研究室紹介 名言で触れる想い

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Chizuko Akazawa 創造工学部 デザイン科学科 リビング・プロダクトデザイン研究室 赤澤 智津子 教授

わたしの年表 Chronological table EPISODE #009

1965年
東京都で生まれる。幼稚園では紙の工作がお気に入りに。
1988年
多摩美術大学 デザイン科 立体デザイン専攻 プロダクトデザイン専修を卒業。
同年
積水化学工業株式会社で生活用品のデザインを担当。
2009年
千葉大学 博士課程 デザイン心理研究室で学位取得。
同年
千葉工業大学 工学部 デザイン科学科 准教授。
2015年
同、工学部 デザイン科学科 教授。
2016年
同、創造工学部 デザイン科学科 教授に着任予定。

Field of study 研究内容

デザインには、利便性や使いやすさのほかに、感覚的・心理的な価値が存在します。使い続けることで生まれる知覚の広がりや、
製品に魅力を感じる要因やメカニズムなど、ものと人との関係性が研究テーマです。
デザインは基本的には「問題解決」であり、何が問題・課題であるかはその時々の社会状況によって変わります。
現代では、いろいろな意味で「コミュニケーション」が課題であると思います。「リサーチから具体的な提案まで」を含む、
広い意味でのデザインの考え方を用いることで、解決方法の一端が見いだせるのではないかと考えています。

Q.研究を始めたきっかけは何ですか?

高校生のとき、コップのような日常的なものでも魅力的なものであれば使うたびに人をうれしい気持ちにさせることができるのだなと気づき、そういうモノ作りをしてみたいと思ったことがきっかけです。

Q.研究室での具体的な活動について教えてください。

活動としては,県内企業の広報の仕組み提案や、地元商店会のイメージ向上プランの提案、メーカーの
商品パッケージ(プロモーション)を題材としたテーマなど、実践的なデザイン提案も積極的に行っています。

Q.研究を続けるうえでの「やりがい」とは?

人に良かったと喜んでもらえること。自分が人の役に立っているかも、と思えることがやりがいです。

Q.研究を続けるうえで心がけていることを教えてください。

デザインでは、他者とのやり取りが多く求められます。
相手が望んでいることを理解するように心がけています。

Q.若い世代に向けて、アドバイスをどうぞ。

面白そうだと思ったらすぐ見に行ったり、話を聞きに行ったり、好きな気持ちや関心を持って動くことが大切だと思います。予想もしなかった出来事や
偶然の出会いから、将来のきっかけが見つかることもあると思うので。

CHIZUKO AKAZAWA meets 宇宙兄弟

“もしあなたが何かの瞬間 抑えきれない心臓の高鳴りをきいたら信じてみてください”

宇宙飛行士を目指すせりかの憧れは、天文学者のシャロン博士。
子供時代にせりかが読んだシャロンの著書には、こんな一節があった。

「私が 夢だった天文学者になれたのはきっと――」
「若き日の“ドキドキ”を」
「信じたからです」

「もしあなたが何かの瞬間」
「抑えきれない心臓の高鳴りをきいたら――」

「信じてみてください」

Side Story

他領域の本。
「企業で製品デザインの仕事をしていた頃はデザイン関連書しか見ることはなかったのですが、宗教人類学や写真史を専門とする他大学の教授や学生と知り合いになり、フィールド調査に
連れて行ってもらったりするうちに、別の視点でデザインを捉えるようになりました。
これが大学への転職につながったと思います。」

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