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新入生諸君、ご入学おめでとう。 ご列席のご父母の皆様にも心からお慶び申し上げます。 さて、既に7年目を迎えた21世紀は「知識基盤社会」であるといわれ、知識・学問への要求が大変強い時代であります。そして、科学技術の進展には目を見張るものがあり、日本政府として「科学技術創造立国」を大方針に据えていることは、皆様よくご存知の通りであります。また、私達の住んでいるこの地球も「地球温暖化」現象が始まりつつあり、世界各国が手を取り合って何らかの対策を考えなければならない事態に近づきつつありますことも、マスコミ報道などで皆様ご承知の通りであります。 この意味において、理工系大学ではこれらに役立つ基礎教育に一段と奮起しなければならないと覚悟を新たにしているところであります。 ここで私は、諸君が入学されたこの千葉工業大学の沿革について一言ご説明申し上げたいと思います。 本学の創立は1942年(昭和17年)にさかのぼります。創立に際し、日本の将来の命運を担う優れた技術者を養成するため「興亜工業大学」と命名されました。この「興亜」という名称からもお判り頂けるように、日本の国策に沿って設立されたものであり、単なる私立工業大学ではなく、国立大学に準じたもので国家の期待が大変大きかったのであります。 現在のわが国で、創立当初から旧制大学という形で設立された工業大学は本学をもって嚆矢とするもので、本年で創立65年を迎えますことを申し上げておきたいと思います。そして、諸君の先輩に当る本学卒業生は既に6万5千余名をかぞえ、企業の第一線で活躍し、社会から高い評価をうけ、日本の経済成長をしっかり支えてきております。本日入学された諸君も、これら先輩に続くことを願って止みません。 |
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の レスキューロボットデモ |
早速新入生にアタックする 学友会 |
式典の感慨を胸に退場 | 学長の講話に聞き入る 新入生たち |
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