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2013.2.15

千種寮生 活躍した15人を表彰


理事長賞に野口君
学長賞には孫君
理事長賞に野口君 学長賞には孫君
 平成24年度千種寮生表彰式は1月22日、同寮で行われ、15人が受賞した。理事長賞に未来ロボティクス学科、野口淳矢君=写真右、学長賞には情報ネットワーク学科、孫星越君=同左=が選ばれた。
 賞は毎年、大学と寮の運営や、クラブ活動で活躍し、学業成績も優秀な4年生に贈られる。
 受賞者を代表して野口君が謝辞を述べ、全員で寮歌「逍遥歌」を合唱した。謝辞(要旨)は次のとおり。
 
充実した寮生活 仲間らのおかげ 野口 淳矢
 時が経つのは早いもので、私達が千種寮に入寮してから4年の月日が経ってしまいました。入寮当時を振り返ってみると、新しい生活に期待を抱く一方、不安や戸惑いでいっぱいでした。そんな私に優しく接してくれた先輩方の姿は、とても印象に残っています。
 そして4年前の寮生表彰式の時、代表として賞を受賞された4年の先輩方の後ろ姿のなんと大きく感じたことでしょう。入寮当時からしてみれば、寮長を経験し、謝辞を述べるなど想像もつきませんでした。
 この4年間、寮生活、学業、サークル活動、アルバイトと、あわただしくも充実した日々を送らせていただきました。中でも寮長として過ごした1年間が一番心に残っています。
 少しでも寮生活を良くしようと思い、指導や行事、寮生活のルールなど多くのことに手を加えました。プレッシャーに押しつぶされそうになったこともありました。
 「私の方針一つで寮生全員の生活に影響が出る」。そう意識した時、地位とは権力ではなく責任なのだと実感しました。そんな重圧につぶれることなく寮長を1年間務めることが出来たのは、執行部の仲間たちのおかげだと思います。
 今年1年間を振り返ってみると、普段の生活はもとより運動会や千種寮祭といった両行事でも大いに盛り上がり、寮生活最後の年として素晴らしい思い出が出来ました。これも皆が一つの目標に向かって企画や準備を頑張ってくれたからだと思います。このような生活を送らせてくれた後輩たちに感謝し、今後の活躍を期待しています。
謝辞を述べる野口君
謝辞を述べる野口君
寮生表彰受賞者(敬称略)
千種寮理事長賞 野口淳矢(未来ロボティクス学科・茨城)▽千種寮学長賞 孫星越(情報ネットワーク学科・中国)▽学寮委員長賞 加藤卓馬(情報ネットワーク学科・千葉)、金子郁容(電気電子情報工学科・新潟)、菊池浩平(生命環境科学科・香川)、小金将樹(金融・経営リスク科学科・栃木)、下田一也(未来ロボティクス学科・大分)、深谷憲太(プロジェクトマネジメント学科・山梨)、細井雄太(プロジェクトマネジメント学科・埼玉)▽功労賞 秋山文宏(建築都市環境学科・神奈川)、木野田遼(プロジェクトマネジメント学科・千葉)、工藤拓也(情報工学科・山形)、設楽雄大(建築都市環境学科・栃木)、鈴木雅人(建築都市環境学科・山形)、木諒(電気電子情報工学科・千葉)

出版


現場に役立つ最新データ
柴田裕史助教
柴田裕史助教
 日本油化学会が創立60周年を記念し、従来編集してきた「便覧」を、広範なデータブックに衣替えした。
 油化学の包括分野は食品、医薬品、化粧品、洗剤、工業用品、バイオ燃料などのバイオ関連技術、ものづくりに必要なナノテクノロジーなど、多岐にわたる。本書は関連分野の研究者たちのために、現場に役立つ最新の基礎データ、技術データなどをまとめた。
 I編 油脂・脂質▽II編 界面活性剤▽III編 関連技術および安全性・法規制データ――の3編で構成。各編は目的データを探しやすいよう、さらに項目分けされている。
 柴田助教は研究室で界面の精密制御を中心技術として、生命分野では人工骨などの生体材料、環境分野では光エネルギー変換材料や環境浄化触媒材料などの創製に取り組んでいる。
 本書では「III編3章 ナノテクノロジー3・1無機粒子の分散技術」を担当。塗料、化粧品などさまざまな分野で用いられている無機粒子の粉砕・分散を行うための手法と装置を解説した。また、分散させた無機粒子の分散安定性を向上させるための方法も概説している。
 B5版704ペ−ジ。
油脂・脂質・界面活性剤データブック
油脂・脂質・界面活性剤データブック
著者= 日本油化学会編、柴田裕史・本学生命環境科学科助教らが共同執筆
出版= 丸善出版
価格= 3万3600円(税込)

