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2007.12.15

平成19年度 産学懇談会


――400社と情報交換
産学懇談会には約400社の人事担当者が参加、本学との情報交換が活発に行われた 人事担当者と歓談する豊田理事長
産学懇談会には約400社の人事担当者が参加、本学との情報交換が活発に行われた 人事担当者と歓談する豊田理事長
 本学と企業が就職に関して情報交換を行う産学懇談会(平成19年度)が11月2日(金)、ホテルニューオータニ幕張で開かれた。約400社の人事担当者が参加、本学からは豊田耕作理事長、本岡誠一学長はじめ梅村茂就職委員長(機械サイエンス学科教授)ら教職員多数が出席した。
本岡学長 梅村就職委員長 上野准教授
本岡学長 梅村就職委員長 上野准教授
本岡学長「人間教育・技術教育を充実」
 第1部では本岡学長があいさつ。初めに「日本経済は上向きだが、一方で金融面などで不透明な部分がある。また、少子化で新入生にばらつきもある」と現状を説明した。
 その中で本学は「師弟同行・自学自律」をモットーに、技術者教育はもちろん、教養・専門基礎科目を重視した人間教育を行っている――と教育方針を紹介した。さらに本学の新校舎建築などハード面の充実を説明したあと、「これを機にご意見をいただき、産学の交流を深めたい」と参加者にお礼を述べた。
 続いて梅村就職委員長が本学の就職指導体制を説明。「今年の求人は学部が8471社、大学院が6563社とそれぞれ昨年比1000社以上増えた。本学の教育が信頼をいただいている証拠だと思う」と語り、さらなる協力をお願いした。
 このあと、デザイン科学科の上野義雪准教授が『人間工学からみた物・空間づくりと人づくり』と題して講演。インテリア計画・ユニバーサルデザインの専門家として、「何でも人間工学」とその必要性を訴え、「人間工学は便利さではなく、“しやすさ”を追求するもの。人を中心に人・物・空間との関わりを明らかにする学問だ」と説明して具体的な事例を紹介した。
 第2部の懇親会では、宇野英隆常任理事(前学長)が乾杯の音頭をとり参加企業の担当者にお礼を述べたあと「本学は教える大学から育てる大学へ脱皮している。今後も見守っていただきたい」とあいさつした。

佐藤さん 優秀ポスター発表賞


「マグネシウム合金の耐食性」を研究
軽金属学会から優秀ポスター発表賞を受賞した佐藤さんと作品
軽金属学会から優秀ポスター発表賞を受賞した佐藤さんと作品
 本学大学院機械サイエンス専攻1年(高谷松文研究室)の佐藤麻里さんは、軽金属学会の今年度優秀ポスター発表賞を受賞した。
 受賞対象の研究テーマは「ジルコニウム系化成被膜によるマグネシウム合金の耐食性」。マグネシウム合金に、ジルコニウム系化成処理液を用いて化成処理を施し、被膜中のジルコニウム量の測定と表面観察、さらに耐食性について調査した。
 マグネシウムは、リサイクル性がよく軽量であることから今後の実用的な利用が期待されているが、腐食しやすいという欠点がある。
 授賞式は、11月10日に千葉大学で開かれた軽金属学会第113回秋季大会で行われた。佐藤さんは受賞について「高谷教授や研究室の皆さんの協力・助言の賜物です」と語っている。

よさこいソーラン風神 最高の舞に準大賞


「ちばYOSAKOI2007」初出場で
気合の入った踊りが観客を魅了 出場者全員でつかんだ準大賞に大喜びの風神メンバー
気合の入った踊りが観客を魅了 出場者全員でつかんだ準大賞に
大喜びの風神メンバー
ソーランリズムに気持ちが乗った 一糸乱れぬこの演舞
ソーランリズムに
気持ちが乗った
一糸乱れぬこの演舞
 10月27日と28日に千葉中央公園で行われた「ちばYOSAKOI2007」で、本学学生のチーム「よさこいソーラン風神」が初出場で「ミニマム準大賞」を獲得した。今大会のテーマは「幸(さち)」で曲名は「KAMIKAZE」だった。
 風神は04年11月に津田沼祭で10人ほどでデビュー、普段は新習志野公民館で練習を行っている。この公民館は狭く、今年は他サークルの協力も得て芝園体育館でも練習ができた。
 現在人数は30人ほど。今年は4月の新入生歓迎祭、習志野や船橋の市民祭などに出場、10月の松戸よさこいや、木更津舞尊では賞を取っている。
 代表者の橋本英樹君(プロジェクトマネジメント学科3年)は「大賞でなくて残念だったが、大賞のチームが受賞演舞が出来ないため、実行委員会にお願いして我々が演舞をやった。笑顔も掛け声も素晴らしかった」と喜びを語った。
◆風神のHP http://yosakoifuujin.tuzikaze.com/
奥田 實氏(前同窓会会長)滋賀県文化功労賞を受賞

奥田氏
奥田氏
 千葉工業大学評議員・前同窓会会長の奥田實氏が、滋賀県文化功労賞(芸術文化部門・陶芸)を受賞し、11月29日に滋賀県公館で行われた贈呈式で表彰された。
 奥田氏は、これまでに大型陶器の開発に努め、国内外の多くの現代美術家に提供し、美術界に新素材として陶板を定着させるとともに、産地である信楽の活性化に貢献した。また、滋賀県立陶芸の森の設立にかかわるなど、滋賀県の文化振興に大きく貢献した、というのが受賞の理由になっている。
 同氏は、昭和31年に工業経営学科を卒業。平成5年から同17年まで本学同窓会会長として活躍され、現在は信楽焼振興協議会会長を務め、信楽焼の発展に貢献している。
推薦入試796人が志願

AO(創造型)入試は526人
 平成20年度のAO・推薦入試が、11月の指定校推薦を最後に全て終了した。
 今年度は、新たに全学部・全学科で簡単な実技試験などを実施する「アドミッション・オフィス(創造型)入学試験」を9月8日、9日の2日間で実施。10月13日、14日にも「アドミッション・オフィス入学試験」を行った。
 また、11月10日は専門高校推薦(自己推薦型)入試、帰国生徒特別入試、社会人特別入試、編入学試験を、11月11日には自己推薦入学試験をそれぞれ実施した。11月18日は、指定校制の推薦入試(専門高校含む)、帰国生徒推薦入試のほか、外国人留学生特別入試をそれぞれ行った。
 志願者数は、アドミッション・オフィス(創造型)入試で526人。アドミッション・オフィス入試で367人。また、その他の推薦入試全体で796人となった。