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次世代海洋資源研究センター 野崎達生 招聘研究員らが、日本最古の鉱床から新鉱物を発見!!


発表のポイント

  • 日本最古の茨城県日立鉱山不動滝鉱床から、新鉱物が発見された。
  • 茨城県から新鉱物が発見されたのは初めて。
  • 新鉱物「日立鉱」の化学組成・結晶構造から、鉱物の分類について新しいシリーズを提案。さらなる未知鉱物の発見の手がかりを得る。
  • この発見は、地球科学的見地から、鉱床の生成当時の環境の推定・制約に役立ち、さらに新規材料物質開発への寄与が期待される。

概要

 茨城県北部に存在する日立鉱山には約5.3億年前に生成された日本最古の鉱床があります(Nozaki et al. 2014)。日立鉱山不動滝鉱床中の鉱石を精査した結果、新鉱物を発見し、これを「日立鉱」と命名しました。日立鉱は極微小で、重元素を含むため、結晶構造の決定が困難でしたが、放射光を用いることで構造解析に成功しました。このような新発見と、新たな鉱物結晶学的考察を行った研究成果は、鉱物学分野で最も権威ある英国の学術雑誌「Mineralogical Magazine」に掲載されました(2019年7月6日受理)。

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