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高度100kmの宇宙空間からの流星粒子回収プロジェクトをスタート~第一弾として小型観測ロケットによる超音速飛翔実験に成功~


 千葉工業大学が開発した小型観測ロケットCSSR(Chiba-koudai Small Sounding Rocket)の打ち上げ実験を7月8日午前8時6分45秒に実施しました。テレメトリのデータより、本ロケットは高度約4.9kmへ達したことが分かりました。また、その高度まで到達するためには少なくとも音速を超えることが必要となるため、シミュレーション値であるマッハ1.22を記録したと予想されています。
同じくテレメトリのデータにより頂点付近でのパラシュート開傘に成功したことが分かりました。
回収予想地点からはロケットエンジンの一部の回収にも成功いたしました。
 本実験では伊豆大島差木地広場から打ち上げ実験を実施し、初の試みを実行することが出来、本学が研究開発を進めている新型ロケット燃料である低融点熱可塑性樹脂による飛翔実証にも成功したことから、メインミッションは成功したと判断しております。
 本実験の成果は、今後数年以内の打ち上げを目指した高度30kmに到達する観測ロケットの設計製作に生かされます。最終的には高度100kmの宇宙空間を目指し、流星粒子などの回収を行うロケットとして運用を予定しております。