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2009.10.15

コミュニケーションロボットシステム開発へ
本学、積水ハウスと共同研究


NEDOの大型プロジェクトに採択
大川准教授(左)と古田fuRo所長
大川准教授(左)と古田fuRo所長
 本学は積水ハウス株式会社と共同で、高齢者向けコミュニケーションロボットシステム開発を進めることになり、このほど共同研究に着手した。これは独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)が進める「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」の一環で、高齢者など生活に支援が必要な人々が主体的に生きるための自立環境をロボットシステムによって構築するのが狙い。NEDOは、公募による複数の提案の中から、本研究を採択することを決定し、2009〜10年度の2年間、総額1億3000万円の助成金を支出する。
 本研究は、少子高齢化や介護者不足という社会環境下、高齢者が自宅にいながら負担が少なく健康管理を行えるよう、コミュニケーション・ロボットテクノロジー(RT)を用いた生体センサ等の要素技術や、それらを統合したシステムの開発と機能の検証を行い、将来的な実用化を視野にビジネスモデルの検討を進めるもの。
 本学は、未来ロボティクス学科の大川茂樹准教授の研究室および未来ロボット技術研究センター(fuRo)が共同研究に従事。高齢者が在宅のまま、健康維持・増進につながるアドバイスが得られるRT技術の開発を担当する。
 具体的には、各種の医療用センサを利用して高齢者の健康データを自動的に計測、その分析から健康状態を推定し、アドバイスを行う技術に加えて、音声認識や音声合成を用いたコミュニケーションを積極的に取り入れることにより、高齢者に本人の健康状態を音声で問いかけ、発話内容を解釈・理解して健康状態を推定し、健康アドバイスを行う技術を開発するなどが主な内容。
 積水ハウスは、この共同研究を受け、2013年度を目標に在宅健康管理・支援システムの実用化を目指すことにしている。

学部教育シンポを初開催


各教員から35件の発表
11月20日に口頭発表へ
優秀発表を表彰
教育シンポで展示されたポスター
教育シンポで展示されたポスター
 本学は、教育について全学的な情報共有と意見交換を行い、各教員の授業に対する意識や教育手法・技術の向上をはかり、より良い教育の実現につなげることを目的に、今年度から「学部教育シンポジウム」を開催することになり、9月14日、津田沼校舎7号館で第1部のポスター講演が行われた。
 シンポジウムは本学FD委員会(委員長・米田完未来ロボティクス学科教授)と教育業績表彰委員会(委員長・佐野利男経営情報科学科教授)が共催、第1部のポスター講演について、参加(来場)教員の投票、表彰委員会審議により、第2部の口頭発表対象講演を選び、11月20日に津田沼校舎新1号棟3階大教室で、第1部で選出された教員が口頭発表を行う。これを受け、表彰委員会は教育業績表彰委員会細則に基づき審査、口頭発表の内容が大学の教育力の向上に資すると判断したものについて、委員会表彰を行う。
 今回の第1回シンポジウムには各学科、教育センター教員から35件の講演発表があり、各教員が日頃、教育現場で実際に行っている授業、演習、教材開発などの具体例が発表された。
 FD委員会では、今回のシンポジウムを通じ、各教員が学内の教育情報を共有し、有効だったノウハウや失敗だった試みを学び、より良い教育の実践に結びつけることを期待している。

青木さんデザインのグッズ
オーキャンなどで配布へ


青木さん(中央)がデザインした各種グッズ
青木さん(中央)がデザインした各種グッズ
 本学では、進学相談会やオープンキャンパス等で、来場者への記念品としてオリジナルグッズを配布している。従来は、大学名を入れただけの販促グッズ等が主流であったが、今年度はデザイン科学科4年の青木友希さんの協力を得て、本学ならではのグッズ作りに挑戦した。
 9月オープンキャンパス用のリングノートをはじめ、ペンセットや来客用の紙袋と用途も様々。それぞれに合ったデザインでまとめ、関係者からも好評だ。
 青木さんは「使う人たちに、喜ばれるデザインを目指しました。長く使ってもらえたら嬉しい!
 ジャンルにかかわらず、色々な物のデザインにチャレンジしていきたい」と、今後の活躍にも期待できそうだ。

作間主任に千葉県体育協会功労章


作間主任
作間主任
 財団法人千葉県体育協会はこのほど、本学津田沼警備室、作間優一主任を千葉県体育協会功労章として表彰することを決定した。表彰式は来年1月16日、千葉市中央区の「ホテルポートプラザちば」で行われる。

就職未内定者対象にリスタート講座開催


3年、大学院1年の先取り講座も
 本学キャリアセンターは、来春卒業予定で、就職が内定していない4年生、大学院2年生を対象に9月4日、「リスタート講座」を開き、就職支援活動を行った。
 講座は、未内定の原因分析、個別またはグループカウンセリングで具体的な対策を立て、実践スケジュールを作成するなどし「就職力」を付けさせる内容。
 キャリアセンターはまた、3年生、大学院1年生を対象に夏休み(9月)を利用し「就職活動先取り講座」を開催した。「就活のための自己分析講座」「コミュニケーション能力UP講座」の2本立てで、秋から始まる本格的就職活動に備えるもので、参加学生からは「授業では経験できない、自分自身の理解を深めること、それを人前で話す経験ができたことは非常にためになった」「本格的に始まる就職活動に生かしていきたい」などの感想が寄せられた。

平成22年度
入学生納付金据え置き


平成22年度入学生納付金据え置き