2007.2.15
4面

18年度 千種寮寮生表彰


理事長賞は西澤君
学長賞には島田君
寮生表彰受賞者(敬称略)
▽千種寮理事長賞
 西澤 一樹(3棟・電気電子情報工学科)
 
▽千種寮学長賞
 島田 寛之(2棟・生命環境科学科)
 
▽功労賞
 石川 友裕(3棟・建築都市環境学科)
 岡崎 雅樹(3棟・プロジェクトマネジメント学科)
 安留 啓太(4棟・機械サイエンス学科)
 陸   (4棟・情報ネットワーク学科)
▽学寮委員長賞
 青砥 雅浩(2棟・デザイン科学科)
 岸  悠太(1棟・機械サイエンス学科)
 (3棟・建築都市環境学科)
 三科 拓哉(3棟・機械サイエンス学科)
 山科 拓 (3棟・電気電子情報工学科)

 寮生活で功績のあった4年生を表彰する「千種寮寮生表彰式」が1月15日(月)、千種寮食堂で行われ11人が受賞した。
 理事長賞には、寮長を務めた西澤一樹君が選ばれ、原勇記常務理事から表彰状と記念品が、学長賞には島田寛之君が選ばれ、本岡誠一学長から表彰状と記念品が贈られた。この後、芳賀裕学寮委員長(電気電子情報工学科教授)が学寮委員長賞(5人)と功労賞(4人)を表彰した。
 本岡学長は祝辞の中で「寮生活での最高の財産は諸君が生涯の友を得たということです。また、寮生活で培った協調性、主体性、柔軟性をもって社会で大いに活躍してください」と励ました。次いで原常務理事が「諸君は寮生活で身につけたコミュニケーション力を企業に入ってから生かし、いやな仕事でもリーダーシップをとって積極的に引き受けてください。それが人生を拓く根源になるからです」と門出のエールを贈った。
 受賞者を代表して、西澤君が謝辞(別項)を述べた。
西澤一樹君の謝辞(抜粋)
この経験 自信と誇りに
 長野県から初めて千種寮に来て早4年という歳月が流れようとしています。
 私はこの千種寮で集団生活の意義や礼儀作法を学びました。寮生活での一番の思い出は3年生で寮長になったことです。寮長という経験を通じ、人をまとめることの難しさ、人にものを伝えることの難しさを知り、そして何より仲間がいることの大切さを学びました。
 私たち4年生は今春、この千種寮で得た自信と誇りを胸に社会に旅立ちます。時には辛い事や悩み事があると思います。そんな時、この千種寮で過ごしてきた仲間を思い出せば逆境も跳ねのける糧となることでしょう。
理事長賞受賞の西澤君(右)と学長賞受賞の島田君
理事長賞受賞の西澤君(右)と
学長賞受賞の島田君

現代GP教育シンポ 地域と連携した人材育成に期待


教育サポートなど3年間で47件実践
荻林教授 教育シンポのパネリスト
荻林教授 教育シンポのパネリスト
 本学は地域活性化のコア(核)として、文部科学省の「現代的教育ニーズ支援プログラム(現代GP)」として「地域との連携による工科系キャリア学習支援」に取り組んでいるが、「地域の教育力と千葉工業大学の役割」をメインテーマに現代GP教育シンポジウム(千葉工大現代GP実行委主催)が昨年12月16日(土)、津田沼校舎4号館431教室で開かれ、116人の参加者により活発な議論が繰り広げられた。
 本学はこの3年間、小中高校や自治体の社会教育をサポートする「キャリア学習支援」で24件、大学の専門性を生かしたロボット組立のほか、街づくりやベンチ製作に協力する「職能訓練」で23件のプログラムを実践してきた。その中間報告と課題を探るためシンポジウムを開催した。
 本岡誠一学長のあいさつに続き、経済産業省関東経済産業局産業部次長の久野美和子氏が「地域連携による人材育成と大学への期待」と題し基調講演。「企業は読み書き・計算の基礎学力を備え、他人とコミュニケーションを取れる社会人基礎力のある学生を求めている。地域と協力しつつ人材を育てる大学への期待は大きい」と本学の取り組みにエールを送った。
 このあと、現代GP実行委員長の荻林成章・社会システム科学部教授よりこれまでの活動の概要が報告され「(学外)参加者は延べ1800人、学生への教育力向上が見られ、継続を望む声が強い」と述べた。また中嶋秀朗・工学部未来ロボティクス学科講師は「ロボット産業創発プロジェクトでは学生にチームワークが生まれ、ノウハウは社会人になってからも役立つ」と指摘した。
 休憩をはさみ、行政や不登校児支援NPOなどのメンバーら7人でメインテーマに沿ってパネルディスカッションが行われ、参加者からは現代GPを歓迎する意見が強かった。また、学生や高校教諭からも質問や発言の手が相次いで上がり、2時間近いシンポジウムは実り多かった。
教育シンポパネリスト(敬称略)
▽瀧上 信光(千葉商大政策情報学部長)
▽須藤 元夫(船橋市教委社会教育課長)
▽松島 裕之(NPOネモちば不登校・ひきこもりネットワーク事務局長)
▽鎌田 元弘(工学部建築都市環境学科教授)
▽大林 光次(芝園事務課長補佐)
▽北野 直寛(工学部機械サイエンス学科2年)
【司会】
植田 浩義(PCFテクノロジー代表)

