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2011.12.15

津田沼祭 開く


「強い想い」で震災乗り越えよう
くつした教室は子どもたちに大人気 大祭を盛り上げたよさこいソーラン風神
くつした教室は子どもたちに大人気 大祭を盛り上げた
よさこいソーラン風神
乗車コースが広々として満足 たこやきの腕も上がって
乗車コースが広々として満足 たこやきの腕も上がって
 秋恒例の大行事「第62回津田沼祭」が、11月20〜22日の3日間、新2号棟の完成でイベントスペースが増えた津田沼キャンパスで開催された。
 今年のテーマは「強い想い」――。東日本大震災による液状化で被害に遭った習志野市民と一緒に、市全体でがんばろう!と思える津田沼祭にしたい……という実行委員の想いが込められた。
 開催スペースが変わって、祭り風景も例年と少し様変わり。実行委一同は一丸となって、準備に力を注いだ。
 祭りに訪れた市民たちは3日間で延べ1万2586人。参加者1人1人が強い想いを抱いて、千葉工大祭を盛り上げた。
 実行委員長の中里君は「今年ほど大祭メンバーが少なかった年はなかったのでは? チームで効率的に作業をこなすことに専念しました。当日は、至らない点も多々ありましたが、教職員の皆様のご協力と、メンバーの団結力を生かして乗り切りました。感謝します」と振り返った。

キャンパスツアー好評


11月オープンキャンパス
フォーミュラカーの加工現場で キャンパスアドバイザーから情報をゲット!
フォーミュラカーの加工現場で キャンパスアドバイザーから情報をゲット!
 11月オープンキャンパスが11月26日(土)、津田沼校舎で開催された。
 昨年好評だった千葉工大生による学科相談会と、低学年向けに本学を紹介する「1、2年生集まれ!」を実施したほか、今回新たに、キャンパスツアーを企画した。
 学生たちが実際に学んでいる研究室を巡ったり、未来ロボット技術研究センターのロボット「core」を見学、フォーミュラカーの製作現場も訪れた。普段見ることができない光景で、参加者に好評だった。
 新学生ホール棟にスイーツ無料体験が設けられ、来場者たちはホッと一息。キャンパスアドバイザーらと交流し、笑いの絶えない空間が広がった。
 来場者の興味を引いたのが新1号棟1階フロアで紹介された「THE CITものづくり」。本学のものづくり支援プログラムに採択された数グループが、自慢の研究成果を披露。ユニークな研究や作品に質問も多く、にぎわった。
 開催時間は短かったが、昨年を上回る578人が来場した。

未ロボの30体 総出演


「まちづくり」で市民と交流
 毎年11月恒例の催し・習志野市「みんなでまちづくり」(京成津田沼駅ビル・サンロード津田沼)に11月5日(土)、未来ロボティクス学科がロボット展示し、訪れた市民と交流した。
 催しは、市民協働インフォメーションルームと市の男女共同参画センター登録団体が、市民にまちづくりへの理解を深めてもらうことなどを目的に開催。今年で8回目になるが、ロボット展示は今回が初めて。サンロード5階に40畳敷きフロアを提供してくれた。
 富山健研究室のメンバーを筆頭に7人が運営・説明スタッフとなり、ここぞと、メンタルロボのパロやロボカップのロボ、恐竜型プレオ、ゾイドのデススティンガーなど30体近く、集められる限りのロボを出演させた。
 時間は2時間と少なかったが、あちこちで最先端ロボを囲んで、驚いたり感心したり。愛らしいアザラシ型のメンタルコミットロボには、年配者も思わず笑顔。特に子どもたちは1時間以上もロボットたちと戯れ、訪れたみんなに喜んで触って見てもらえたという。
 イベントの様子はスタッフが撮影し、ユーストリームでリアルタイムに動画配信、自宅パソコンでも市民に楽しんでもらった。
同窓会

同窓会

磯海 善隆

 今年1年間で、88歳になる元気な第1期生から、この春大学を出たての方まで、沢山の同窓生にお会いしました。校友の方のお住まいも、北は北海道から南は九州沖縄まで様々。はたまた、海外からも現地に永住している方が40数年ぶりにお越しになりました。さすが、7万人を超える同窓生を誇る大学だと感じる日々です。
 人気店すし職人と銀座の老舗寿司屋の設計者。どちらも本学OBです。
大空を飛びまわる旅客機のキャプテンのOBと整備場で機体整備をするOG、日本一の旅館で働くOBとその旅行プランを作るOB、新潟の有名蔵元で働くOBと広告代理店に勤めるOG。
 大学の学問がそのまま活かせる分野には、本当に沢山の卒業生が活躍中です。でも、ほんの少し違う分野でも、見事に活躍している方々がいます。未来を拓くカギはあなたの手のひらにあり、可能性を創る勇気は、きっと心の中にあります。
 活躍するすべての同窓生が、在学生のあなたを、1日も早く私たちの仲間に迎え入れたいと心待ちにしていることを、覚えておいて下さい。

四季雑感

四季雑感

監査室 野 善夫

 津田沼校地の整備も進み校地が開け、以前よりさらに学内が明るくなった感じがする。
 とりわけプラザ(六号館前の池を囲む学生の憩いの場)が明るくなった。その中にある枝振りのよい木々と白玉砂利に囲まれた雪見燈籠が置かれたちょっとした和風庭園をご存知かな。これまでは少しばかり日陰にひっそりという感じであった。
 この和風庭園は、本学第七代理事長であった川島正次郎先生の愛されたお庭のほんの一部を移設したものとのことである。先生はくしくも今回の整備計画で解体された本館。一・二・三号館などを建設され、今日の本学の基礎を築かれるとともに、国会議員として助成を含め私学振興の道筋をつける中枢におられた方である。
 今回の整備で環境面では一段とステップアップしたが、その中身の充実とともに、高層化され広がった空地に今後の本学の行く末がかかっているように思う。
 枝振りのよくなった木々の中の梅に新芽がしっかり膨らんでいる。花の咲くのを今から楽しみにしている。高き御空より楽しみにしている人がいるように思える。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 今年ほど、自分に一体何が出来るだろうか?と問い、何も出来ない自分を歯がゆく思い、いたずらに過ぎていく時間に心を痛めた人が多かったのではないかと思う。
 今年もあっという間に過ぎてしまい、私に何ができただろうか……と振り返っても、納得のできることはほとんど出来なかったというのが本当のところ。
 ニュースCITにおいて、復興へのニュースは未来ロボット技術研究センターのクインスが立ち上がり、国内初の原発対応ロボットとして被災地へ旅立ち、私達に希望を与えてくれた。また、建築都市環境学科の石原研究室のメンバーを中心としたグラウンドサポーターズのアクションに、学生達の無償の愛を感じ、頭が下がる思いでいっぱいになった。ただただ、見守るだけの立場が申し訳なく思う。
 間もなくクリスマスにお正月。今年は色々な思いを抱いてすごすことになるだろう。この1年間頑張った、全ての方々にサンタさんがきてくれるようお祈りしています。