研究室紹介 名言で触れる想い

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Hashimoto Kazuaki 工学部 応用化学科 セラミック材料工学研究室 橋本 和明 教授

わたしの年表 Chronological table EPISODE #006

1961年
北海道で生まれる。少年時代はアニメ番組「鉄腕アトム」に育てられた。
1993年
千葉工業大学 大学院 工学専攻 工業化学博士課程を修了。
同年
リン酸三カルシウムの合成に関する研究に着手。
2006年
千葉工業大学 工学部 生命環境科学科 教授。
2016年
同、工学部 応用化学科 教授に着任予定。

Field of study 研究内容

高齢者の骨密度の低下による骨折や骨粗しょう症が問題視されています。不足している骨を補う代替材料にはさまざまなものがありますが、
私は中でも、ハイドロキシアパタイトやそれに関連したリン酸カルシウムの合成と評価を行っています。
また、細胞レベルでの生体材料の評価を行い、材料によって骨の再生を促進させることも研究テーマのひとつです。
代替材料や自らの骨からつくった人工骨によって、弱くなった骨を補うことで、生活能力や質を高め、
その人らしい毎日を送る手助けができると考えています。

Q.研究を始めたきっかけは何ですか?

鉄腕アトムに登場する「お茶の水博士」に憧れていたからです。
また、アメリカの古いSFドラマがきっかけで、人造人間にも興味を持っていましたね。

Q.研究を続けていく中での先生の「やりがい」は?

自分が研究した物質や素材が、やがて製品となり、世間の日の目を見ること。
そして、その製品が、骨や硬組織に疾患をもつ方々の生活の助けになれば嬉しいです。

Q.これまでの研究人生で心に残った言葉を教えてください。

ある老教授に言われた言葉です。
「大工は毎日必ずカンナをひく。大工がカンナを引けなくなったら、なにも言わずに大工を辞めるだろう。アカデミアにいる研究者も日々研究する。研究者が研究できなくなったら、研究者を辞めなさい。」

Q.座右の銘を教えてください。

「物事は淡々とこなす。止まない雨はない,必ず晴れるだろう。」

Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。

夢は一つではなく、多くの夢を持て。

KAZUAKI HASHIMOTO meets 宇宙兄弟

“手探りでも何でもいい 意地でも次のドアに手をのばし続けることだ”

宇宙飛行士ブライアン・Jは、NASAに憧れるティーンエイジャーたちに
こう語った。

「人の人生には」
「いくつもの”夢のドア”がある」

「人は…例えば『宇宙へ行く』みたいな大きな夢を持った時」
「目の前に現れたバカでかいドアに萎縮して」
「向こう側へ行くことを諦めちまう」
「『開けられるわけがない』――ってな」
「だがビビることはないんだよ」

「本当ははじめから――」
「そんな”バカでかいドア”なんてものはない」

「小さなドアが」「いっぱいあるだけだ」

(中略)

「手探りでも何でもいい」
「意地でも次のドアに手をのばし続けることだ」

「そんなことしてる間に――」
「気付いたら」
「宇宙遊泳とかしてるかもよ?」

Side Story

  • 千葉工業大学工業化学科(応用化学科)入学時の集合写真。昔は学科ごとに入学生の集合写真を撮っていて、人数が多いので
    3組に分かれて撮影した。
    前列の左から3番目が橋本先生。

  • 学生時代の研究ノート。
    研究ノートは昔も今も細かく記録している。

  • 学生時代の研究ノートの中身。

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