新任紹介(敬称略)


馬渕 三郎(まぶち さぶろう)
施設部(技術員)
馬渕 三郎(まぶち さぶろう)  職場の印象は、和やかで熱意と適度な緊張感が漂っており、メリハリのある良い雰囲気。このような環境で働けることに感謝!水泳、散歩、スポーツ観戦が趣味で「健康が一番」がモットー。気持は若いけれど、体(顔)はちょっと年季が入っている新参者(笑)。施設の保守、管理の仕事を早く覚え、大学の雰囲気にも馴れるよう努力します。よろしくお願いします。
PPA

同窓会

土木学科46年卒 泉水 慶吉

 全国高校総合体育大会のサッカー競技が、JEF市原のホームタウンである市原市で開催された平成17年8月2日、皇太子殿下がサッカー試合観戦のために、本市に行啓なされました。
 私は幸運にも、市原市議会議長の任にありましたので、堂本千葉県知事、本清県議会議長、佐久間市原市長と共にお迎え致しましたが、緊張して試合内容は覚えておりません。
 観戦後、昼食に同席した折、知事が「市長と議長は高校でクラスメートだったそうですが、方言でお話しては?殿下はその地方の言葉に大変興味をお持ちですから!!」と言ったのを機に、雰囲気が和らぎました。
 私は右隣にお座りの殿下に「急に言われても!!」と申し上げながら、何か御披露しなければと考え、在学中ワンゲルで重いキスリングを背に山歩きした頃を思い出し、「あーこわえー=(疲れた)」などの市原方言?を紹介したところ、殿下をはじめ皆さんが声をあげて喜ばれました。後日、東宮侍従長より「今までこんなに楽しい事はなかった」と殿下のお言付けがありました。

四季雑感

四季雑感

芝園事務課 田中 照穂

 梅の季節で思い浮かぶのは水戸偕楽園であるが、水戸藩はこれよりも前に、現在、巨人軍のフランチャイズである東京ドームの前身の後楽園球場に隣接する所に、江戸の上屋敷の庭園として、この球場名のゆかりの後楽園を造った。
 相当前に一度だけ行ったことがあり、そんなところに何で行ったのかよく覚えていないが多分、近くの礫川公園の地下に射撃場があり、仲間と鉄砲撃ち遊びをした帰りに寄ったのだと思う。中に入ると折角の名園も荒れ放題に荒れ果てて原始林の如くなっていたが、それだけに鳥が多く、これが東京の真ん中かと思われるほど幽邃の境であったが、今は綺麗に整備されているのでは。
 庭園名の由来は、中国は明の時代、儒学の教え「天下の憂いに先だって憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」を天下とは民であり、「民の憂いに先だって憂い、民の楽しみに後れて楽しむ」という、政への反省から後楽園と名付けられたという庭園の説明文があったと記憶している。これは、水戸藩が理想としたものだと思うが、いつの時代でも理想と現実はなかなか近くはない。

編集だより

編集だより

入試広報課 大橋 慶子

 おふくろの味、地方それぞれの味の代表格ともいえる「味噌」がブームだ。味噌汁バーや味噌汁居酒屋、さらには手作り講習会など、日本人にとって当たり前だった味が見直されている。
 我が家では朝の食卓に必ず味噌汁を作るよう心がけているが、眠かったり、慌ただしかったりする朝には、味噌汁の具は減るものの、最後の一滴まで味噌汁を飲んでもらえることは少ない。その度、私は昔母に言われたことをダンナと息子に言うようにしている。「汁がいいんだよ。栄養が溶けてるんだからー!」。
 実際に、味噌が健康に良いというデータは数多く、ガン防止、胃潰瘍防止、老化防止などに効果がある他、消化促進作用や毒素分解作用、タバコの害を防止するなど……「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」――という江戸時代のことわざにもうなずけるほどだ。
 しかし、ブームになるというのは珍しいものになっているということ。ハンバーグやポテトで育った親は子供に味噌汁を作らないのだろうか?



←3面

千葉工業大学/〒275-0016 千葉県習志野市津田沼2-17-1
Copyright © 1998-2006 Chiba Institute of Technology. All rights reserved.