クラブの活動状況

クラブの活動状況
PPA

PPA

PPA監事 相原 美雪

 風も無く穏やかな年明けの七日。
 近年、金運のパワースポットとして人気の門前仲町にある深川不動堂に行ってきました。
 駅から続く参道には出店が並びお正月気分。
 梵字が刻まれた本堂の壁に圧倒されつつ参拝者の列に並び、家内安全を祈願。
 開運招福お守り入りのおみくじを引くと大吉。人に忍と福と寿命の三徳を与える福神といわれる達磨が入っていました。
 豆腐田楽が名物のお店で昼食をとると浅草まで足をのばす事に・・・・・・。
 清澄白河・森下辺りには深川七福神があり、お正月には門前に旗が立てられ、七福神巡りの目印となっているそうです。
 初場所間近の国技館がある両国辺りで行き先をスカイツリーに変更。
 歩き始めて一時間ちょっとで、大勢の人で賑わう東京ソラマチに到着。スカイツリータウンキャンパスに向かうがたどり着けず今回は断念。
 錦糸町までの途中、江戸切子の工房に立ち寄りその繊細な美しさに魅了されました。
 一万七千歩、下町散策の楽しい一日でした。

四季雑感

四季雑感

就職・進路支援部 高梨 昇

 新歌舞伎座の柿落とし4月公演開始を楽しみにしている者の一人です。歌舞伎について詳しい方ではありませんが、昨年亡くなられた18代目中村勘三郎さんの演目を観てから、大変興味を持ち通うようになりました。
 江戸庶民の娯楽であった歌舞伎を江戸庶民の気持ちになって観ることは江戸時代にタイムスリップした感覚にもなります。勿論、インターホンガイドを借りての観賞ですが舞台と客席が一体となって時間が過ぎていく空間にいると気持ちもリフレッシュして来ます。
 歌舞伎独特の衣装や演技にもそれぞれ意味があって面白く感動を受けます。歌舞伎役者の全力で演技する姿が観客に様々な感動を与えているからこそ最後は大きな拍手が起こります。
 時々、大学生の集団と思われる女性グループを目にします。教員らしき人の解説を聞きながら真剣な表情で見ていますが、昼になると豪華なお弁当を楽しそうに食べています。自分は簡単にオニギリで済ませ幕間の館内散策を楽しみますが、名物のかき揚そばと小倉アイスはお奨めです。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 平成24年度も、あっという間の1年だった。
あと1カ月あるので気が早いと言われてしまうかもしれないが、この時期から、卒業に向けて学生達の活動を取材したり、定年退職される教員の方々へアンケートを出したり、並行して4月に入学する学生用の誌面構成を考えたりと、意外にめまぐるしい。
 そんなさなか、姪からの爆弾発言「4月からの大学生活は大橋家で送ります!」と。そういえば、私は第一子を出産するために里帰りし、兄の家に半年間居候した。彼女はそのときちょうど小学校1年生。突然の私と息子の登場に、キャッキャとはしゃぎ、息子を寝かしつけたいのにベッドの周りをくるくる回りちょっかい出していた事を思い出す。朝が苦手で、母親に怒られ、毎日べそをかいて小学校へいく後ろ姿が昨日のことのようだ。
 偶然にも、第2子である娘が4月から小学生。まさか、二人揃って叩き起こされるようなことにはならないと思うが、いつにも増して春が待ち遠しい。