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世界初の方式の大面積ダストセンサーを搭載した 宇宙塵探査衛星ASTERISC(アスタリスク)始動!!


  • 惑星探査研究センターの超小型衛星2号機である宇宙塵探査実証衛星ASTERISC(アスタリスク)が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証2号機の一つとしてイプシロンロケット5号機により2021年11月9日9時55分16秒(日本標準時)に打ち上げられ、正常に軌道投入されました。
  • 11月9日夜の第一可視でASTERISCとの交信に成功。その後の運用により、安定したコマンド・テレメトリ通信を確立しました。ASTERISCに搭載された全搭載機器を地上からのコマンドによって起動させることに成功し、現在は各機器の動作を確認する初期運用を実施しています。初期運用終了後、ノミナルの観測運用に入る予定です。
  • ASTERISCは、独自に開発した世界初の方式の大面積膜型ダストセンサー(粒子観測装置)を搭載し、軌道上の天然の宇宙塵と人為的な微小スペースデブリ(宇宙ごみ)を観測することを目的とする3Uキューブサットです。併せて、将来ミッションを視野に入れた国産の衛星バス技術の軌道実証も行います。
  • 衛星サイズより大きい膜型ダストセンサーを用いることで、軌道上の数が少ない宇宙塵を十分量観測し、太陽系史の様々なプロセスに関わってきたとされる宇宙塵の分布や特性などの詳細を明らかにしたいと考えています。また、実態がよくわかっていない微小スペースデブリの観測を通じて、宇宙環境問題への貢献も期待しています。