研究室紹介 名言で触れる想い

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Daisuke Terada 工学部 先端材料工学科 寺田 大将 准教授

わたしの年表 Chronological table EPISODE #003

1977年
長崎県に生まれる。小学校まで徒歩1時間(約5km)の山間部で育つ。
2004年
九州大学大学院 総合理工学府 物質理工学専攻 博士後期課程を修了。
在学中から、主に金属材料を主体として、材料組織と強度や延性などの力学特性の研究を始める。
2014年
千葉工業大学 工学部 機械サイエンス学科 准教授。
2016年
同、工学部 先端材料工学科 准教授に着任予定。

Field of study 研究内容

橋やビルなどの建築物、自動車や飛行機のような輸送機器などを形づくる構造用材料には、簡単には変形しない強さが求められます。
しかし強い材料ほど、実は脆いのが一般的です。
私の研究室では、材料組織をナノ・マイクロレベルで制御することで、「強さ」と「粘り強さ」をあわせもった理想的な材料をつくる研究を
行っています。これまでにない材料を生み出すことができれば、例えば自動車や飛行機をもっと軽量化したり、今まで実現できなかった
新しい建造物を作ることもできるでしょう。

Q.研究を始めたきっかけは何ですか?

自然豊かな環境で育ち、子供の頃は野山で虫やトカゲを相手に遊んでいました。
その中で、次第に自然科学に興味を抱くようになったのがきっかけと言えるかもしれません。

Q.研究を続けていく中での先生の「やりがい」は?

実験を通して新しい現象を発見し、その現象をいかに理解していくか。考察を重ねていく過程が楽しいです。また、研究室の学生がめきめきと成長していく姿を見るのも感動的ですね。

Q.新たにチャレンジしたいテーマは何ですか?

教科書に書き加えられるような、新しい材料強化の考え方をまとめることができたらいいなと思っています。

Q.座右の銘を教えてください。

「当たり前」に疑問を持つこと、違和感を見過ごさないこと。

Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。

夢を追いかけている自分に満足するのではなく、成長を確認しながら、着実に歩を進めていってください。

DAISUKE TERADA meets 宇宙兄弟

“新しいモノ作ろうって話なんだ 最初は何だって“仮説”だろ”

?「月面で落ちないバギーをつくる」という無理難題に、ユニークな仮説を
思いついた主人公・ムッタ。予算や時間の問題が多すぎて実現は不可能だと、
鼻で笑う技術者たちに、ムッタはこう言う。

「でも……今みんなが笑ったことが」
「もし実現できたらさ」
「誰も文句言わなくなるよ」

「新しいモノ作ろうって話なんだ」
「最初は何だって“仮説”だろ」

目の前にある難題は、本当に越えられない壁なんだろうか?
現状を疑うことが、進化の原動力になる。

Side Story

子供の頃に肌身離さず持っていた飼育図鑑と昆虫図鑑。
図鑑から得られる知識は私の好奇心を大いに満たしてくれました。
知ることの楽しさを教えてもらったように思います。
知りたいという欲求は、いまでも研究を進めていく上での
一番の原動力になっています。

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