松崎助手ら、年間作品賞受賞
日本デザイン学会「折りたたみ自転車」 の設計・改良で
本学デザイン科学科の松崎元(げん)助手、井村五郎教授(故人=4面に訃報記事を掲載)、OBの渡辺哲也さん、新井義和さん(ともに平成8年大学院工業デザイン学専攻博士前期課程修了)、松島望さん(同9年同課程修了)らが、昨年11月5日付で、日本デザイン学会(会長・杉山和雄氏)から平成16年度日本デザイン学会年間作品賞を授与された。
井村教授らは、従来に比べて少ない動作と工程でより小さくなり、多くの公共交通機関への持ち込みに対応できる新機構の「折りたたみ自転車」を設計し、改良を加えながら三度の試作を行ってきた。
作品の特徴は、自転車を構成する4つの要素(ハンドル・サドル・前輪・後輪)が、メーンフレームを四つ折り(クロス折り)にすることで小さく折りたためるリンク機構である。
「クロス折り自転車の試作」は、ユニークな視点からの論考がなされ、すぐれた研究であると認められ、今回の受賞となった。
|