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海洋マントルの有機炭素検出 ――南太平洋アイツタキ島マントル捕獲岩からのアプローチ――


[ 概要 ]
東京大学大気海洋研究所の秋澤紀克助教を中心として、京都大学大学院人間・環境学研究科、広島大学大学院先進理工系科学研究科、東京工業大学理学院、千葉工業大学次世代海洋資源研究センターのメンバーで構成される共同研究チームは、南太平洋アイツタキ島のマントル捕獲岩を用いて、海洋域のマントルが有機炭素を含むことを明らかにしました。
本研究では、南太平洋・クック諸島の島であるアイツタキ島で採取されたマントル捕獲岩に含まれるマントル由来の炭素系物質である炭酸塩鉱物をマイクロスケールで解析し、その起源は表層から運ばれた有機炭素であることを解明することができました。先行研究では、海洋域のマントル由来ダイヤモンドが、炭素解析において人的に混入した可能性が指摘されており、海洋域のマントルの炭素解析結果が問題視されていました。本研究成果から、海洋域では深部マントルまで達する表層からの炭素循環経路があると推察でき、地球規模での炭素循環実態解明への貢献が期待されます。

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