研究員が持ち込んだリモコンロボットには興味津々で、デポー大学の学生らは代わるがわる操作した。
 次に研究室を紹介。デポー側4〜5人ずつに本学側1〜2人が付き添い、6グループに分かれ、未来ロボティクス学科の菊池耕生教授、王志東教授、林原靖男教授・南方英明准教授、富山教授、米田完教授、中嶋秀朗准教授、電気電子情報工学科の脇本隆之教授の計7研究室を訪問。各研究室では事前準備したロボットのプレゼン、簡易実験などを披露し、デポー大生たちは目を見張り、熱心に質問したりしていた。
 今回は、日本の文化にも触れてもらおうと、夕方、食堂に集まり餅つき大会を実施。国際交流課職員らの手助けで、デポー大の希望男女が交代で杵を振り上げヨイショ!と餅をつき、つきたての餅を試食した。
 午後6時から新2号棟20階の展望ラウンジで懇親会。富山教授の司会で未来ロボティクス学科の大川茂樹教授(学長補佐)が歓迎の言葉を述べ、デポー大のバーク教授と千葉浩子・アジア研究学科教授があいさつを交わした。晩さんをとりながら、デポー大一同に扇子をプレゼント。余興に福笑いや羽根突き、コマなど日本の正月遊びを実演して見せ、2時間ほど懇親会を楽しんだ。
 富山教授が閉会の辞を述べ、一本締め。記念の集合写真を撮った後、一同をホテルへ送った。2次会で交流する有志もいて盛り上がったという。
 参加した学生・院生たちの感想は――。
 高木俊太君(電気電子情報工学科3年)
 英語が通じるか不安でしたが、研究発表に興味を持ってもらえました。
 横沢和彦さん(未来ロボティクス専攻修士2年)
 餅つきや福笑いを一緒に体験。日本の技術や文化をたくさん知っていただけたと思います。
 工藤啓一君(電気電子情報工学科3年)
 英語に自信はありませんでしたが、何とかコミュニケーションが取れ、楽しい交流会になりました。
 上條康祐さん
 海外の学生との交流を貴重な体験として、今後に生かしていきたいと思います。
扇子をプレゼント 福笑いに興じる
扇子をプレゼント 福笑いに興じる
デポー大
 米インディアナ州グリーンキャッスル市に1837年創立されたキリスト教メソジスト派の私立4年制の名門大学。全寮制で少数教育を行い、大学院を持たない。歴史や哲学、数学、化学・生化学、コンピューター科学など現在、人文・社会科学・自然科学系の21学部がある。
グリーンキャッスル市
 インディアナポリスから西に約70キロの治安の良い学園・田園都市で人口約1万人の3割が大学関係者。日本企業3社も進出している。
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