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2011.4.15

ゆったり、風格の新2号棟


――開放的で明るい研究空間
 津田沼・芝園キャンパス再開発計画の集大成として威容を現したツインタワー。新2号棟の竣工式は豊田耕作理事長、本岡誠一学長、施工の三井住友・五洋建設共同企業体の関係者ら約110人が出席して行われた。
 修祓式の後、直会で本岡学長は「高校生がこのタワーを見て、ここで勉強してみたいと思うことを願っている」。乾杯に立った瀬戸熊修常務は「本学は来年創立70周年を迎える。新しい歴史を刻む節目に、立派なツインタワーが完成し喜びに耐えない」とあいさつした。
 新2号棟は鉄骨造り地下1階・地上20階建てで、横河建築設計事務所が設計した。
 コンセプトはツインタワーとして▽地域のランドマークに▽師弟のコミュニケーションを育む開放型に▽御影石張りで伸びやかな縦ラインを強調▽歩行者の目線に近い低層部を基壇に、彫りの深い安定感あるデザイン――を心掛け、ゆったりとして風格のあるキャンパスの顔が出現した。
 1〜2階は主に本部機構、役員室、3〜19階をオフィス・ラボが占め、明るく開放的な空間で勉学・研究に打ち込める。
 各オフィス・ラボは新1号棟同様、同一の基本ユニットで構成し、学科編成の変更などに柔軟に対応できる。地下1階のアスレチックジムにはサンクンガーデンと植栽を隣接させ、明るい採光や気軽な出入りを可能にした。
 湾岸エリアにそびえ、20階の展望ラウンジからは東京湾やスカイツリー、富士山を望む。2階役員室や20階展望ラウンジの腰壁に張った木材は、キャンパス内でやむを得ず伐採した樹木を使用。低層部の屋上にはソーラーパネルを設置。自然換気、雨水利用、LED照明を採用するなど、環境に配慮した未来的な建物となった。
津田沼キャンパス 新2号棟
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