「福祉応用システム」という名の通り、研究室では高齢者や体の不自由な人たちを支援する技術やシステムの研究に取り組んでいます。
具体的には、より安全で多機能な車いすの走行制御システム、筋電位信号で義手を制御する技術、センサを用いて高齢者の体調の変化などを見守る
システムなどがテーマです。
こうした研究を積み重ね、実用化へとつなげることで、一人でも多くの人が生き生きと、安全で前向きな生活を送れる日が来ることを
期待しています。
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Q.研究を始めたきっかけは何ですか?
- 大学受験の勉強をしていたころ、テレビで看護師の方のドキュメンタリー番組を見ました。
同世代の方が、生命を救う現場で奮闘している姿を見て、私も将来人間の命や生活を助けることがしたいと思ったことがきっかけです。
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Q.研究を続けていく中での先生の「やりがい」は?
- 「数式や計測制御理論」といった技術が、「人間の感覚、生活、心」にいかに届くか、を追究しているとも言えるので、その奥深さや無限の可能性がやりがいです。
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Q.研究室ではどんな活動をされていますか?
- 大学院生とは学会発表などで地方に一緒に出かけることもあります。
研究活動だけでなく、“遊び”にもまじめに取り組んでいます。
2009年にはフットサルの大会にチームで出場し、準優勝しました。
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Q.座右の銘を教えてください。
- 「あらゆるところにヒントがある」。
学生との雑談からひらめきを得ることもあるので、頭を柔軟に、広い視野で考えるようにしています。
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Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。
- 範囲を限定しないで学ぶことが大事です。遊びやスポーツも含めて、
何が役に立つかは誰にもわからないので、多くのことを吸収してください。